ぼくは行かない どこへも
ボヘミアンのようには…
気仙沼在住の千田基嗣の詩とエッセイ、読書の記録を随時掲載します。

熊谷達也 微睡みの海 角川書店

2014-05-07 01:08:50 | エッセイ
  東北の三陸海岸の架空の都市、仙河海市を舞台にしたシリーズの第2作。  帯の表に「3・11を目前に、生命を燃やし求め合う男女三人、肉体の純愛小説」、裏には、「2010年春、東北の港町・仙河海市の美術館で働く笑子は、半ば眠ったように平穏な生活を送っていた。副館長、菅原との情事だけが、平和な日常の句読点-しかし、昔勤務していた中学の教え子、祐樹との再会が笑子を長い眠りから覚ます。年上と年 . . . 本文を読む