ぼくは行かない どこへも
ボヘミアンのようには…
気仙沼在住の千田基嗣の詩とエッセイ、読書の記録を随時掲載します。

内田樹 私家版・ユダヤ文化論 文春新書

2014-11-24 14:57:55 | エッセイ

 以下は、2011年6月6日のツイート。

 内田樹@levinassien 「私家版・ユダヤ文化論」。文春新書このひとのユダヤ論だったら読んでみたい、と数日前思った。あ、レヴィナスか、と。ユダヤ論って、トンデモ本が多いと思うが、これは全然違う。ユダヤに興味のある人は、必読だな。内田先生の本は、今年6冊目(対談含め)かな。

 ユダヤ文化論(内田樹@levinassien) の帯「キャロル・キングとリーバー&ストーラー抜きのアメリカン・ポップスが想像できないように、マルクスとフロイトとフッサールとレヴィナスとレヴィ=ストロースとデリダを抜きにした哲学史は想像することもできない。」分かりやすくはないけど。

 昨日、イスラエル人とユダヤ人のデュエットによるイマジン聞いた時、この本読み始めていた。こういう奇妙な符合はけっこうある。ま、たまたま以上のことは無いのだろうけど、こういうたまたまは、ぼくとして、悪くないことだと考えている。共時性というか、ボードレールの、何だっけ。

 この前の「他者と死者」もだけど、簡単に読めそうでいて、実は簡単には分からない。読後、わからなさが塊りとして残る。そういう本が好きだな。100%分かった気になる本はつまらない。読む意味がない、とまで思ってしまう。しばらく、内田先生@levinassienは師と仰いでいきたいものだ。

 

(2014年11月24日の注;「イスラエル人とユダヤ人」って何のことだと思うが、思い返すに、イスラエル在住のユダヤ人と、他の国(たとえばアメリカ)在住のユダヤ人のデュエットということだと思う。ユダヤ人の人口は、イスラエルではなくてアメリカ在住の人々が最も多いと聞いた。)


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