ぼくは行かない どこへも
ボヘミアンのようには…
気仙沼在住の千田基嗣の詩とエッセイ、読書の記録を随時掲載します。

それでどうなったかというと

2013-10-09 22:05:59 | 肯定する

昨日昼間夢を見た

白昼夢

太陽はまぶしく空は青かった

白い雲も浮かんでいた

ぽっかりぽっかりぽっかりと三つ

 

空を見上げていると

足下がおろそかになる

道に石ころが落ちていたりする

つまづく

ひっころぶ

転倒する

頭を強打する

 

とそれが夢だったと

歩いて帰る道すがら

草を一本引きぬいて

風を切りながら

鼻歌を歌う

ふんふんふんふんふ~ん

胸に声を響かせてベルカントで

というのは気持ちが悪いので

しかし

前に声をだして

腹筋に自然に力は入って

力まずに

のどを狭めずに

ふんふんふんふんふ~ん

まっすぐ前に飛ばす

これは夢ではない

気持ちの良い戸外を

のんびりと歩く

目的も定めずに

ぶらぶらと歩く

川沿いの道を

水の流れを目にしながら

歩く

 

とか言っているうちに

家に辿りついていたりする

夢ではない

 

夢だった?


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