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ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

ビルボード Billboard All American Top40 1989年2月18日付 ボン・ジョヴィ Bon Jovi - Born To Be My Baby

2025-02-16 20:00:00 | 1989年ビルボードTop40
1989年ビルボード Billboard All American Top40、1989年2月18日付、2週目の1位はPaula Abdulの"Straight Up"。ポーラ・アブドゥルですが、アメリカカリフォルニア州出身のシンガー、ダンサー、振付師。元々、NBAのチアリーダーから振付師として活躍、歌手としての初めてのシングルが、ついにNo.1獲得です。

2位は3位からアップ、Tone Locの"Wild Thing"。Tone Locですが、アメリカロサンゼルス出身のラッパー。初のヒットシングルがTop3入りの大ヒット、ついに2位まで上がってきました。

3位は4位からアップ、Bon Joviの"Born To Be My Baby"。Bon Joviですが、アメリカニュージャージー州で結成された日本でも大人気ハードロックバンド。1984年にファーストシングルの"Runaway"が最高位39位と初のTop40ヒット。86年には、"You Give Love A Bad Name "、"Livin' on A Prayer"が、2曲連続のNo.1、さらに、88年には"Bad Medicine"もNo.1と、3曲のNo.1ヒットを持つハードロックグループとしては異例のシングルヒットを連発する大人気バンド、この曲で6曲目のTop40ヒット、4曲目のTop3ヒットとなりました。

4位は12位からジャンプアップ、Debbie Gibsonの"Lost In Your Eyes"。この時Hot100にはまだ5週目で4位まで上がっています。Debbie Gibsonですが、アメリカの女性ボーカル、シンガーソングライター。デビューシングルの"Only in My Dreams"がいきなり最高位4位を記録、続いて出すシングルが大ヒットを続け、4枚目のシングル"Foolish Beat" が初のNo.1、この曲で、6曲目のTop40ヒットで、5曲目のTop5ヒットです。

5位は7位からアップ、Sheena Eastonの"The Lover In Me"。Sheena Eastonですが、イギリススコットランド出身の女性ボーカリスト。初のヒット曲"9 to 5 (Morning Train)"がいきなりのNo.1、この曲で11曲目のTop40ヒット、3曲目のTop5ヒットとなりました。

この週3位はBon Joviの"Born To Be My Baby"。最高位はこの1週間の第3位。年間チャートは39位。残念ながら4曲目のNo.1とはなりませんでしたが、バンド4曲目のTop3入りとなる大ヒットでした。

Bon Joviですが、私のブログでも何度も登場しています、皆さんご存知、アメリカニュージャージー州出身の、日本でも大人気のアメリカン・ハードロックバンド。

1984年のファーストアルバム『Bon Jovi』からのファーストシングルの"Runaway"が、最高位39位のいきなりのTop40ヒット、さらには、サードアルバム『Slippery When Wet』からは、"You Give Love A Bad Name "、"Livin' on A Prayer"と、なんと2曲連続となるNo.1ヒット、ハードロック界No.1人気バンドとなりました。

続く4枚目のアルバム『New Jersey』を1988年にリリース、このアルバムからのファーストシングル"Bad Medicine"が、通算3曲目の1位を記録、人気はさらに高まります。.こちらをご覧ください→→→

そしてそのアルバムからのセカンドシングルがこの曲"Born to Be My Baby"、出だしの「2,3,4」からの「ナナナナーナナ、ナナナナーナ」、それまでの大ヒットした曲と比べても、最もヒット性の高い曲では、と思っていたのですが、うーん、残念、4曲目のNo.1とはなりませんでしたが、堂々の3位を記録しました。

曲の作者は、メンバーのJon Bon Jovi、Richie Sambora、ソングライターのDesmond Childの3人の共作。3曲のNo.1ソングと同じ組み合わせの3人の共作です。すごくメロディアスでカッコいいハードロックソングを作ってくれるソングライター陣です。 

今週    先週    song    /    artist
1 1 STRAIGHT UP / PAULA ABDUL
2 3 WILD THING / TONE LOC
3 4 BORN TO BE MY BABY / BON JOVI
4 12 LOST IN YOUR EYES / DEBBIE GIBSON
5 7 THE LOVER IN ME / SHEENA EASTON
6 2 WHEN I'M WITH YOU / SHERIFF
7 9 SHE WANTS TO DANCE WITH ME / RICK ASTLEY
8 11 WHAT I AM / EDIE BRICKELL & NEW BOHEMIANS
9 10 WALKING AWAY / INFORMATION SOCIETY
10 15 YOU GOT IT (THE RIGHT STUFF) / NEW KIDS ON THE BLOCK
11 16 SURRENDER TO ME(FROM "TEQUILA SUNRISE") / ANN WILSON & ROBIN ZANDER
12 8 I WANNA HAVE SOME FUN / SAMANTHA FOX
13 5 WHEN THE CHILDREN CRY / WHITE LION
14 14 ANGEL OF HARLEM / U2
15 17 DIAL MY HEART / THE BOYS
16 21 THE LIVING YEARS / MIKE + THE MECHANICS
17 23 RONI / BOBBY BROWN
18 20 A LITTLE RESPECT / ERASURE
19 25 PARADISE CITY / GUNS N' ROSES
20 6 ALL THIS TIME / TIFFANY
21 27 MY HEART CAN'T TELL YOU NO / ROD STEWART
22 26 ALL SHE WANTS IS / DURAN DURAN
23 30 GIRL YOU KNOW IT'S TRUE / MILLI VANILLI
24 29 DON'T TELL ME LIES / BREATHE
25 13 THE WAY YOU LOVE ME / KARYN WHITE
26 32 I BEG YOUR PARDON / KON KAN
27 18 ARMAGEDDON IT / DEF LEPPARD
28 33 YOU'RE NOT ALONE / CHICAGO
29 19 DON'T RUSH ME / TAYLOR DAYNE
30 35 JUST BECAUSE / ANITA BAKER
31 36 DREAMIN' / VANESSA WILLIAMS
32 38 THE LOVE IN YOUR EYES / EDDIE MONEY
33 22 TWO HEARTS / PHIL COLLINS
34 40 ETERNAL FLAME / BANGLES
35 24 HOLDING ON / STEVE WINWOOD
36 42 WALK THE DINOSAUR / WAS (NOT WAS)
37 28 SHAKE FOR THE SHEIK / THE ESCAPE CLUB
38 31 MY PREROGATIVE / BOBBY BROWN
39 43 MORE THAN YOU KNOW / MARTIKA
40 44 YOU GOT IT / ROY ORBISON
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エスケイプ・クラブ The Escape Club - Shake For The Sheik(1989年の洋楽 Part5)

2025-02-13 20:00:00 | '89年洋楽
1989年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart5は、The Escape Clubの"Shake For The Sheik"。最高位は1月28日から3週間続けた第28位。年間チャートは圏外でした。

The Escape Clubですが、1983年にイギリスロンドンで結成されたロック・バンド。1986年、ファーストアルバムをリリースするも母国イギリス、アメリカともヒットには至りませんでした。

続くセカンドアルバムが『Wild Wild West』、このアルバムからのファーストシングル"Wild, Wild West"が突然チャートを上昇、驚きのNo.1となりました。こちらをご覧ください→→→

このアルバム『Wild Wild West』からのセカンドシングルがこの曲"Shake for the Sheik"。大ヒットにはなりませんでしたが、連続のTop40ヒットになりました。

このアルバムの曲は、全曲を、The Escape Clubの4人全員で作った曲。大ヒットした"Wild, Wild West"は、イギリスのロックグループながらアメリカンロック系の曲で、ちょっと風変わりな曲でしたが、この"Shake for the Sheik"の方は、さらにロック色が強い曲で、70年代ロックを思い起こす曲。私としては、"Wild, Wild West"よりも素直なロックのこの曲の方が好みの曲でした。
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ビルボード Billboard All American Top40 1989年2月11日付 ホワイト・ライオン White Lion - When The Children Cry

2025-02-09 20:00:00 | 1989年ビルボードTop40
1989年ビルボード Billboard All American Top40、1989年2月11日付、2位から上がって初の1位はPaula Abdulの"Straight Up"。ポーラ・アブドゥルですが、アメリカカリフォルニア州出身のシンガー、ダンサー、振付師。元々、NBAのチアリーダーから振付師として活躍、歌手としての初めてのシングルが、ついにNo.1獲得です。

2位は1週間の1位からダウン、Sheriffの"When I'm With You"。Sheriffですが、カナダオンタリオ州で結成されたロックバンド。70年代後半に結成されて、85年には解散してしまったグループですが、カナダでヒットしてから6年後にアメリカのラジオで紹介されチャートを上昇、初のヒット曲がついにNo.1となりました。

3位は5位からアップ、Tone Locの"Wild Thing"。Tone Locですが、アメリカロサンゼルス出身のラッパー。初のヒットシングルがTop3入りの大ヒット、3位まで上がってきました。

4位は前週と変わらず2週目の4位、Bon Joviの"Born To Be My Baby"。Bon Joviですが、アメリカニュージャージー州で結成された日本でも大人気ハードロックバンド。1984年にファーストシングルの"Runaway"が最高位39位と初のTop40ヒット。86年には、"You Give Love A Bad Name "、"Livin' on A Prayer"が、2曲連続のNo.1、さらに、88年には"Bad Medicine"もNo.1と、3曲のNo.1ヒットを持つハードロックグループとしては異例の大人気バンド、この曲で6曲目のTop40ヒット、4曲目のTop5ヒットとなりました。

5位は1週間の3位からダウン、White Lionの"When The Children Cry"。White Lionですが、アメリカニューヨークで結成されたロックバンド。セカンドアルバム『Pride』からのファーストシングル"Wait"が初のTop40ヒットで最高位8位を記録。この曲が2曲目のTop40ヒットで初のTop3入りです。

この週5位はWhite Lionの"When The Children Cry"。最高位は2月4日付の第3位。年間チャートは60位。前シングルWait"の最高位8位、年間チャート99位を上回るバンド最高のヒットとなりました。Sheriffに続く新しいロックグループの2連発No.1を期待しましたが残念ながらなりませんでした。

White Lionですが、デンマーク出身ボーカリストのマイク・トランプと、アメリカ人ギタリストヴィト・ブラッタが中心となって1983年にニューヨークで結成されたハードロックバンド。

1985年にレコードデビュー、ファーストアルバム『Fight to Survive』がまずは日本で発売され、その後、このアルバムはアメリカやヨーロッパでもリリーズされましたが、残念ながらヒットにまでは至りませんでした。

続くセカンドアルバムが『Pride』、そこからのファーストシングルが"Wait"で、リリースされたのは1987年6月ですがなかなかヒットに結びつきませんでしたが、エアロスミスやキッス、AD/DCの前座などで地道にライブ活動を続け、徐々に人気バンドに、リリースから1年近く経ってからやっとチャートを上昇、最高位8位の大ヒットになりました。こちらをご覧ください→→→

『Pride』からの続く2枚目シングルはTop40には入りませんでしたが、3枚目のシングルがこの曲"When the Children Cry"で、最高位3位まで上がる大ヒットになりました。

"When the Children Cry"の曲の作者はバンドギタリストのVito Brattaと、ボーカルのMike Trampの共作。このコンビは前ヒット"Wait"と同じです。"Wait"はメロディアスなハードロックでしたが、この"When the Children Cry"ではパワーバラードでの大ヒットでした。

この曲には、イントロがアコースティックギターで始まるバージョンと、キーボードで始まるバージョンの両方あります。89年にヒットしたのはキーボードバージョンじゃなかったかなぁ、と思いますが、現在の公式PVはアコースティックギターバージョンでした。わからないので両方載せてみました。
こちらがアコースティックギターバージョンです。

こちらがキーボードイントロバージョン。70年代ロックバラード調ですね。


今週 先週 song / artist
1 2 STRAIGHT UP / PAULA ABDUL
2 1 WHEN I'M WITH YOU / SHERIFF
3 5 WILD THING / TONE LOC
4 4 BORN TO BE MY BABY / BON JOVI
5 3 WHEN THE CHILDREN CRY / WHITE LION
6 9 ALL THIS TIME / TIFFANY
7 12 THE LOVER IN ME / SHEENA EASTON
8 11 I WANNA HAVE SOME FUN / SAMANTHA FOX
9 14 SHE WANTS TO DANCE WITH ME / RICK ASTLEY
10 15 WALKING AWAY / INFORMATION SOCIETY
11 16 WHAT I AM / EDIE BRICKELL & NEW BOHEMIANS
12 21 LOST IN YOUR EYES / DEBBIE GIBSON
13 7 THE WAY YOU LOVE ME / KARYN WHITE
14 17 ANGEL OF HARLEM / U2
15 18 YOU GOT IT (THE RIGHT STUFF) / NEW KIDS ON THE BLOCK
16 20 SURRENDER TO ME(FROM "TEQUILA SUNRISE") / ANN WILSON & ROBIN ZANDER
17 19 DIAL MY HEART / THE BOYS
18 6 ARMAGEDDON IT / DEF LEPPARD
19 8 DON'T RUSH ME / TAYLOR DAYNE
20 23 A LITTLE RESPECT / ERASURE
21 25 THE LIVING YEARS / MIKE + THE MECHANICS
22 10 TWO HEARTS / PHIL COLLINS
23 27 RONI / BOBBY BROWN
24 13 HOLDING ON / STEVE WINWOOD
25 29 PARADISE CITY / GUNS N' ROSES
26 26 ALL SHE WANTS IS / DURAN DURAN
27 32 MY HEART CAN'T TELL YOU NO / ROD STEWART
28 28 SHAKE FOR THE SHEIK / THE ESCAPE CLUB
29 34 DON'T TELL ME LIES / BREATHE
30 36 GIRL YOU KNOW IT'S TRUE / MILLI VANILLI
31 22 MY PREROGATIVE / BOBBY BROWN
32 37 I BEG YOUR PARDON / KON KAN
33 39 YOU'RE NOT ALONE / CHICAGO
34 24 EVERY ROSE HAS ITS THORN / POISON
35 40 JUST BECAUSE / ANITA BAKER
36 42 DREAMIN' / VANESSA WILLIAMS
37 38 IT'S NO SECRET / KYLIE MINOGUE
38 41 THE LOVE IN YOUR EYES / EDDIE MONEY
39 30 LITTLE LIAR / JOAN JETT & THE BLACKHEARTS
40 56 ETERNAL FLAME / BANGLES
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キャリン・ホワイト Karyn White - The Way You Love Me(1989年の洋楽 Part4)

2025-02-06 20:00:00 | '89年洋楽
1989年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart4は、Karyn Whiteの"The Way You Love Me"。最高位は2月4日付の第7位。年間チャートは64位でした。

Karyn Whiteですがアメリカロサンゼルス出身のソウル、R&B歌手。80年代中頃から音楽活動を開始、まずは、1986年、アメリカのジャズ・フュージョン系アーチストJeff Lorberのレコーディングに参加、レコードデビューします。

Jeff Lorberのアルバム『Private Passion』では、合計3曲でリードボーカルを務め、そのうちの1曲"Facts of Love"がチャートを上昇、1987年2月21日付で最高位27位を記録しました。その時には、Jeff Lorber featuring Karyn Whiteとクレジットされています。

翌年の1988年、Karyn Whiteのソロで初のアルバム『Karyn White』をリリース、そのアルバムからのファーストシングルがこの曲"The Way You Love Me"で、"Facts of Love"に続く2曲目のTop40ヒットがTop10内に入るヒット曲となりました。

"The Way You Love Me"の曲の作者は Babyface、L.A. Reid、Daryl Simmonsの3人の共作。プロデュースもBabyfaceとL.A. Reidです。80年代後半から大活躍のダンス系プロデューサーBabyfaceとL.A. Reidの全面的なバックアップでの大ヒットでした。さすがBabyface、切れの良いダンスミュージックです。

こちらがJeff Lorber featuring Karyn Whiteの"Facts of Love"。1987年に最高位27位を記録した曲です。フュージョンというよりも、こちらもおしゃれなダンスミュージックです。
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ビルボード Billboard All American Top40 1989年2月4日付 シェリフ Sheriff - When I'm With You

2025-02-02 20:00:00 | 1989年ビルボードTop40
1989年ビルボード Billboard All American Top40、1989年2月4日付、2位から上がって初の1位はSheriffの"When I'm With You"。Sheriffですが、カナダオンタリオ州で結成されたロックバンド。70年代後半に結成されて、85年には解散してしまったグループですが、カナダでヒットしてから6年後にアメリカのラジオで紹介されチャートを上昇、初のヒット曲がついにNo.1となりました。

2位は6位からアップ、Paula Abdulの"Straight Up"。ポーラ・アブドゥルですが、アメリカカリフォルニア州出身のシンガーであり、ダンサー、振付師。元々、NBAのチアリーダーから振付師として活躍、歌手としての初めてのシングルが、ついに2位まで上がってきました。

3位は5位からアップ、White Lionの"When The Children Cry"。White Lionですが、アメリカニューヨークで結成されたロックバンド。セカンドアルバム『Pride』からのファーストシングル"Wait"が初のTop40ヒットで最高位8位を記録。この曲が2曲目のTop40ヒットで初のTop3入りです。

4位は7位からアップ、Bon Joviの"Born To Be My Baby"。Bon Joviですが、アメリカニュージャージー州で結成された日本でも大人気ハードロックバンド。1984年にファーストシングルの"Runaway"が最高位39位と初のTop40ヒット。86年には、"You Give Love A Bad Name "、"Livin' on A Prayer"が、2曲連続のNo.1、さらに、88年には"Bad Medicine"もNo.1と、3曲のNo.1ヒットを持つハードロックグループとしては異例の大人気バンド、この曲で6曲目のTop40ヒット、4曲目のTop5ヒットとなりました。

5位は9位からアップ、Tone Locの"Wild Thing"。Tone Locですが、アメリカロサンゼルス出身のラッパー。初のヒットシングルがTop5入り、5位まで上がってきました。

この週初のNo.1となったのがSheriffの"When I'm With You"。1位はこの1週間、年間チャートは37位。Top40には13週と、多少短いヒットだったので年間チャートは低めですが、初のシングルヒットがNo.1を記録しました。

このSheriffの"When I'm With You"ですが、冒頭にも書きましたが、1位になった時にはすでにバンドは解散してしまっていたという、異例の経緯をたどって大ヒットに結びついた曲です。

Sheriffですが、カナダオンタリオ州出身のロックグループ。結成は1979年、ファーストアルバムのリリースは1982年で、カナダではファーストシングルが多少ヒット、続く2枚目のシングルがこの曲"When I'm With You"で、カナダではTop10に入るヒット、アメリカでも、Top40には届きませんでしたが、Hot100には入るスマッシュヒットになりますが、続く2枚目のアルバムがヒットせず、バンドは1985年には解散してしまいます。

1988年になって、アメリカラスベガスのDJがラジオで流し始め、その人気がアメリカ全土に広がります。その人気に目を付けたレコード会社がこの曲を再リリース、瞬く間にチャートを上昇し、ついにNo.1となりました。

When I'm With You"の曲の作者はバンドのメンバーArnold Lanni。70年代後半から80年代初めにかけて、ラヴァーボーイやトライアンフ、ストーンボルトなど、カナディアンロックグループの爽やか系ロックバラードがヒットしましたが、この曲もまさにその系統の曲、良い曲でしたねぇ。よくぞこの曲が80年代も後半になってから大ヒットしたものです。

この曲がリリースされた82年にはすでにMTV全盛期に入っていましたが、この曲のMTVは作られてはいなかったそうです。

この曲、最後の部分が曲のハイライト、リードボーカルのFederico ‘Freddy’ Curci ですが、息継ぎをせずに20秒近く歌います。注意して聞いてみてくださいね。

SheriffのメンバーFreddy CurciとSteve DeMarchiですが、この80年代後半には、元ハートのメンバーRoger FisherなどとロックバンドAliasを結成、1990年には、シングル"More Than Words Can Say"が、最高位2位を記録する大ヒットとなります。


今週    先週    song    /    artist
1 2 WHEN I'M WITH YOU / SHERIFF
2 6 STRAIGHT UP / PAULA ABDUL
3 5 WHEN THE CHILDREN CRY / WHITE LION
4 7 BORN TO BE MY BABY / BON JOVI
5 9 WILD THING / TONE LOC
6 3 ARMAGEDDON IT / DEF LEPPARD
7 8 THE WAY YOU LOVE ME / KARYN WHITE
8 4 DON'T RUSH ME / TAYLOR DAYNE
9 10 ALL THIS TIME / TIFFANY
10 1 TWO HEARTS / PHIL COLLINS
11 13 I WANNA HAVE SOME FUN / SAMANTHA FOX
12 14 THE LOVER IN ME / SHEENA EASTON
13 11 HOLDING ON / STEVE WINWOOD
14 18 SHE WANTS TO DANCE WITH ME / RICK ASTLEY
15 19 WALKING AWAY / INFORMATION SOCIETY
16 20 WHAT I AM / EDIE BRICKELL & NEW BOHEMIANS
17 23 ANGEL OF HARLEM / U2
18 25 YOU GOT IT (THE RIGHT STUFF) / NEW KIDS ON THE BLOCK
19 24 DIAL MY HEART / THE BOYS
20 26 SURRENDER TO ME(FROM "TEQUILA SUNRISE") / ANN WILSON & ROBIN ZANDER
21 30 LOST IN YOUR EYES / DEBBIE GIBSON
22 12 MY PREROGATIVE / BOBBY BROWN
23 27 A LITTLE RESPECT / ERASURE
24 16 EVERY ROSE HAS ITS THORN / POISON
25 29 THE LIVING YEARS / MIKE + THE MECHANICS
26 32 ALL SHE WANTS IS / DURAN DURAN
27 37 RONI / BOBBY BROWN
28 28 SHAKE FOR THE SHEIK / THE ESCAPE CLUB
29 36 PARADISE CITY / GUNS N' ROSES
30 21 LITTLE LIAR / JOAN JETT & THE BLACKHEARTS
31 15 SMOOTH CRIMINAL / MICHAEL JACKSON
32 33 MY HEART CAN'T TELL YOU NO / ROD STEWART
33 17 PUT A LITTLE LOVE IN YOUR HEART / ANNIE LENNOX & AL GREEN
34 40 DON'T TELL ME LIES / BREATHE
35 22 I REMEMBER HOLDING YOU / BOYS CLUB
36 46 GIRL YOU KNOW IT'S TRUE / MILLI VANILLI
37 44 I BEG YOUR PARDON / KON KAN
38 41 IT'S NO SECRET / KYLIE MINOGUE
39 47 YOU'RE NOT ALONE / CHICAGO
40 49 JUST BECAUSE / ANITA BAKER
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