ぼくは行かない どこへも
ボヘミアンのようには…
気仙沼在住の千田基嗣の詩とエッセイ、読書の記録を随時掲載します。

霧笛124号〈編集後記〉

2018-01-14 10:29:00 | 霧笛編集後記

◆今号から、寛野泰子さんが参加。というか、小松ゆりさんが、休会から、筆名をもって復帰したということ。

◆九月三〇日は、宮城県詩人会のイベント「詩人たちの湾岸カフェ at K-port気仙沼」。オープニングには、鈴木東吉さんが、白鳥省吾や歌人熊谷龍子氏の作品などに作曲したオリジナル曲を朗唱。その後、気仙沼プレクトラムアンサンブルのマンドリン演奏と、それに合わせた小野寺正典さんの詩を藤村洋介くんが朗読。

 第一部は、霧笛会員の部、西城健一 、及川良子、藤村洋介、畠山幸、熊本吉雄、千田基嗣+真紀 、休憩後、第二部は宮城県詩人会会員 、日野修、やまうちあつし、原田勇男、玉田尊英、牛島富美二、秋亜綺羅、武田こうじ、竹内英典 の各氏。日野さんは、もちろん、霧笛の会員ではあるが、在仙で、県詩人会会員としてのキャリアのほうが長い。第二部トップで、橋渡し役を担っていただいた。出演者それぞれにオリジナルのユニークな持ち味があり、聴き応えのある内容だった。詩の朗読か、と身構えた観客のみなさんにも、こういう世界もあるのだ、と喜んで頂いたものと思う。

◆仙台の前放送大学教授斉藤克己さんから、「湾岸カフェは定めし盛会だったことでしょう。そういう催しの開かれる港町を想うことはまた別の趣です。」とお便り。おいでいただければ、これも別の趣となったところだ。そういえば、齊藤さんは、県詩人会の砂東英美子さんとも親交があられる。私が、県市町村職員研修所長として一年間の赴任をした際、おふたりで歓迎会を催していただいた。もはや十年前のことである。また、前号の後記で紹介した、常山の一二二号の表紙絵についての長野ヒデ子さんの「物語が詰まっている」との表現、「まことに言い得て妙を得たものですね。」と。古町のシ―キャンドルコーヒーの前に女性二人が立っている絵である。

◆及川良子さんから、今号の原稿に同封しイベントについて一筆、「多彩な素晴らしい演出でした。後半席を立つ人続出、残念でした。1人あたりの時間もっとつめて、コンパクトにすべきと思いました。きく側にとっては長すぎたのでは、と。」私も、前半に地元、後半に在仙者という構成がよかったか、反省点だったと思う。

◆東京の吉田妙子さんからは「皆さんの詩に対するエネルギー…が『気仙沼』という独特の地の気を含んで湧き出てきているので、…その気の力をしっかり感じます。…絶大な存在感がせまってくる。毎回ありがたくいただいています。」それに続けて私の詩四編について感想を書かれている。こちらこそ、有難いことである。

◆休会中の遠藤誠司くんが、また、東京中野区沼袋で個展を開催するらしい。絵画、音楽と精力的に活動しているようだ。二三日までとのことで、出るころには終了しているか。

◆仙台短編文学賞創設とのことで応募してみた。結果は三月。

 

※写真は、詩人たちの湾岸カフェ on 気仙沼市港町 K-portの際 玉田尊英氏撮影。


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