ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

ヨーロッパ Europe - Superstitious(1988年の洋楽 Part39)

2024-10-03 20:00:00 | '88年洋楽
1988年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart39は、Europeの"Superstitious"。最高位は10月8日付の第31位。年間チャートは圏外でした。

Europeですが、スウェーデン出身のロックバンド。1970年代後半から活動を開始、ファーストアルバムのリリースは、1983年の『Europe』、母国スウェーデンでは大ヒットアルバムになりましたが、その他の国では全く話題にはなりませんでした。

そのEuropeですが、「北欧メタル」として初めて認知されたグループと言われています。「北欧メタル」というと、ハイトーンボーカルに、抒情的でかつメロディアス、クリアなサウンドのハードロックですが、まさにこのEuropeから始まったサウンドですね。

セカンドアルバムも、スウェーデンのみのヒットでしたが、サードアルバムの『The Final Countdown』、このアルバムが、まずはヨーロッパで火が付き、アメリカから、全世界での大ヒットアルバムとなりました。全米では最高位8位を記録したシングルの”The Final Countdown” 、この曲こそ、「北欧メタル」の代表曲、さらには、究極の産業ロック、とも言っていいかも、メロディアスで、かつカッコいい、ロックでした。

その後、同じアルバムから、パワーバラードの"Carrie" が最高位3位を記録する大ヒット、この曲がバンドで最高のヒット曲になりました。こちらをご覧ください→→→

この曲"Superstitious"ですが、彼ら4枚目のアルバム『Out of This World』からのファーストシングルカット曲。母国スウェーデンでは、当然の1位を記録したものの、アメリカでは31位の小ヒット、その他のヨーロッパ各国でも、大ヒットにまでは至りませんでした。

"Superstitious"の曲の作者は、バンドのリードボーカリストJoey Tempest。アルバムのほとんどの曲はJoey Tempestの作によるものです。この曲、これぞEuropeの曲、と言っていい、抒情的でクリアなロック、ワンパターンともいわれるでしょうけれども、そこがこのバンドの良いところでしょう。

残念ながら、この曲がバンド最後のTop40ヒットになりました。次の5枚目のアルバムを最後に活動を停止しますが、2000年代に入ってから復活、母国スウェーデンを中心としたヨーロッパ各国で、人気が復活し、今でも、北欧メタルの大人気バンドとして活躍中です。
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ビルボード Billboard All American Top40 1988年10月1日付 ボビー・マクファーリン Bobby McFerrin - Don't Worry Be Happy

2024-09-29 20:00:00 | 1988年ビルボードTop40
1988年ビルボード Billboard All American Top40、1988年10月1日付、2週目の1位はBobby McFerrinの"Don't Worry Be Happy"。Bobby McFerrinですが、アメリカ・ニューヨーク出身のジャズミュージシャン。久しぶりのジャズ系のミュージシャンの大ヒット、レギュラーチャートでは初のヒット曲がついにNo.1獲得です。

2位は5位からアップ、Def Leppardの"Love Bites"。Def Leppardですが、イギリス出身のハードロック・ヘヴィメタルグループ。70年代後半にデビューし、83年には"Photograph"が最高位12位を記録、この曲で6曲目のTop40ヒットで、3曲目のTop10ヒット、惜しくも1位を逃した最高位2位の"Pour Some Sugar On Me"に続き、2曲目のTop3ヒットになりました。

3位は前週と変わらず2週目の3位、Taylor Dayneの"I'll Always Love You"。Taylor Dayneですが、アメリカ・ニューヨーク出身のシンガー・ソングライター。デビュー曲"Tell It to My Heart"が最高位7位を記録、この曲でデビューから3曲連続でTop10入り、初のTop3ヒットとなりました。

4位は7位からアップ、Peter Ceteraの"One Good Woman"。Peter Ceteraですが、もちろんみなさんご存じ、アメリカンロックを代表するバンド、シカゴの元リードボーカリスト、1985年にシカゴを脱退、それ以降ソロ活動で、"Glory of Love"、"The Next Time I Fall"で連続のNo.1ヒット、この曲でソロ3曲目のTop40ヒット、その3曲ともTop5ヒットとなりました。

5位は13位からジャンプアップ、UB40の"Red Red Wine"。UB40ですが、イギリス出身のレゲエ・ポップ・バンド。イギリスでは80年代初めからヒットを持つ人気バンドでしたが、アメリカでは、84年にこの曲"Red Red Wine"が最高位34位の初のTop40ヒット。88年のネルソン・マンデラ70歳コンサートに出演し、再びこの曲に火が付き5位まで上がってきました。

この週2週目の1位はBobby McFerrinの"Don't Worry Be Happy"。1位はこの2週間、年間チャートは37位。Bobby McFerrinですが、アメリカ・ニューヨーク出身のジャズミュージシャン。久しぶりのジャズ系のミュージシャンのNo.1ヒットとなりました。

Bobby McFerrinですが、音楽活動を開始したのは1970年代初めから。初のアルバムは1982年、『Bobby McFerrin』をリリースします。その後もソロアルバムをリリース、ジャズチャートでは話題になってきます。

この曲"Don't Worry Be Happy"ですが、1988年にリリースした彼の4枚目のアルバム『Simple Pleasures』収録曲。このアルバム、なんと全曲が演奏なし、Bobby McFerrinのアカペラのみで構成されたアルバムです。

そのアルバムからのシングルがこの曲"Don't Worry Be Happy"。曲の作者はBobby McFerrin自身。なぜこの曲が突然の大ヒットになったかというと、1988年の映画『カクテル』で使われて話題になってのサントラからの大ヒットです。

映画『カクテル』ですが、主演はトム・クルーズ。いわゆる青春映画で、大ヒット映画となりました。この映画のサントラからは、もう1曲、The Beach Boysの"Kokomo"がちょうどこの日のチャートでは40位から31位に上がっていますね。映画のヒットにより、サントラもアルバムチャート2位まで上がる大ヒットアルバムとなりました。

"Don't Worry Be Happy"ですが、ジャズというよりも、レゲエ風のアカペラソング。軽快なリズムとともに、ボビー・マクファーリンのボーカルが心にしみますね。サントラで使われたことにより、この素晴らしい曲が多くの人に知られることになり、大ヒットに結びつきました。アカペラソングでは、この曲がビルボード初のNo.1ソングとなったとのことです。

今週    先週    song    /    artist
1 1 DON'T WORRY BE HAPPY / BOBBY MCFERRIN
2 5 LOVE BITES / DEF LEPPARD
3 3 I'LL ALWAYS LOVE YOU / TAYLOR DAYNE
4 7 ONE GOOD WOMAN / PETER CETERA
5 13 RED RED WINE / UB40
6 10 DON'T BE CRUEL / CHEAP TRICK
7 2 SWEET CHILD O' MINE / GUNS N' ROSES
8 12 I HATE MYSELF FOR LOVING YOU / JOAN JETT & THE BLACKHEARTS
9 4 SIMPLY IRRESISTIBLE / ROBERT PALMER
10 17 WHAT'S ON YOUR MIND / INFORMATION SOCIETY
11 8 IF IT ISN'T LOVE / NEW EDITION
12 14 PLEASE DON'T GO GIRL / NEW KIDS ON THE BLOCK
13 11 IT WOULD TAKE A STRONG STRONG MAN / RICK ASTLEY
14 21 GROOVY KIND OF LOVE / PHIL COLLINS
15 19 DON'T BE CRUEL / BOBBY BROWN
16 18 FALLEN ANGEL / POISON
17 9 NOBODY'S FOOL(THEME FROM "CADDYSHACKⅡ) / KENNY LOGGINS
18 20 DON'T YOU KNOW WHAT THE NIGHT CAN DO? / STEVE WINWOOD
19 15 A NIGHTMARE ON MY STREET / D.J. JAZZY JEFF & THE FRESH PRINCE
20 23 TRUE LOVE / GLENN FREY
21 24 FOREVER YOUNG / ROD STEWART
22 6 PERFECT WORLD / HUEY LEWIS & THE NEWS
23 22 STAYING TOGETHER / DEBBIE GIBSON
24 26 WHAT YOU SEE IS WHAT YOU GET / BRENDA K. STARR
25 27 CHAINS OF LOVE / ERASURE
26 28 NEVER TEAR US APART / INXS
27 31 WILD, WILD WEST / THE ESCAPE CLUB
28 32 THE LOCO-MOTION / KYLIE MINOGUE
29 35 ONE MOMENT IN TIME / WHITNEY HOUSTON
30 16 WHEN IT'S LOVE / VAN HALEN
31 40 KOKOMO / BEACH BOYS
32 37 SUPERSTITIOUS / EUROPE
33 39 TIME AND TIDE / BASIA
34 43 BAD MEDICINE / BON JOVI
35 42 ANOTHER LOVER / GIANT STEPS
36 25 MONKEY / GEORGE MICHAEL
37 41 INDESTUCTIBLE / FOUR TOPS
38 44 DON'T KNOW WHAT YOU GOT / CINDERELLA
39 29 FAST CAR / TRACY CHAPMAN
40 46 HOW CAN I FALL? / BREATHE
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テイラー・デイン Taylor Dayne - I'll Always Love You(1988年の洋楽 Part38)

2024-09-26 20:00:00 | '88年洋楽
1988年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart38は、Taylor Dayneの"I'll Always Love You"。年間チャートは第20位。最高位3位ながら、Hot100には30週間チャートイン、この年、最も長くHot100内にとどまることになる超ロングヒットで、年間上位に食い込む大ヒットになりました。

Taylor Dayneですが、アメリカ・ニューヨーク出身のシンガー・ソングライター。デビューは1980年代半ば、ファーストアルバムの『Tell It to My Heart』を1988年にリリースします。

このアルバムからのファーストシングルが"Tell It to My Heart" 。最高位は7位を記録。続くシングルの"Prove Your Love"も、最高位第7位を記録、デビューから連続の大ヒットシングルとなりました。特に、"Tell It to My Heart"は覚えやすいダンス・ポップミュージックで、世界的な大ヒットになりました。

ただ、この2曲とも、当時大人気のダンス・ポップミュージック、他にもDebbie GibsonやTiffanyなど、この路線の曲がたくさんヒットしていて、そんな中に隠れてしまった印象がありました。

でしたが、この3曲目のシングル"I'll Always Love You"、初めてのソウル・R&B系のバラードヒットで、彼女の歌唱力が存分に発揮された曲でした。こういう曲を歌えるんだ、と、改めて彼女の歌唱力に聞き入った曲でした。

曲の作者はJimmy George、ポップスだけでなく、ロックやジャズ系の分野でも活躍する、ソングライターであり、スタジオミュージシャン、プロデューサーです。彼女にはぴったりな曲を作ってくれました。

この曲で、デビューから3曲連続のTop10ヒットで、初のTop3ヒットとなりました。この後も、出すシングルが続けてTop10内に入るヒットとなり、彼女の大ヒットはまだまだ続くことになります。
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ビルボード Billboard All American Top40 1988年9月24日付 ロバート・パーマー Robert Palmer - Simply Irresistible

2024-09-22 20:00:00 | 1988年ビルボードTop40
1988年ビルボード Billboard All American Top40、1988年9月24日付、4位から上がって初の1位はBobby McFerrinの"Don't Worry Be Happy"。Bobby McFerrinですが、アメリカ・ニューヨーク出身のジャズミュージシャン。久しぶりのジャズ系のミュージシャンの大ヒット、レギュラーチャートでは初のヒット曲がついにNo.1獲得です。

2位は2週間の1位からダウン、Guns N' Rosesの"Sweet Child O' Mine"。アメリカのハードロック、ヘビーメタルバンドGuns N' Roses、デビューアルバム『Appetite for Destruction』から、初のTop40ヒットがついにNo.1、これだけヘヴィなロックバンドとしては初といっていいNo.1ヒットとなりました。

3位は5位からアップ、Taylor Dayneの"I'll Always Love You"。Taylor Dayneですが、アメリカ・ニューヨーク出身のシンガー・ソングライター。デビュー曲"Tell It to My Heart"が最高位7位を記録、この曲でデビューから3曲連続でTop10入り、初のTop3ヒットとなりました。

4位は2週間の2位からダウン、Robert Palmerの"Simply Irresistible"。Guns N' Rosesに阻まれて2曲目の1位はなりませんでした。Robert Palmerですが、初のTop40ヒットが1978年の"Every Kinda People"。以来、ソロではこの曲で6曲目のTop40ヒット、The Power Stationの3曲を含めると、この曲で9曲目のTop40ヒット、No.1の"Addicted to Love"など、3曲目のTop3ヒットとなりました。

5位は9位からジャンプアップ、Def Leppardの"Love Bites"。Def Leppardですが、イギリス出身のハードロック・ヘヴィメタルグループ。70年代後半にデビューし、83年には"Photograph"が最高位12位を記録、この曲で6曲目のTop40ヒットで、3曲目のTop10ヒット、惜しくも1位を逃した最高位2位の"Pour Some Sugar On Me"に続き、2曲目のTop5ヒットになりました。

この週2位からダウンして4位はRobert Palmerの"Simply Irresistible"。最高位は9月10日、17日付の2週間の2位、年間チャートは23位。Guns N' Rosesに阻まれて、2曲目の1位はなりませんでしたが、"I Didn't Mean To Turn You On"に続き最高位2位を記録する大ヒットになりました。

Robert Palmerですが、イギリス出身のシンガー・ソングライター、ロック・R&Bシンガー。デビューは70年代中頃、ロックシンガーながら、ソウルフルなボーカルが注目され、ソロシンガーとしてデビュー、初のソロアルバムを74年にリリースしますが、この時には、大ヒットまでには至りませんでした。

初のヒットは1978年、彼の4枚目のアルバムからのシングル"Every Kinda People"が最高位16位を記録、この"Every Kinda People"ですが、ロックというよりもレゲエ、といっていい曲でした。この個性的な曲がTop40に上がってきたときには、大変驚きました。

80年代になると、しばらくシングルヒットがなく忘れていた頃、1985年になって、突如、Duran DuranのAndy Taylor、元ChicのTony ThompsonなどとThe Power Stationを結成、"Some Like It Hot"が最高位6位、"Get It On" が最高位9位など、3曲のTop40ヒットを出して復活します。

The Power Stationの活動はアルバム1枚で終わり、ソロ活動に復帰、同じ年の1985年、8枚目のソロアルバムとなる『Riptide』をリリース、このアルバムからは、ファーストシングルはTop40にも入らなかったものの、2枚目のシングル"Addicted to Love"が突然1位となる大ヒットシングルとなりました。

続く3枚目のシングルは最高33位と空振りでしたが、4枚目が再びの大ヒット、"I Didn't Mean To Turn You On"が、最高位2位を記録する大ヒットとなりました。 こちらをご覧ください→→→

この曲"Simply Irresistible"ですが、続くソロ9枚目のアルバム『Heavy Nova』からのファーストシングルカット曲で、最高位2位を記録する大ヒットでした。Robert Palmerのヒット曲ですが、The Power Stationの曲を含めても、この曲で9曲目、ヒット曲の数は少ないものの、9曲中5曲がTop10入り、1位1曲、2位2曲と、大ヒットが多いのが驚きです。

"Simply Irresistible"の曲の作者はRobert Palmer自身。ロバート・パーマー、相変わらずのソウルフルなボーカルですが、曲はこれまでの曲以上にロックな曲でした。この曲は、私としては、彼の曲の中ではこれまでで一番です。

そしてこの曲のPV、"Addicted to Love"、"I Didn't Mean To Turn You On"で登場したお姉さま方が、この曲でも登場です。濃いメイクで、黒髪のオールバック、マネキンのような無表情でのダンスは健在、というより、パワーアップしていますね。

今週    先週    song    /    artist
1 4 DON'T WORRY BE HAPPY / BOBBY MCFERRIN
2 1 SWEET CHILD O' MINE / GUNS N' ROSES
3 5 I'LL ALWAYS LOVE YOU / TAYLOR DAYNE
4 2 SIMPLY IRRESISTIBLE / ROBERT PALMER
5 9 LOVE BITES / DEF LEPPARD
6 3 PERFECT WORLD / HUEY LEWIS & THE NEWS
7 11 ONE GOOD WOMAN / PETER CETERA
8 7 IF IT ISN'T LOVE / NEW EDITION
9 8 NOBODY'S FOOL(THEME FROM "CADDYSHACKⅡ) / KENNY LOGGINS
10 15 DON'T BE CRUEL / CHEAP TRICK
11 10 IT WOULD TAKE A STRONG STRONG MAN / RICK ASTLEY
12 14 I HATE MYSELF FOR LOVING YOU / JOAN JETT & THE BLACKHEARTS
13 19 RED RED WINE / UB40
14 18 PLEASE DON'T GO GIRL / NEW KIDS ON THE BLOCK
15 17 A NIGHTMARE ON MY STREET / D.J. JAZZY JEFF & THE FRESH PRINCE
16 6 WHEN IT'S LOVE / VAN HALEN
17 22 WHAT'S ON YOUR MIND / INFORMATION SOCIETY
18 21 FALLEN ANGEL / POISON
19 20 DON'T BE CRUEL / BOBBY BROWN
20 27 DON'T YOU KNOW WHAT THE NIGHT CAN DO? / STEVE WINWOOD
21 31 GROOVY KIND OF LOVE / PHIL COLLINS
22 26 STAYING TOGETHER / DEBBIE GIBSON
23 28 TRUE LOVE / GLENN FREY
24 30 FOREVER YOUNG / ROD STEWART
25 13 MONKEY / GEORGE MICHAEL
26 29 WHAT YOU SEE IS WHAT YOU GET / BRENDA K. STARR
27 32 CHAINS OF LOVE / ERASURE
28 33 NEVER TEAR US APART / INXS
29 16 FAST CAR / TRACY CHAPMAN
30 12 ANOTHER PART OF ME / MICHAEL JACKSON
31 36 WILD, WILD WEST / THE ESCAPE CLUB
32 40 THE LOCO-MOTION / KYLIE MINOGUE
33 23 I DON'T WANNA LIVE WITHOUT YOUR LOVE / CHICAGO
34 24 I DON'T WANNA GO ON WITH YOU LIKE THAT / ELTON JOHN
35 43 ONE MOMENT IN TIME / WHITNEY HOUSTON
36 25 HERE WITH ME / REO SPEEDWAGON
37 46 SUPERSTITIOUS / EUROPE
38 35 HANDS TO HEAVEN / BREATHE
39 44 TIME AND TIDE / BASIA
40 58 KOKOMO / BEACH BOYS
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ケニー・ロギンス Kenny Loggins - Nobody's Fool (Theme from "Caddyshack II") (1988年の洋楽 Part37)

2024-09-19 20:00:00 | '88年洋楽
1988年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart37は、Kenny Logginsの"Nobody's Fool"。映画「Caddyshack II(ボールズ・ボールズ2)」のテーマ曲。最高位は9月17日付の第8位。年間チャートはギリギリ圏外でした。

Kenny Logginsですが、アメリカ出身のシンガー・ソングライター。音楽活動を開始したのは60年代後半にさかのぼり、まずはソングライターとして、 Nitty Gritty Dirt Bandに曲を提供、のちにLoggins & Messinaバージョンで、日本で有名になった「プー横丁の家」“House at Pooh Corner”が初のシングルヒット曲になります。

そのLoggins & Messinaですが、最高位4位を記録した"Your Mama Don't Dance" 「ママはダンスを踊らない」など、計3曲のTop40ヒットを出し、76年に活動を停止、Kenny Logginsはソロ活動に入ります。

ソロでは、まずは、1978年にStevie Nicksとのデュエット"Whenever I Call You 'Friend'"が最高位5位を記録、私が大好きな曲でした。他にも、"This Is It" など、ソロヒットを続ける中、ソングライターとしても活躍、The Doobie Brothersの1979年のNo.1ヒット"What a Fool Believes"は、Michael McDonaldとの共作です。

80年代に入ると、皆さんご存じですね、映画の主題歌での大ヒットを連発します。まずは、1980年、『Caddyshack1』の収録曲"I'm Alright"が最高位7位のヒット、その後1984年の『Footloose』の主題歌"Footloose"が3週間の1位、1986年には、『Top Gun』のサウンドトラック収録"Danger Zone"が最高位2位、1987年には映画『Over the Top』から"Meet Me Half Way"が最高位11位、"Meet Me Half Way"はこちらをご覧ください→→→

この曲"Nobody's Fool"ですが、Kenny Logginsと、ソングライターのMichael Towersの共作。映画『Caddyshack1』に続いて、『Caddyshack2』でも、Kenny Logginsが主題歌を担当しました。Kenny Logginsは伸びのある声がいいのですよね。もちろん彼が作る曲も、ポップで軽やかな素晴らしい曲です。サビがポップで覚えやすい、そんなところが映画のサントラで引っ張りだこになる理由なのでしょう。
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