4月22日(水)
先日、15日、国立がんセンターが、国内のがん患者の統計を発表した。テレビや新聞でもニュースとして報じられた。国内で集計できた癌患者の治療の統計からの5年生存率だ。全国的調査故に、対象年度が、09年〜11年と、10年も前の数値ではあるが、一応最も公的な数値だろう。多くの部位の癌の中で、膵癌の生存率の低さたるやと、唖然とするほどの値だ。前立腺や乳房は90%台、胃や大腸でも60〜70%台。難と言われる肝臓や肺でも30%台と、二桁台だ。一桁台は、膵臓だけ。ワースト2の胆嚢胆管がんは24%。
値だけをみたら、暗く落ち込まざるを得ないような気分だ。が。
ここからは、ではなくて、楽観的になれることを書いてゆこう。
まず、膵癌は発見がとても難しい。初期症状はほとんどなく、しかも進行がとても早い。臓器の特色として、十二指腸や肝臓など、他臓器と複雑な関係にあると言われている。
そんな膵癌だが、私の場合は、早期発見されたのが、幸いだった。