ぼくは行かない どこへも
ボヘミアンのようには…
気仙沼在住の千田基嗣の詩とエッセイ、読書の記録を随時掲載します。

霧笛140号〈編集後記〉

2022-09-05 10:15:57 | 霧笛編集後記
◆同人照井由紀子さんが店主の陸前高田ジョニーにて、7月10日(日)午後1時30分から、内輪の朗読会を行った。参加は、照井、西城健一、鈴木東吉、小野寺正典、及川良子、小野寺せつえ、畠山幸、夕庵土味、千田遊人、千田基嗣。ジョニーでの朗読会は震災のずいぶん前に一度行なったきりである。土地のかさ上げ、区画整理を経て、商業施設アバッセ高田、図書館や市役所もほど近い立地に新装オープンしたお祝いを兼ねて集まった。自作、世の名作、歌あり、即興の語りあり、和気あいあいと楽しい時間を過ごした。日野修さん、菊池さかえさんは仙台であり、なかなか全員参集とはならないが、折にふれて開催していきたい。
◆6月に、平和憲法関係で、ウクライナ関連の講演会があった際に、冒頭で、西城さんが前号掲載の詩「命を守る」の朗読を行ったとのこと。末尾は、「憲法第九条は/…絶対生き抜くと/仁王立ちしている」。
◆NHKの番組で、昨年末、俳句の夏井いつきさんが、気仙沼にやって来たとき、畠山幸さんが句を投稿し、それが、1月に夏井さんの四国松山のラジオで紹介されたという。これからも俳句にチャレンジしていきたいとのこと。
◆小熊昭広さんが、6月発行の詩誌回生せ号にて、霧笛前号を紹介しつつ、インターネットでの発信が主になって頭の中を世にさらしている感覚となったが、霧笛は「私の勘違いに対して警句を鳴らして」いるという。素朴さ、を語っているのであろうか。
◆小田亜希子さんが、気仙沼大島ウェルカムターミナルエリア野杜海の「青と緑の茶やharu」において、6月13~20日までコラージュアート展「free translation」を開催、霧笛の表紙を含む作品を展示された。今号の表紙(ボブ・マーリー)は、会場にお邪魔した際に拝見して即決した。2月の「詩と絵の展覧会」にも参加していただいたが、精力的に活動なさっている。今回が、初の個展とのこと。
◆私事であるが、宮城県芸術協会の芸術祭文芸作品公募の、詩の部門一般の部の選考委員を仰せつかった。前任者である玉田尊英さんからのご指名で光栄なことである。募集期間は8月12日まで。さてどんな作品が届くか。なお、小中学生のジュニアの部は8月末日締切とのこと。詳細は、県芸協のHPにて。
◆秋のリアス・アーク美術館方舟祭に、気仙沼自由芸術派と名乗り、千田基嗣+千田真紀の朗読ユニットとして参加、9月25日(日)午後の予定である。若干ゲストをお招きしたいと考えている。
◆千田遊人が退会した。もちろん、いつでも復帰可能であるが、詩を書こうとする志、同人活動への参画は本人次第。7月の朗読会においては、台本なしの即興のパフォーマンスに可能性を見出したようである。
◆暑さが続き、感染が収まらない。夏祭りが縮小され、中止される。夜空の花火が世の苦難を退散してくれるものか。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿