ぼくは行かない どこへも
ボヘミアンのようには…
気仙沼在住の千田基嗣の詩とエッセイ、読書の記録を随時掲載します。

詩誌霧笛第2期第24号 編集後記 24年9月発行

2013-01-14 18:38:48 | 霧笛編集後記
〈編集後記〉
◆詩のボクシングの気仙沼大会が、昨年に引き続き、九月八日、面瀬中学校にて開催された。今回は、藤村洋介君が優勝、全国大会への出場を決めた。その日は私は仕事の都合で欠席。仙台の日野修さんや、昨年に引き続き実行委員長の藤田新聞店さんがご苦労なさった。
昨年優勝し、全国大会に出場して震災のありさまを詩の作品として訴えた及川良子さんは、今回は出場はしなかったとのこと。会場にはお出でになったらしいが。良子さんの語りは、昨年、広く全国に紹介され、大きな共感を呼んだ。そもそも良子さんの詩は、深い人間の共感を呼び起こすものがある。それが、震災という大きな出来事の詩であれば、なおさら。
さて、全国大会は、十月二七日(土)に横浜にて開催されるという。前号から同人となったばかりの藤村君は、二十代。われわれ霧笛にとっての希望の星である。震災前に帰ってきて、現在けせんぬま災害エフエムのアナウンサーとして活躍中。岩手大学の学生時代から演劇にも取り組んでいたという。ラジオから流れる安定した正確な語り口。体の芯から発せられる心地よい声。実物も、すらりと細く容姿端麗な好青年である。全国大会での活躍を祈念する。
◆翌日の日曜日は、はじめての岩手県大船渡大会。そちらにはお邪魔した。実行委員長の簡千恵子さんは、詩のボクシング主宰の楠かつのりさんから問い合わせがあり、照井由紀子さんを通して紹介いただき、話しをつないだもの。もちろん、照井さんの陸前高田ジョニーにもちょくちょくお出でになっているとのこと。会場の大船渡地区公民館には、西城健一さん、及川良子さんと、照井さんもいらしたが、出場はなさらなかった。参加者は、気仙沼よりも多かったようだ。こちらの優勝は、中学生の男子であった。健闘を祈るところ。
◆ロンドン・オリンピックのフェンシング銀メダルの千田健太選手は、同級生の千田健一の息子。健一は、その昔、モスクワ五輪の幻の代表、その後、高校教師として、気仙沼高校などで長く後進の指導にあたってきた。現在、市内本吉響高校の校長。高校生の頃、健一あてのファンレターが、間違って私の名前で届いた事件があって、いつもネタにしている。親戚関係はないが、父親同士も、昭二、昭治と似た名前で同い年、息子の遊人と、健太君の弟も気高の同級生、あ、遊人の恩師でもあるな、と関わりは深い。向こうは学年主任で、私はPTA役員だったとか。ということで、最近、良く問い合わせがあるので、答えておく。市内のひとでも、あれお宅の、など言われる場合もある。フェンシングの千田、に対して、私は、文化系の千田、みたいなことなのだが、私はさておき、市内のひとでフェンシングの千田を知らないというのではモグリと言われてもしょうがない。
◆表紙は、常山俊明。これも同級生。こんど一緒に、ストリートでバンドしようとか言っている。十月八日にイベントがあるらしい。今回のモデルは、お友達のお嬢さんのむっちゃんとのこと。詳しくは常山に問合せのほど。
◆同級生ネタでいえば、俳優の村上弘明が、お隣陸前高田から通っていたが、最近、現代もののドラマに出ていたようだ。(千田基嗣)
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表紙・常山俊明(AtoZ)


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