ぼくは行かない どこへも
ボヘミアンのようには…
気仙沼在住の千田基嗣の詩とエッセイ、読書の記録を随時掲載します。

エッセイ 健康について宮沢和史から教えられたこと

2013-01-22 23:37:34 | エッセイ

 宮沢和史は、ロックバンド、ザ・ブームのリーダーだと思うが、1966年生まれで、私よりちょうど10歳若い。最近、本を読むのも、私より若い作家や学者のものを読むことが増えてきた。すこし前までは、若いひとのものは読めない、読んでもあまり得るところが無いなどと思いこんでいたが、特に震災以降だろうか、変わってきた。
 大澤真幸とか、斉藤環とか、宮台真司とか、古市憲寿とか、開沼博とか。最近は、社会学者の範疇のひとが多いな。
 ご隠居、などと呼ばれてもおかしくないような年になって、ばりばりの現役世代が、年下だというような状況になってしまったのだろう。
 このところ、私の後輩が、どんどんおじいさんになっている。いや、老けこんでいるというわけではなくて、ぜんぜん、若くてバリバリのロック野郎だったりするのが、子どもに子どもができてしまったとか。いや、普通に結婚して、孫ができたという話なのだが、そういう時間の経過、年月の移り変わりを目の当たりにしてしまうというわけだ。
 というわけで、10歳年下の宮沢和史氏の言うことにも、たいへん感心して、その言葉にしたがっているということを述べたい。
 毎週、土曜と日曜のどちらかが出勤となる。車に乗って、カーラジオをスイッチオンする。いや、あえてスイッチオンしなくても、車のキーを回せば、自動的にラジオも聞こえてくる。土曜出勤の際は、NHKで、ピーター・バラカン氏。ロックとその前史、リズム&ブルースや、生ギターのブルースや、場合によっては、カントリーとかフォークソングとかまあもろもろ、その該博な知識とともに、いい感じのロックを朝から聞かせてもらう。7時半の時点ではもう始まっており、8時過ぎの職場到着まで、この番組を楽しませてもらっている。
 日曜日は、DateFM、仙台FMで、つまり、ボタンひとつでチューニングだけはするのだが、(もちろん、気仙沼の災害FMを聴いている時もある。)8時から、宮沢和史の「ミヤザワールド」。エンジンをかけた瞬間は、どんな番組だったか忘れたが、とにかく走っていると、8時過ぎから「ミヤザワールド」とか聞こえてくる。
 これは、もちろん、宮沢と世界とをくっつけたのだが、語呂的には、「ウイ・アー・ザ・ワールド」にも重なる。
 で、どんな曲がかかるかというと、ザ・ブームとか、宮沢自身の曲、だけではないが、具体的にどうこうは思い出せない。
 数ヶ月前のことだが、日曜日、晴れた日、いつものように、気仙沼市本吉町大谷あたりの海岸線を走っていると、この番組が始まり、宮沢が「えー、私は、実は朝起きるとすぐうがいをするのです。」などと語り始めた。「夜寝ている最中、口の中に雑菌が繁殖して、朝、寝起きがいちばん、雑菌の多い、不潔なときなのです。そこで、私は、朝起きると、まず、必ずうがいをするのです。」
 なるほど。私は、朝起きると、小用のあとまず一杯の水を飲むことを習慣としている。これは、誰だって、寝起きは喉が渇いているので、ごくありふれた習慣だと思う。さて、私は、次の日から、さっそく、水を飲む前に、かならず、うがいをすることにした。これは、その日からすぐに習慣となり、今に至るまで続いている。宮沢和史がラジオで言ったので、さっそく、次の日から実行した。
 それで、その結果だが、私はつねづね、どちらかというと下痢気味のときが多かった。特段病気だとか、具合が悪いとか言うのでもないが、水っぽいというか。それが、寝起きの「うがい」をはじめて以降、状態がよろしくなった。バナナ状のものがよろしいという話はあるが、そういう日もある。もちろん、日々変化するのであるが、全体的に、固い方向にシフトした。下痢という状態が極端に減った。なんとなく気分も良い。
 そして、実は、体重も若干増加した。
 この体重増加というファクターだけ捉えれば、逆に、体にはどうなのということにもあるが、全体的に、体調は良くなっている。腸内の大腸菌の状態が良くなったのだろうと思う。
 そういえば、実は、若干小太り加減のほうが健康には良い、寿命も長いとかいう説があるようだ。もちろん、太っていれば良いというわけではなく、どの程度の肉や脂肪の付き方が程よい加減なのかはあるだろうが。
 ということで、宮沢和史氏に学んだ健康法を実践しているという話題でした。

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