昨日昼間夢を見た
白昼夢
太陽はまぶしく空は青かった
白い雲も浮かんでいた
ぽっかりぽっかりぽっかりと三つ
空を見上げていると
足下がおろそかになる
道に石ころが落ちていたりする
つまづく
ひっころぶ
転倒する
頭を強打する
とそれが夢だったと
歩いて帰る道すがら
草を一本引きぬいて
風を切りながら
鼻歌を歌う
ふんふんふんふんふ~ん
胸に声を響かせてベルカントで
というのは気持ちが悪いので
しかし
前に声をだして
腹筋に自然に力は入って
力まずに
のどを狭めずに
ふんふんふんふんふ~ん
まっすぐ前に飛ばす
これは夢ではない
気持ちの良い戸外を
のんびりと歩く
目的も定めずに
ぶらぶらと歩く
川沿いの道を
水の流れを目にしながら
歩く
とか言っているうちに
家に辿りついていたりする
夢ではない
あ
夢だった?
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