ぼくは行かない どこへも
ボヘミアンのようには…
気仙沼在住の千田基嗣の詩とエッセイ、読書の記録を随時掲載します。

ミシェル・ド・モンテーニュ 宮下志朗訳 エセー5 白水社

2015-02-01 23:24:49 | エッセイ
 エセーである。  似非(えせ)ではない。  私は似非モンテーニュ、ではあるかもしれない。  なんでそう思い立ったのか、今となっては定かではないが、あるとき、モンテーニュのエセーを読もうと思い立った。Essais 、随想録。ふつうに言うエッセイ、随想、随筆の元祖。  清少納言の枕草子は、平安時代だから、それよりはずっと下るし、方丈記、徒然草も鎌倉時代か、日本の方が、ずっと歴史が古い、とも言 . . . 本文を読む

かくれんぼしましょあっぷっぷ

2015-02-01 21:20:50 | 詩集湾Ⅱ(1993年5月20日)
六月の晴れた午前 陽のあたる廊下の開け放たれたカーテンのかげにもぞもぞと動くものがある   ― ねえ、××、どこに行ったの?いないわねえ どこに行っちゃったのかしら?   ママがパパに目くばせして廊下の隅を指さす   ― おや、ほんとだ どこに行っちゃったんだろう?   晴れわたった六月の空 気持ちのいい風がガラス . . . 本文を読む