畑のつぶやき

畑や田んぼの作物の生育や農作業の報告
農家の暮らしの日記
田畑を取り巻く自然の移ろいの描写
食、農への思い

見舞

2020-05-06 21:34:55 | 膵臓癌

5月6日(水)

学生時代からの友人が見舞いに来てくれた。台風被害の後片付けを手伝ってくれながら、久しぶりに色々の話をした。暗くなると、部屋に入り、話は続いた。

彼とは、大学に入ってすぐに知り合い、親しくなった。学生時代は、お互い、自らの生き方や、社会の見方などに共通の問題意識を持った。学生運動を共にし、様々な状況を共有した。運動をしながら、アルバイトも共にしたりを通し、そのまま、アルバイト先の会社に就職することになり、他の仲間と一緒に、グループローテーション勤務なども経験する。会社では、労働組合を立ち上げて、会社と交渉したりもした。それぞれに、10年近くの勤務を経て、彼は他の仲間たちと企業し、前後し、私は農業への道を選択する。

以後は、それぞれに違う道を歩んできたが、年に一度とはゆかないが、お互い飲み、語り合うことは続いていた。他の仲間も含め、大いに飲み、語り、議論しあった。

久しぶりの、「再会」だったが、お酒なしでも、’よく語り合えたようだ。だいぶ時間が経って、彼は、「じゃあ、そろそろ」と立ち上がった。

その時、私の目から、涙がポロリと。妙に生々しかった。

20年近くになるか。彼は、趣味の夏山に登り、そのまま、二度と会うことができなくなっていた。

コメント (1)
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