ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

グレン・フライ Glenn Frey - True Love(1988年の洋楽 Part41)

2024-10-17 20:00:00 | '88年洋楽
1988年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart41は、Glenn Freyの"True Love"。最高位は10月15日付の1週間の第13位。年間チャートは圏外でした。

Glenn Freyですが、もちろん皆さんご存じ、イーグルスの創設メンバーであり、ドン・ヘンリーと並ぶ中心メンバー。イーグルスのデビュー曲の"Take It Easy"のリードボーカルがグレン・フライですね。ハスキーヴォイスのドン・ヘンリーと、甘い歌声のグレン・フライ、この二人のボーカルが、イーグルスの素晴らしいところのひとつですね。

そしてグレン・フライ、「ホテル・カリフォルニア」をはじめとするイーグルスの名曲の数々を、ドン・ヘンリーとともに生み出した、希代のソングライターでもあります。

そのイーグルスが1980年に活動を停止、グレン・フライはソロ活動を開始します。1982年に初のTop40ヒット"I Found Somebody" が31位を記録、2枚のアルバムから、計3曲のTop40ヒットが出ますが、イーグルスの時のヒットに比べると、物足りないものがありました。

1984年、ついにソロでの大ヒットが生まれます。それがエディ・マーフィ主演の映画「Beverly Hills Cop」のサウンドトラックからのシングルカット曲 "The Heat Is On"、最高位2位の大ヒット、さらには、85年にテレビドラマ『特捜刑事マイアミ・バイス』サントラ収録曲"You Belong To The City" も同じく最高位2位の大ヒットとなりました。こちらをご覧ください→→→

この曲"True Love" ですが、久しぶりの映画・ドラマのサントラ以外からの、オリジナルアルバムからのシングルヒット、ソロのサードアルバム『Soul Searchin'』からのファーストシングルが、最高位13位を記録するヒット曲となりました。

"True Love"の曲の作者はGlenn FreyとJack Tempchin。Jack Tempchinですが、イーグルスのファーストアルバムのシングルヒット"Peaceful Easy Feeling"が彼の作品、イーグルス時代からグレン・フライと一緒に活動してきたソングライターです。前述の"You Belong to the City"も、この二人のコンビによる作品です。

ソロになってからの曲は、ロック系の曲やブルース系の曲などが多くありましたが、この曲のような穏やかなポップスが、グレン・フライには合っているのではないでしょうか。3年ぶりのシングルヒットになりました。
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ビルボード Billboard All American Top40 1988年10月15日付 UB40 - Red Red Wine

2024-10-13 20:00:00 | 1988年ビルボードTop40
1988年ビルボード Billboard All American Top40、1988年10月15日付、2位から上がって1位はUB40の"Red Red Wine"。UB40ですが、イギリス出身のレゲエ・ポップ・バンド。イギリスでは80年代初めからヒットを持つ人気バンドでしたが、アメリカでは、84年にこの曲"Red Red Wine"が最高位34位の初のTop40ヒット。88年のネルソン・マンデラ70歳コンサートに出演し、再びこの曲に火が付き初のNo.1を記録しました。

2位は1週間の1位からダウン、Def Leppardの"Love Bites"。Def Leppardですが、イギリス出身のハードロック・ヘヴィメタルグループ。70年代後半にデビューし、83年には"Photograph"が最高位12位を記録、この曲で6曲目のTop40ヒットで、3曲目のTop10ヒット、惜しくも1位を逃した"Pour Some Sugar On Me"を超え、ついに初のNo.1獲得です。

3位は6位からアップ、Phil Collinsの"A Groovy Kind Of Love"。映画『Buster 』挿入歌。Phil Collinsですが、ご存じ、Genesisのドラマー兼ボーカルであり、ソロでも大ヒットを連発、ソロではまず、1981年に"I Missed Again"が最高位19位を記録、このシングルを皮切りに、この曲までにTop40ヒットは計12曲。そのうち、"Against All Odds (Take a Look at Me Now)"、"Sussudio"、"One More Night"、"Separate Lives"の4曲がNo.1、この曲で5曲目のTop3ヒットです。

4位は前週と変わらず2週目の4位、Cheap Trickの"Don't be cruel"。Cheap Trickですが、アメリカのロックバンド。70年代中頃、『チープ・トリックat武道館』 が突然大ヒットし、ライブ盤からのシングル"I Want You to Want Me" が最高位7位、次のスタジオアルバムからのシングルを合わせTop40には4曲のTop40ヒット、1988年になって"The Flame" が9年ぶりにTop40に登場し、突然のNo.1、この曲も続いてヒット、6曲目のTop40ヒットで、2曲目のTop5ヒットです。

5位は9位からジャンプアップ、Information Societyの"What's on Your Mind (Pure Energy)"。Information Societyですが、アメリカのエレクトリックポップバンド。初のシングルヒットが5位まで上がってきました。

この週初めての1位はUB40の"Red Red Wine"。1位はこの1週間。年間チャートは39位。年度の途中になり年間チャートは低めですが、初の大ヒットになりました。

UB40ですが、イギリスバーミンガムで70年代後半に結成されたレゲエ・ポップバンド。面白いバンド名ですが、イギリスの失業者給付金の申請書様式名からとったそうです。

そのUB40、私のブログでは掲載しませんでしたが、Top40にはすでに2回登場済み、まずはこの曲"Red Red Wine"が84年に最高位34位、翌85年には、"I Got You Babe" が最高位28位。"I Got You Babe" はプリテンダーズのChrissie Hynde をフィーチャリングした曲、とのことで話題になりました。

そして、この曲"Red Red Wine"ですが、88年になって突如再エントリーしてチャートを急上昇、初のNo.1を記録しました。突然のヒットは、1988年6月に開催された反アパルトヘイト革命家ネルソンマンデラ氏の生誕70周年を記念したコンサートでのパフォーマンスがラジオで取り上げられたのがきっかけだそうです。ネルソンマンデラ生誕70周年記念コンサートでは、トレイシー・チャップマンの大ヒットにもつながっています。こちらをご覧ください→→→

"Red Red Wine"ですが、元々はNeil Diamondの1967年の曲、曲の作者もNeil Diamond 自身です。Neil Diamond バージョンは、最高位62位と、あまりヒットしなかったようですが、カバーバージョンの大ヒットで、知られるようになりました。

こちらが、1968年に最高位62位を記録したオリジナルNeil Diamondバージョンです。UB40バージョンも、意外に原曲に忠実でありました。

UB40の2曲目のヒット曲がこの曲"I Got You Babe" (featuring Chrissie Hynde)。最高位は28位、イギリスではNo.1を記録した大ヒットです。

今週    先週    song    /    artist
1 2 RED RED WINE / UB40
2 1 LOVE BITES / DEF LEPPARD
3 6 GROOVY KIND OF LOVE / PHIL COLLINS
4 4 DON'T BE CRUEL / CHEAP TRICK
5 9 WHAT'S ON YOUR MIND / INFORMATION SOCIETY
6 3 DON'T WORRY BE HAPPY / BOBBY MCFERRIN
7 13 DON'T YOU KNOW WHAT THE NIGHT CAN DO? / STEVE WINWOOD
8 11 DON'T BE CRUEL / BOBBY BROWN
9 20 WILD, WILD WEST / THE ESCAPE CLUB
10 8 I HATE MYSELF FOR LOVING YOU / JOAN JETT & THE BLACKHEARTS
11 5 ONE GOOD WOMAN / PETER CETERA
12 14 FOREVER YOUNG / ROD STEWART
13 15 TRUE LOVE / GLENN FREY
14 18 NEVER TEAR US APART / INXS
15 7 I'LL ALWAYS LOVE YOU / TAYLOR DAYNE
16 25 KOKOMO / BEACH BOYS
17 19 THE LOCO-MOTION / KYLIE MINOGUE
18 22 ONE MOMENT IN TIME / WHITNEY HOUSTON
19 10 PLEASE DON'T GO GIRL / NEW KIDS ON THE BLOCK
20 21 CHAINS OF LOVE / ERASURE
21 12 FALLEN ANGEL / POISON
22 26 BAD MEDICINE / BON JOVI
23 17 IF IT ISN'T LOVE / NEW EDITION
24 16 SWEET CHILD O' MINE / GUNS N' ROSES
25 37 DESIRE / U2
26 32 ANOTHER LOVER / GIANT STEPS
27 34 DON'T KNOW WHAT YOU GOT / CINDERELLA
28 36 HOW CAN I FALL? / BREATHE
29 33 TIME AND TIDE / BASIA
30 23 SIMPLY IRRESISTIBLE / ROBERT PALMER
31 24 WHAT YOU SEE IS WHAT YOU GET / BRENDA K. STARR
32 42 BABY, I LOVE YOUR WAY / WILL TO POWER
33 39 DANCE LITTLE SISTER / TERENCE TRENT D'ARBY
34 47 KISSING A FOOL / GEORGE MICHAEL
35 43 LOOK AWAY / CHICAGO
36 31 SUPERSTITIOUS / EUROPE
37 44 A WORD IN SPANISH / ELTON JOHN
38 41 IT TAKES TWO / ROB BASE & D.J. E-Z ROCK
39 45 WAITING FOR A STAR TO FALL / BOY MEETS GIRL
40 27 A NIGHTMARE ON MY STREET / D.J. JAZZY JEFF & THE FRESH PRINCE
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ジョーン・ジェット&ザ・ブラックハーツ Joan Jett & the Blackhearts - I Hate Myself for Loving Y0u (1988年の洋楽 Part40)

2024-10-10 20:00:00 | '88年洋楽
1988年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart40は、Joan Jett & the Blackheartsの"I Hate Myself for Loving You"。最高位は10月1日付と8日付の2週間の第8位。年間チャートは85位。Joan Jett & the Blackhearts、久しぶり、6年ぶりとなるTop10に入るヒットとなりました。

Joan Jettですが、1975年にデビューしたThe Runawaysのギタリスト。ランナウエイズといえば女性ロックバンドの草分け的存在でドラムのサンディ・ウェストにボーカルのシェリー・カーリー、ギターのリタ・フォードと、女性ロッカーのスーパースターが結集した伝説のグループ。この88年7月に、Lita Fordのソロで初めてのヒット"Kiss Me Deadly"を紹介したばかりです。こちらをご覧ください→→→

The Runawaysは、わずか4年でグループの活動を終わりましたが、ランナウエイズ解散後、ジョーン・ジェットはジョーン・ジェット&ザ・ブラックハーツを結成、3枚目のアルバム『アイ・ラブ・ロックンロール』に収録されたシングル"I Love Rock and Roll"が突然の大ヒット、1982年に7週間の1位、年間チャートは第3位と、年度を代表する特大のヒットとなります。

続いて同アルバムから2枚目のシングルが"Crimson and Clover"、この曲はトミー・ジェイムス&ザ・ションデルズのカバー曲で、カッコよくロックにアレンジしての最高位7位のヒット曲です。こちらをご覧ください→→→

その後も、2年ごとにアルバムをリリースするものの、アルバム、シングルとも、大ヒットにまでは至りませんでした。

1988年にリリースされたのが6枚目のアルバム『Up Your Alley』。このアルバムからのファーストシングルがこの曲"I Hate Myself for Loving You"です。曲の作者はJoan JettとDesmond Child。Desmond Childといえば有名ソングライター、Aerosmithの"Angel"の作者で、5月に私のブログに登場済みです。

この曲、さすがJoan Jettのボーカルに、ギターも重厚なロックでした。驚いたことにこの曲のギターソロは、 Rolling StonesのギタリストMick Taylorとのこと、カッコいい曲で、久しぶりのヒットとなりました。
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ビルボード Billboard All American Top40 1988年10月8日付 デフ・レパード Def Leppard - Love Bites

2024-10-06 20:00:00 | 1988年ビルボードTop40
1988年ビルボード Billboard All American Top40、1988年10月8日付、2位から上がって1位はDef Leppardの"Love Bites"。Def Leppardですが、イギリス出身のハードロック・ヘヴィメタルグループ。70年代後半にデビューし、83年には"Photograph"が最高位12位を記録、この曲で6曲目のTop40ヒットで、3曲目のTop10ヒット、惜しくも1位を逃した"Pour Some Sugar On Me"を超え、ついに初のNo.1獲得です。

2位は5位からアップ、UB40の"Red Red Wine"。UB40ですが、イギリス出身のレゲエ・ポップ・バンド。イギリスでは80年代初めからヒットを持つ人気バンドでしたが、アメリカでは、84年にこの曲"Red Red Wine"が最高位34位の初のTop40ヒット。88年のネルソン・マンデラ70歳コンサートに出演し、再びこの曲に火が付き2位まで上がってきました。

3位は2週間の1位からダウン、Bobby McFerrinの"Don't Worry Be Happy"。Bobby McFerrinですが、アメリカ・ニューヨーク出身のジャズミュージシャン。久しぶりのジャズ系のミュージシャンの大ヒット、レギュラーチャートでは初のヒット曲がついにNo.1獲得です。

4位は6位からアップ、Cheap Trickの"Don't be cruel"。Cheap Trickですが、アメリカのロックバンド。70年代中頃、『チープ・トリックat武道館』 が突然大ヒットし、ライブ盤からのシングル"I Want You to Want Me" が最高位7位、次のスタジオアルバムからのシングルを合わせTop40には4曲のTop40ヒット、1988年になって"The Flame" が9年ぶりにTop40に登場し、突然のNo.1、この曲も続いてヒット、6曲目のTop40ヒットで、2曲目のTop5ヒットです。

5位は1週間の4位からダウン、Peter Ceteraの"One Good Woman"。Peter Ceteraですが、もちろんみなさんご存じ、アメリカンロックを代表するバンド、シカゴの元リードボーカリスト、1985年にシカゴを脱退、それ以降ソロ活動で、"Glory of Love"、"The Next Time I Fall"で連続のNo.1ヒット、この曲でソロ3曲目のTop40ヒット、その3曲ともTop5ヒットとなりました。

この週1位はDef Leppardの"Love Bites"。1位はこの1週間。年間チャートは30位。年度の途中で年間チャートは低めですが、バンド初のNo.1ヒット、ヘビメタバンドとしては、Guns N' Rosesの"Sweet Child O' Mine"に続くNo.1となりました。

Def Leppardですが、イギリス出身のハードロックグループ。デビューは70年代中頃、ファーストアルバムのリリースは1980年。ファースト、セカンドとも、アルバムは、母国イギリス、アメリカなどで、100位以内に入るヒットアルバムになり、徐々に、人気ヘビメタバンドとなっていきます。

続く3枚目のアルバム『Pyromania』、このアルバムが、全米アルバムチャートで最高位第2位、全世界での大ヒットアルバムとなります。そのアルバムからのシングル"Photograph"が最高位12位と初のTop40ヒット、さらに、"Rock of Ages"が16位、"Foolin'"が28位と、合計3曲がTop40に入るヒットとなり、一躍大人気ハードロックグループとなります。

続く4枚目のアルバムが1987年にリリースされた『Hysteria』、まずはファーストシングルの"Animal"が最高位19位、1曲おいて、3曲目のシングルが"Hysteria"で最高位10位、4曲目のシングルが"Pour Some Sugar On Me"で、ついに最高位2位を記録する大ヒットになります。こちらをご覧ください→→→

そしてこの曲"Love Bites"ですが、アルバムからの5曲目のシングルが、アルバム最大のヒットシングルとなり、ついにNo.1となりました。曲の作者は人気プロデューサー・ソングライターのRobert John "Mutt" Langeに、メンバーのPhil Collen、Steve Clark、Joe Elliott、Rick Savageの5人の共作。

Robert John "Mutt" Langeといえば、Def Leppardのほかにも、Foreigner やAC/DC などなど、数々の大ヒットアルバムを生み出した名プロデューサーとして、私のブログにも何度も登場済みです。彼のプロデュースで、このアルバム『Hysteria』、どの曲をシングルにしてもヒットするだろう、名アルバムとなりました。結果的に、シングル6枚がTop40ヒットとなり、アルバム年間チャートでは、87年に93位、88年に3位、89年に9位の、3年連続年間チャートに入る驚異的なヒットアルバムとなりました。

この"Love Bites"、Joe Elliottのハードなボーカルによるパワーバラード。この時のヘビメタ人気に乗っていましたし、やっぱりこの曲はヒットしますね。この曲を5曲目のシングルに持ってきた、そのことからも、このアルバムが驚異のアルバムだったとわかります。

この時のチャート、Guns N' Roses→Bobby McFerrinときて、ついにこのDef Leppardの初のNo.1、改めて、ワクワクするチャートの動きでした。

今週    先週    song    /    artist
1 2 LOVE BITES / DEF LEPPARD
2 5 RED RED WINE / UB40
3 1 DON'T WORRY BE HAPPY / BOBBY MCFERRIN
4 6 DON'T BE CRUEL / CHEAP TRICK
5 4 ONE GOOD WOMAN / PETER CETERA
6 14 GROOVY KIND OF LOVE / PHIL COLLINS
7 3 I'LL ALWAYS LOVE YOU / TAYLOR DAYNE
8 8 I HATE MYSELF FOR LOVING YOU / JOAN JETT & THE BLACKHEARTS
9 10 WHAT'S ON YOUR MIND / INFORMATION SOCIETY
10 12 PLEASE DON'T GO GIRL / NEW KIDS ON THE BLOCK
11 15 DON'T BE CRUEL / BOBBY BROWN
12 16 FALLEN ANGEL / POISON
13 18 DON'T YOU KNOW WHAT THE NIGHT CAN DO? / STEVE WINWOOD
14 21 FOREVER YOUNG / ROD STEWART
15 20 TRUE LOVE / GLENN FREY
16 7 SWEET CHILD O' MINE / GUNS N' ROSES
17 11 IF IT ISN'T LOVE / NEW EDITION
18 26 NEVER TEAR US APART / INXS
19 28 THE LOCO-MOTION / KYLIE MINOGUE
20 27 WILD, WILD WEST / THE ESCAPE CLUB
21 25 CHAINS OF LOVE / ERASURE
22 29 ONE MOMENT IN TIME / WHITNEY HOUSTON
23 9 SIMPLY IRRESISTIBLE / ROBERT PALMER
24 24 WHAT YOU SEE IS WHAT YOU GET / BRENDA K. STARR
25 31 KOKOMO / BEACH BOYS
26 34 BAD MEDICINE / BON JOVI
27 19 A NIGHTMARE ON MY STREET / D.J. JAZZY JEFF & THE FRESH PRINCE
28 17 NOBODY'S FOOL(THEME FROM "CADDYSHACKⅡ) / KENNY LOGGINS
29 23 STAYING TOGETHER / DEBBIE GIBSON
30 13 IT WOULD TAKE A STRONG STRONG MAN / RICK ASTLEY
31 32 SUPERSTITIOUS / EUROPE
32 35 ANOTHER LOVER / GIANT STEPS
33 33 TIME AND TIDE / BASIA
34 38 DON'T KNOW WHAT YOU GOT / CINDERELLA
35 37 INDESTUCTIBLE / FOUR TOPS
36 40 HOW CAN I FALL? / BREATHE
37 50 DESIRE / U2
38 22 PERFECT WORLD / HUEY LEWIS & THE NEWS
39 42 DANCE LITTLE SISTER / TERENCE TRENT D'ARBY
40 30 WHEN IT'S LOVE / VAN HALEN
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ヨーロッパ Europe - Superstitious(1988年の洋楽 Part39)

2024-10-03 20:00:00 | '88年洋楽
1988年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart39は、Europeの"Superstitious"。最高位は10月8日付の第31位。年間チャートは圏外でした。

Europeですが、スウェーデン出身のロックバンド。1970年代後半から活動を開始、ファーストアルバムのリリースは、1983年の『Europe』、母国スウェーデンでは大ヒットアルバムになりましたが、その他の国では全く話題にはなりませんでした。

そのEuropeですが、「北欧メタル」として初めて認知されたグループと言われています。「北欧メタル」というと、ハイトーンボーカルに、抒情的でかつメロディアス、クリアなサウンドのハードロックですが、まさにこのEuropeから始まったサウンドですね。

セカンドアルバムも、スウェーデンのみのヒットでしたが、サードアルバムの『The Final Countdown』、このアルバムが、まずはヨーロッパで火が付き、アメリカから、全世界での大ヒットアルバムとなりました。全米では最高位8位を記録したシングルの”The Final Countdown” 、この曲こそ、「北欧メタル」の代表曲、さらには、究極の産業ロック、とも言っていいかも、メロディアスで、かつカッコいい、ロックでした。

その後、同じアルバムから、パワーバラードの"Carrie" が最高位3位を記録する大ヒット、この曲がバンドで最高のヒット曲になりました。こちらをご覧ください→→→

この曲"Superstitious"ですが、彼ら4枚目のアルバム『Out of This World』からのファーストシングルカット曲。母国スウェーデンでは、当然の1位を記録したものの、アメリカでは31位の小ヒット、その他のヨーロッパ各国でも、大ヒットにまでは至りませんでした。

"Superstitious"の曲の作者は、バンドのリードボーカリストJoey Tempest。アルバムのほとんどの曲はJoey Tempestの作によるものです。この曲、これぞEuropeの曲、と言っていい、抒情的でクリアなロック、ワンパターンともいわれるでしょうけれども、そこがこのバンドの良いところでしょう。

残念ながら、この曲がバンド最後のTop40ヒットになりました。次の5枚目のアルバムを最後に活動を停止しますが、2000年代に入ってから復活、母国スウェーデンを中心としたヨーロッパ各国で、人気が復活し、今でも、北欧メタルの大人気バンドとして活躍中です。
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