ぼくは行かない どこへも
ボヘミアンのようには…
気仙沼在住の千田基嗣の詩とエッセイ、読書の記録を随時掲載します。

石津ちひろ・詩 加藤久仁生・絵 ほんとうのじぶん 理論社

2014-06-21 18:35:13 | エッセイ
 石津さんは、これまでも、理論社から、「あしたのあたしはあたらしいあたし」、「ラブソング」と、それぞれ画家は違うが、小ぶりな可愛らしい体裁の絵本のような詩集を出されている。この詩集は、ことし5月の初版第一刷。  ある日、帰宅したら、理論社から、小包が届いていて、開けてみると、この本だった。  薄青い空の下に、子どもが3人並んでいる。地上に立っているようでもあり、雲の前に浮かんでいるようでもある . . . 本文を読む

松下圭一 ロック『市民政府論』を読む 岩波現代文庫

2014-06-21 17:14:20 | エッセイ
 松下圭一氏は、法政大学名誉教授、政治学者。私も所属する自治体学会の思想的バックボーンとも称すべき学者。  私の家の本棚には、「社会教育の終焉」(筑摩書房、1986年初版)、「日本の自治・分権」(岩波新書、1996年)、「政治・行政の考え方」(岩波新書、1998年)、「自治体は変わるか」(岩波新書、1999年)の4冊がある。ごく早期からの日本の地方分権推進の立役者のひとりである。  さて、この . . . 本文を読む