ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

ビルボード Billboard All American Top40 1988年10月1日付 ボビー・マクファーリン Bobby McFerrin - Don't Worry Be Happy

2024-09-29 20:00:00 | 1988年ビルボードTop40
1988年ビルボード Billboard All American Top40、1988年10月1日付、2週目の1位はBobby McFerrinの"Don't Worry Be Happy"。Bobby McFerrinですが、アメリカ・ニューヨーク出身のジャズミュージシャン。久しぶりのジャズ系のミュージシャンの大ヒット、レギュラーチャートでは初のヒット曲がついにNo.1獲得です。

2位は5位からアップ、Def Leppardの"Love Bites"。Def Leppardですが、イギリス出身のハードロック・ヘヴィメタルグループ。70年代後半にデビューし、83年には"Photograph"が最高位12位を記録、この曲で6曲目のTop40ヒットで、3曲目のTop10ヒット、惜しくも1位を逃した最高位2位の"Pour Some Sugar On Me"に続き、2曲目のTop3ヒットになりました。

3位は前週と変わらず2週目の3位、Taylor Dayneの"I'll Always Love You"。Taylor Dayneですが、アメリカ・ニューヨーク出身のシンガー・ソングライター。デビュー曲"Tell It to My Heart"が最高位7位を記録、この曲でデビューから3曲連続でTop10入り、初のTop3ヒットとなりました。

4位は7位からアップ、Peter Ceteraの"One Good Woman"。Peter Ceteraですが、もちろんみなさんご存じ、アメリカンロックを代表するバンド、シカゴの元リードボーカリスト、1985年にシカゴを脱退、それ以降ソロ活動で、"Glory of Love"、"The Next Time I Fall"で連続のNo.1ヒット、この曲でソロ3曲目のTop40ヒット、その3曲ともTop5ヒットとなりました。

5位は13位からジャンプアップ、UB40の"Red Red Wine"。UB40ですが、イギリス出身のレゲエ・ポップ・バンド。イギリスでは80年代初めからヒットを持つ人気バンドでしたが、アメリカでは、84年にこの曲"Red Red Wine"が最高位34位の初のTop40ヒット。88年のネルソン・マンデラ70歳コンサートに出演し、再びこの曲に火が付き5位まで上がってきました。

この週2週目の1位はBobby McFerrinの"Don't Worry Be Happy"。1位はこの2週間、年間チャートは37位。Bobby McFerrinですが、アメリカ・ニューヨーク出身のジャズミュージシャン。久しぶりのジャズ系のミュージシャンのNo.1ヒットとなりました。

Bobby McFerrinですが、音楽活動を開始したのは1970年代初めから。初のアルバムは1982年、『Bobby McFerrin』をリリースします。その後もソロアルバムをリリース、ジャズチャートでは話題になってきます。

この曲"Don't Worry Be Happy"ですが、1988年にリリースした彼の4枚目のアルバム『Simple Pleasures』収録曲。このアルバム、なんと全曲が演奏なし、Bobby McFerrinのアカペラのみで構成されたアルバムです。

そのアルバムからのシングルがこの曲"Don't Worry Be Happy"。曲の作者はBobby McFerrin自身。なぜこの曲が突然の大ヒットになったかというと、1988年の映画『カクテル』で使われて話題になってのサントラからの大ヒットです。

映画『カクテル』ですが、主演はトム・クルーズ。いわゆる青春映画で、大ヒット映画となりました。この映画のサントラからは、もう1曲、The Beach Boysの"Kokomo"がちょうどこの日のチャートでは40位から31位に上がっていますね。映画のヒットにより、サントラもアルバムチャート2位まで上がる大ヒットアルバムとなりました。

"Don't Worry Be Happy"ですが、ジャズというよりも、レゲエ風のアカペラソング。軽快なリズムとともに、ボビー・マクファーリンのボーカルが心にしみますね。サントラで使われたことにより、この素晴らしい曲が多くの人に知られることになり、大ヒットに結びつきました。アカペラソングでは、この曲がビルボード初のNo.1ソングとなったとのことです。

今週    先週    song    /    artist
1 1 DON'T WORRY BE HAPPY / BOBBY MCFERRIN
2 5 LOVE BITES / DEF LEPPARD
3 3 I'LL ALWAYS LOVE YOU / TAYLOR DAYNE
4 7 ONE GOOD WOMAN / PETER CETERA
5 13 RED RED WINE / UB40
6 10 DON'T BE CRUEL / CHEAP TRICK
7 2 SWEET CHILD O' MINE / GUNS N' ROSES
8 12 I HATE MYSELF FOR LOVING YOU / JOAN JETT & THE BLACKHEARTS
9 4 SIMPLY IRRESISTIBLE / ROBERT PALMER
10 17 WHAT'S ON YOUR MIND / INFORMATION SOCIETY
11 8 IF IT ISN'T LOVE / NEW EDITION
12 14 PLEASE DON'T GO GIRL / NEW KIDS ON THE BLOCK
13 11 IT WOULD TAKE A STRONG STRONG MAN / RICK ASTLEY
14 21 GROOVY KIND OF LOVE / PHIL COLLINS
15 19 DON'T BE CRUEL / BOBBY BROWN
16 18 FALLEN ANGEL / POISON
17 9 NOBODY'S FOOL(THEME FROM "CADDYSHACKⅡ) / KENNY LOGGINS
18 20 DON'T YOU KNOW WHAT THE NIGHT CAN DO? / STEVE WINWOOD
19 15 A NIGHTMARE ON MY STREET / D.J. JAZZY JEFF & THE FRESH PRINCE
20 23 TRUE LOVE / GLENN FREY
21 24 FOREVER YOUNG / ROD STEWART
22 6 PERFECT WORLD / HUEY LEWIS & THE NEWS
23 22 STAYING TOGETHER / DEBBIE GIBSON
24 26 WHAT YOU SEE IS WHAT YOU GET / BRENDA K. STARR
25 27 CHAINS OF LOVE / ERASURE
26 28 NEVER TEAR US APART / INXS
27 31 WILD, WILD WEST / THE ESCAPE CLUB
28 32 THE LOCO-MOTION / KYLIE MINOGUE
29 35 ONE MOMENT IN TIME / WHITNEY HOUSTON
30 16 WHEN IT'S LOVE / VAN HALEN
31 40 KOKOMO / BEACH BOYS
32 37 SUPERSTITIOUS / EUROPE
33 39 TIME AND TIDE / BASIA
34 43 BAD MEDICINE / BON JOVI
35 42 ANOTHER LOVER / GIANT STEPS
36 25 MONKEY / GEORGE MICHAEL
37 41 INDESTUCTIBLE / FOUR TOPS
38 44 DON'T KNOW WHAT YOU GOT / CINDERELLA
39 29 FAST CAR / TRACY CHAPMAN
40 46 HOW CAN I FALL? / BREATHE
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ビルボード Billboard All American Top40 1988年9月24日付 ロバート・パーマー Robert Palmer - Simply Irresistible

2024-09-22 20:00:00 | 1988年ビルボードTop40
1988年ビルボード Billboard All American Top40、1988年9月24日付、4位から上がって初の1位はBobby McFerrinの"Don't Worry Be Happy"。Bobby McFerrinですが、アメリカ・ニューヨーク出身のジャズミュージシャン。久しぶりのジャズ系のミュージシャンの大ヒット、レギュラーチャートでは初のヒット曲がついにNo.1獲得です。

2位は2週間の1位からダウン、Guns N' Rosesの"Sweet Child O' Mine"。アメリカのハードロック、ヘビーメタルバンドGuns N' Roses、デビューアルバム『Appetite for Destruction』から、初のTop40ヒットがついにNo.1、これだけヘヴィなロックバンドとしては初といっていいNo.1ヒットとなりました。

3位は5位からアップ、Taylor Dayneの"I'll Always Love You"。Taylor Dayneですが、アメリカ・ニューヨーク出身のシンガー・ソングライター。デビュー曲"Tell It to My Heart"が最高位7位を記録、この曲でデビューから3曲連続でTop10入り、初のTop3ヒットとなりました。

4位は2週間の2位からダウン、Robert Palmerの"Simply Irresistible"。Guns N' Rosesに阻まれて2曲目の1位はなりませんでした。Robert Palmerですが、初のTop40ヒットが1978年の"Every Kinda People"。以来、ソロではこの曲で6曲目のTop40ヒット、The Power Stationの3曲を含めると、この曲で9曲目のTop40ヒット、No.1の"Addicted to Love"など、3曲目のTop3ヒットとなりました。

5位は9位からジャンプアップ、Def Leppardの"Love Bites"。Def Leppardですが、イギリス出身のハードロック・ヘヴィメタルグループ。70年代後半にデビューし、83年には"Photograph"が最高位12位を記録、この曲で6曲目のTop40ヒットで、3曲目のTop10ヒット、惜しくも1位を逃した最高位2位の"Pour Some Sugar On Me"に続き、2曲目のTop5ヒットになりました。

この週2位からダウンして4位はRobert Palmerの"Simply Irresistible"。最高位は9月10日、17日付の2週間の2位、年間チャートは23位。Guns N' Rosesに阻まれて、2曲目の1位はなりませんでしたが、"I Didn't Mean To Turn You On"に続き最高位2位を記録する大ヒットになりました。

Robert Palmerですが、イギリス出身のシンガー・ソングライター、ロック・R&Bシンガー。デビューは70年代中頃、ロックシンガーながら、ソウルフルなボーカルが注目され、ソロシンガーとしてデビュー、初のソロアルバムを74年にリリースしますが、この時には、大ヒットまでには至りませんでした。

初のヒットは1978年、彼の4枚目のアルバムからのシングル"Every Kinda People"が最高位16位を記録、この"Every Kinda People"ですが、ロックというよりもレゲエ、といっていい曲でした。この個性的な曲がTop40に上がってきたときには、大変驚きました。

80年代になると、しばらくシングルヒットがなく忘れていた頃、1985年になって、突如、Duran DuranのAndy Taylor、元ChicのTony ThompsonなどとThe Power Stationを結成、"Some Like It Hot"が最高位6位、"Get It On" が最高位9位など、3曲のTop40ヒットを出して復活します。

The Power Stationの活動はアルバム1枚で終わり、ソロ活動に復帰、同じ年の1985年、8枚目のソロアルバムとなる『Riptide』をリリース、このアルバムからは、ファーストシングルはTop40にも入らなかったものの、2枚目のシングル"Addicted to Love"が突然1位となる大ヒットシングルとなりました。

続く3枚目のシングルは最高33位と空振りでしたが、4枚目が再びの大ヒット、"I Didn't Mean To Turn You On"が、最高位2位を記録する大ヒットとなりました。 こちらをご覧ください→→→

この曲"Simply Irresistible"ですが、続くソロ9枚目のアルバム『Heavy Nova』からのファーストシングルカット曲で、最高位2位を記録する大ヒットでした。Robert Palmerのヒット曲ですが、The Power Stationの曲を含めても、この曲で9曲目、ヒット曲の数は少ないものの、9曲中5曲がTop10入り、1位1曲、2位2曲と、大ヒットが多いのが驚きです。

"Simply Irresistible"の曲の作者はRobert Palmer自身。ロバート・パーマー、相変わらずのソウルフルなボーカルですが、曲はこれまでの曲以上にロックな曲でした。この曲は、私としては、彼の曲の中ではこれまでで一番です。

そしてこの曲のPV、"Addicted to Love"、"I Didn't Mean To Turn You On"で登場したお姉さま方が、この曲でも登場です。濃いメイクで、黒髪のオールバック、マネキンのような無表情でのダンスは健在、というより、パワーアップしていますね。

今週    先週    song    /    artist
1 4 DON'T WORRY BE HAPPY / BOBBY MCFERRIN
2 1 SWEET CHILD O' MINE / GUNS N' ROSES
3 5 I'LL ALWAYS LOVE YOU / TAYLOR DAYNE
4 2 SIMPLY IRRESISTIBLE / ROBERT PALMER
5 9 LOVE BITES / DEF LEPPARD
6 3 PERFECT WORLD / HUEY LEWIS & THE NEWS
7 11 ONE GOOD WOMAN / PETER CETERA
8 7 IF IT ISN'T LOVE / NEW EDITION
9 8 NOBODY'S FOOL(THEME FROM "CADDYSHACKⅡ) / KENNY LOGGINS
10 15 DON'T BE CRUEL / CHEAP TRICK
11 10 IT WOULD TAKE A STRONG STRONG MAN / RICK ASTLEY
12 14 I HATE MYSELF FOR LOVING YOU / JOAN JETT & THE BLACKHEARTS
13 19 RED RED WINE / UB40
14 18 PLEASE DON'T GO GIRL / NEW KIDS ON THE BLOCK
15 17 A NIGHTMARE ON MY STREET / D.J. JAZZY JEFF & THE FRESH PRINCE
16 6 WHEN IT'S LOVE / VAN HALEN
17 22 WHAT'S ON YOUR MIND / INFORMATION SOCIETY
18 21 FALLEN ANGEL / POISON
19 20 DON'T BE CRUEL / BOBBY BROWN
20 27 DON'T YOU KNOW WHAT THE NIGHT CAN DO? / STEVE WINWOOD
21 31 GROOVY KIND OF LOVE / PHIL COLLINS
22 26 STAYING TOGETHER / DEBBIE GIBSON
23 28 TRUE LOVE / GLENN FREY
24 30 FOREVER YOUNG / ROD STEWART
25 13 MONKEY / GEORGE MICHAEL
26 29 WHAT YOU SEE IS WHAT YOU GET / BRENDA K. STARR
27 32 CHAINS OF LOVE / ERASURE
28 33 NEVER TEAR US APART / INXS
29 16 FAST CAR / TRACY CHAPMAN
30 12 ANOTHER PART OF ME / MICHAEL JACKSON
31 36 WILD, WILD WEST / THE ESCAPE CLUB
32 40 THE LOCO-MOTION / KYLIE MINOGUE
33 23 I DON'T WANNA LIVE WITHOUT YOUR LOVE / CHICAGO
34 24 I DON'T WANNA GO ON WITH YOU LIKE THAT / ELTON JOHN
35 43 ONE MOMENT IN TIME / WHITNEY HOUSTON
36 25 HERE WITH ME / REO SPEEDWAGON
37 46 SUPERSTITIOUS / EUROPE
38 35 HANDS TO HEAVEN / BREATHE
39 44 TIME AND TIDE / BASIA
40 58 KOKOMO / BEACH BOYS
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ビルボード Billboard All American Top40 1988年9月17日付 ガンズ・アンド・ローゼズ Guns N' Roses - Sweet Child O' Mine

2024-09-15 20:00:00 | 1988年ビルボードTop40
1988年ビルボード Billboard All American Top40、1988年9月17日付、2週目の1位はGuns N' Rosesの"Sweet Child O' Mine"。アメリカのハードロック、ヘビーメタルバンドGuns N' Roses、デビューアルバム『Appetite for Destruction』から、初のTop40ヒットがついにNo.1、これだけヘヴィなロックバンドとしては初といっていいNo.1ヒットとなりました。

2位は前週と変わらず2週目の2位、Robert Palmerの"Simply Irresistible"。Robert Palmerですが、初のTop40ヒットが1978年の"Every Kinda People"。以来、ソロではこの曲で6曲目のTop40ヒット、The Power Stationの3曲を含めると、この曲で9曲目のTop40ヒット、No.1の"Addicted to Love"など、3曲目のTop3ヒットとなりました。

3位も前週と変わらず2週目の3位、Huey Lewis & The Newsの"Perfect World"。Huey Lewis & The Newsですが、これぞアメリカンロックを代表するグループ、最高位7位の初のTop40ヒット"Do You Believe in Love"以来、この曲で通算14曲目のTop40ヒット、そのうち12曲がTop10入り、"The Power of Love"、"Stuck with You"、"Jacob's Ladder" の3曲のNo.1ヒットを含め、この曲で5曲目のTop3ヒットになりました。

4位は9位からジャンプアップ、Bobby McFerrinの"Don't Worry Be Happy"。
Bobby McFerrinですが、アメリカ・ニューヨーク出身のジャズミュージシャン。久しぶりにジャズ系のミュージシャンがTop5に入ってきました。レギュラーチャートでは初のヒット曲が4位まで上がってきました。

5位は7位からアップ、Taylor Dayneの"I'll Always Love You"。Taylor Dayneですが、アメリカ・ニューヨーク出身のシンガー・ソングライター。デビュー曲"Tell It to My Heart"が最高位7位を記録、この曲でデビューから3曲連続でTop10入り、初のTop5ヒットとなりました。

この週2週目の1位はGuns N' Rosesの"Sweet Child O' Mine"。1位はこの2週間、年間チャートは第5位。ハードロック、ヘヴィメタルバンドとしては、驚きの特大のシングルヒットとなりました。

Guns N' Rosesですが、1980年代中頃、アメリカロサンジェルスで結成されたヘヴィメタルバンド。ボーカルのアクセル・ローズ、ギターのスラッシュ、イジー・ストラドリンが中心となって活動を開始。バンド結成で中心となり、バンド名にもなっているトレイシー・ガンズは、すぐにバンドを脱退、ファーストアルバムには参加していません。

1987年、ファーストアルバム『Appetite for Destruction』をリリース、シングル"Welcome to the Jungle"をイギリスでリリースしますが、アメリカでは話題にならず、なかなか浮上できませんでした。ちょうどその頃、ヘビメタバンドとしては、Def Leppardもニューアルバムを発表、『Hysteria』が先行してアルバムチャートを上がってきているところでした。

Def Leppardの陰に隠れていたGuns N' Rosesですが、徐々にアルバムも評判になり、この曲"Sweet Child O' Mine"の発売とともに、アメリカでの人気が爆発します。

"Sweet Child O' Mine"の曲の作者はGuns N' Rosesのメンバー全員。この曲がチャートを上がってきたときには驚きました。アクセル・ローズの高音のボーカルに、スラッシュの攻撃的なギターは、これぞヘヴィメタルの曲でしたが、曲は意外にメロディアス。そこがこの曲がシングルでも大ヒットしたところでしょう。

80年代、ハードロック・ヘヴィメタルバンドとしては、Van HalenとBon Joviの2大バンドが、アルバムだけでなく、シングルも大ヒットしていましたが、ハードな中にもポップなところもあるVan HalenとBon Joviに比べ、Guns N' RosesとDef Leppardは、よりヘヴィなロック、本格的なヘヴィメタルバンドでした。この当時、ついにロックがヘヴィメタルの時代に入ったなぁ、と感じたものでした。

先行してアルバム・シングルとも大ヒットし、アルバムチャートでもNo.1となったDef Leppardの『Hysteria』と競うように、デビューアルバム『Appetite for Destruction』もアルバムチャートNo.1となり、年間チャートでも、1988年のアルバム年間6位、89年では年間5位の、2年間ヒットし続けた記録的な大ヒットアルバムとなりました。

今週    先週    song    /    artist
1 1 SWEET CHILD O' MINE / GUNS N' ROSES
2 2 SIMPLY IRRESISTIBLE / ROBERT PALMER
3 3 PERFECT WORLD / HUEY LEWIS & THE NEWS
4 9 DON'T WORRY BE HAPPY / BOBBY MCFERRIN
5 7 I'LL ALWAYS LOVE YOU / TAYLOR DAYNE
6 5 WHEN IT'S LOVE / VAN HALEN
7 8 IF IT ISN'T LOVE / NEW EDITION
8 10 NOBODY'S FOOL(THEME FROM "CADDYSHACKⅡ) / KENNY LOGGINS
9 16 LOVE BITES / DEF LEPPARD
10 13 IT WOULD TAKE A STRONG STRONG MAN / RICK ASTLEY
11 14 ONE GOOD WOMAN / PETER CETERA
12 11 ANOTHER PART OF ME / MICHAEL JACKSON
13 4 MONKEY / GEORGE MICHAEL
14 17 I HATE MYSELF FOR LOVING YOU / JOAN JETT & THE BLACKHEARTS
15 18 DON'T BE CRUEL / CHEAP TRICK
16 6 FAST CAR / TRACY CHAPMAN
17 19 A NIGHTMARE ON MY STREET / D.J. JAZZY JEFF & THE FRESH PRINCE
18 21 PLEASE DON'T GO GIRL / NEW KIDS ON THE BLOCK
19 28 RED RED WINE / UB40
20 23 DON'T BE CRUEL / BOBBY BROWN
21 25 FALLEN ANGEL / POISON
22 26 WHAT'S ON YOUR MIND / INFORMATION SOCIETY
23 15 I DON'T WANNA LIVE WITHOUT YOUR LOVE / CHICAGO
24 12 I DON'T WANNA GO ON WITH YOU LIKE THAT / ELTON JOHN
25 20 HERE WITH ME / REO SPEEDWAGON
26 30 STAYING TOGETHER / DEBBIE GIBSON
27 36 DON'T YOU KNOW WHAT THE NIGHT CAN DO? / STEVE WINWOOD
28 37 TRUE LOVE / GLENN FREY
29 34 WHAT YOU SEE IS WHAT YOU GET / BRENDA K. STARR
30 35 FOREVER YOUNG / ROD STEWART
31 42 GROOVY KIND OF LOVE / PHIL COLLINS
32 38 CHAINS OF LOVE / ERASURE
33 43 NEVER TEAR US APART / INXS
34 22 ALL FIRED UP / PAT BENATAR
35 27 HANDS TO HEAVEN / BREATHE
36 45 WILD, WILD WEST / THE ESCAPE CLUB
37 31 1-2-3 / GLORIA ESTEFAN & MIAMI SOUND MACHINE
38 24 LOVE WILL SAVE THE DAY / WHITNEY HOUSTON
39 29 ROLL WITH IT / STEVE WINWOOD
40 50 THE LOCO-MOTION / KYLIE MINOGUE
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ビルボード Billboard All American Top40 1988年9月10日付 Huey Lewis & The News - Perfect World

2024-09-08 20:00:00 | 1988年ビルボードTop40
1988年ビルボード Billboard All American Top40、1988年9月10日付、2位から上がって初の1位はGuns N' Rosesの"Sweet Child O' Mine"。アメリカのハードロック、ヘビーメタルバンドGuns N' Roses、デビューアルバム『Appetite for Destruction』から、初のTop40ヒットがついにNo.1、これだけヘヴィなロックバンドとしては初といっていいNo.1ヒットとなりました。

2位は3位からアップ、Robert Palmerの"Simply Irresistible"。Robert Palmerですが、初のTop40ヒットが1978年の"Every Kinda People"。以来、ソロではこの曲で6曲目のTop40ヒット、The Power Stationの3曲を含めると、この曲で9曲目のTop40ヒット、No.1の"Addicted to Love"など、3曲目のTop3ヒットとなりました。

3位は6位からアップ、Huey Lewis & The Newsの"Perfect World"。Huey Lewis & The Newsですが、これぞアメリカンロックを代表するグループ、最高位7位の初のTop40ヒット"Do You Believe in Love"以来、この曲で通算14曲目のTop40ヒット、そのうち12曲がTop10入り、"The Power of Love"、"Stuck with You"、"Jacob's Ladder" の3曲のNo.1ヒットを含め、この曲で5曲目のTop3ヒットになりました。

4位は2週間の1位からダウン、George Michaelの"Monkey"。George Michaelですが元Wham!のメンバー、Wham!で6曲のTop40ヒット、ソロになってからのヒット、Aretha Franklinとのデュエットを含め、この曲で通算13曲目のTop40ヒットで、11曲目のTop3ヒット、Wham!での"Wake Me Up Before You Go-Go"、ソロでの"Faith"などなんとこの曲で通算8曲目のNo.1となりました。

5位は8位からアップ、Van Halenの"When It's Love"。Van Halenですが、皆さんご存じ、大人気アメリカンハードロックバンド、初のTop40ヒット"You Really Got Me"以来、この曲で12曲目のTop40ヒットで、1984年には、"Jump"が初のNo.1を記録、この曲で3曲目のTop5ヒットになりました。

この週3位はHuey Lewis & The Newsの"Perfect World"。最高位はこの週と、翌週9月17日付の2週間の第3位、年間チャートは64位。出すシングルのほとんどがTop10以内に入る大人気グループですが、私のブログには2年ぶりの登場となりました。

Huey Lewis & The Newsですが、カルフォルニア州サンフランシスコ出身、前述しましたが、これぞアメリカンロックを代表する大人気ロックグループです。

初のヒットは、1982年にリリースした彼ら2枚目のアルバム『Picture This』。邦題の『ベイエリアの風』という方がしっくりきますが、そのアルバムからのシングル"Do You Believe in Love"が最高位7位、初の大ヒットとなります。

続いて、1983年にリリースした3枚目のアルバム『Sports』、こちらは初のアルバムチャートNo.1となり、シングルも、このアルバムからは4曲がTop10以内に入る、素晴らしいアルバムでした。

1985年には、世界的な大ヒット映画となった『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の主題歌"The Power Of Love"で、2週間の1位、年間15位の特大のヒット、続いてリリースしたバンド4枚目のアルバム『Fore!』も連続のNo.1アルバムとなり、そこからのシングル、"Stuck with You"と"Jacob's Ladder"の2曲のNo.1を含め、5曲のTop10ヒットがでる記録的な大ヒットアルバムとなりました。"Stuck with You"については、こちらをご覧ください→→→

この曲、"Perfect World"ですが、2年ぶりの1988年にリリースした彼ら5枚目のアルバム『Small World』からのファーストシングル。曲の作者はAlex Call 。珍しくHuey Lewisが曲作りに参加していない、外部ソングライターを起用した曲でのヒットでした。

その"Perfect World"、これぞHuey Lewis & The Newsの曲、という明るいアメリカンロックです。肩の凝らない、ドライブのBGMには最適な曲でした。ソングライターのAlex Callですが、驚いたことに、1982年に最高位4位、年間16位を記録した大ヒット曲Tommy Tutoneの"867-5309 / Jenny"を共作した人です。久しぶりに"867-5309 / Jenny"も聞いてみましたが、こちらの曲も"Perfect World"に通じる明るいアメリカンロックでした→→→


今週    先週    song    /    artist
1 2 SWEET CHILD O' MINE / GUNS N' ROSES
2 3 SIMPLY IRRESISTIBLE / ROBERT PALMER
3 6 PERFECT WORLD / HUEY LEWIS & THE NEWS
4 1 MONKEY / GEORGE MICHAEL
5 8 WHEN IT'S LOVE / VAN HALEN
6 7 FAST CAR / TRACY CHAPMAN
7 10 I'LL ALWAYS LOVE YOU / TAYLOR DAYNE
8 9 IF IT ISN'T LOVE / NEW EDITION
9 15 DON'T WORRY BE HAPPY / BOBBY MCFERRIN
10 13 NOBODY'S FOOL(THEME FROM "CADDYSHACKⅡ) / KENNY LOGGINS
11 12 ANOTHER PART OF ME / MICHAEL JACKSON
12 4 I DON'T WANNA GO ON WITH YOU LIKE THAT / ELTON JOHN
13 14 IT WOULD TAKE A STRONG STRONG MAN / RICK ASTLEY
14 17 ONE GOOD WOMAN / PETER CETERA
15 5 I DON'T WANNA LIVE WITHOUT YOUR LOVE / CHICAGO
16 24 LOVE BITES / DEF LEPPARD
17 21 I HATE MYSELF FOR LOVING YOU / JOAN JETT & THE BLACKHEARTS
18 26 DON'T BE CRUEL / CHEAP TRICK
19 28 A NIGHTMARE ON MY STREET / D.J. JAZZY JEFF & THE FRESH PRINCE
20 23 HERE WITH ME / REO SPEEDWAGON
21 27 PLEASE DON'T GO GIRL / NEW KIDS ON THE BLOCK
22 19 ALL FIRED UP / PAT BENATAR
23 29 DON'T BE CRUEL / BOBBY BROWN
24 11 LOVE WILL SAVE THE DAY / WHITNEY HOUSTON
25 32 FALLEN ANGEL / POISON
26 33 WHAT'S ON YOUR MIND / INFORMATION SOCIETY
27 20 HANDS TO HEAVEN / BREATHE
28 36 RED RED WINE / UB40
29 16 ROLL WITH IT / STEVE WINWOOD
30 34 STAYING TOGETHER / DEBBIE GIBSON
31 18 1-2-3 / GLORIA ESTEFAN & MIAMI SOUND MACHINE
32 31 I DON'T WANT TO BE A HERO / JOHNNY HATES JAZZ
33 22 MAKE ME LOSE CONTROL / ERIC CARMEN
34 40 WHAT YOU SEE IS WHAT YOU GET / BRENDA K. STARR
35 41 FOREVER YOUNG / ROD STEWART
36 42 DON'T YOU KNOW WHAT THE NIGHT CAN DO? / STEVE WINWOOD
37 44 TRUE LOVE / GLENN FREY
38 45 CHAINS OF LOVE / ERASURE
39 25 SIGN YOUR NAME / TERENCE TRENT D'ARBY
40 30 HOLD ON TO THE NIGHTS / RICHARD MARX
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ビルボード Billboard All American Top40 1988年9月3日付 シカゴ Chicago - I Don't Wanna Live Without Your Love

2024-09-01 20:00:00 | 1988年ビルボードTop40
1988年ビルボード Billboard All American Top40、1988年9月3日付、2週目の1位はGeorge Michaelの"Monkey"。George Michaelですが元Wham!のメンバー、Wham!で6曲のTop40ヒット、ソロになってからのヒット、Aretha Franklinとのデュエットを含め、この曲で通算13曲目のTop40ヒットで、11曲目のTop3ヒット、Wham!での"Wake Me Up Before You Go-Go"、ソロでの"Faith"などなんとこの曲で通算8曲目のNo.1となりました。

2位は4位からアップ、Guns N' Rosesの"Sweet Child O' Mine"。アメリカのハードロック、ヘビーメタルバンドGuns N' Roses、デビューアルバム『Appetite for Destruction』から、初のTop40ヒットがついに第2位、ヘビメタバンドとしては初のNo.1まであと一歩のところまで上がってきました。

3位は5位からアップ、Robert Palmerの"Simply Irresistible"。Robert Palmerですが、初のTop40ヒットが1978年の"Every Kinda People"。以来、ソロではこの曲で6曲目のTop40ヒット、The Power Stationの3曲を含めると、この曲で9曲目のTop40ヒット、No.1の"Addicted to Love"など、3曲目のTop3ヒットとなりました。

4位は2位からダウン、Elton Johnの"I Don't Wanna Go On With You Like That"。もう一歩のところでNo.1とはなりませんでした。Elton Johnですが、もちろんみなさんご存じですね、70年代初めから多くの大ヒットを出しているスパースター。初めてのTop40ヒットは1970年に8位を記録した"Your Song"。そして、1972年に"Crocodile Rock"が初めてのNo.1ヒットを記録、あまりにたくさんのヒットがあるので正確かどうか自信がありませんが、この曲で40曲目のTop40ヒット、6曲のNo.1ヒットを含め15曲目のTop5ヒット、11曲目のTop3ヒットとなりました。

5位は3位からダウン、Chicagoの"I Don't Wanna Live Without Your Love"。Chicagoですが、もちろん皆さんご存知、60年代にデビューしたアメリカンロックバンド。この曲がなんと31曲目のTop40ヒットで、"If You Leave Me Now"、"Hard to Say I'm Sorry"の2曲のNo.1ヒットを含め、11曲目のTop5ヒットで、7曲目のTop3ヒットとなりました。

この週5位はChicagoの"I Don't Wanna Live Without Your Love"。最高位は8月27日付の1週のみの第3位、年間チャートは48位。Elton Johnと並んで上がってきましたが、残念ながら3位を最高に、エルトンと一緒に下がってしまい、3曲目のNo.1に届きませんでした。

Chicagoですが、アメリカンロックを代表するバンドとして、もちろんみなさんご存じですよね。デビューは1960年代。デビューアルバム『Chicago Transit Authority シカゴの軌跡』のリリースは1969年。名曲"Questions 67 and 68"、"Introduction"、"Beginnings"などなど、初期のシカゴの名曲が詰まった名盤で、アルバムチャートではいきなりの17位、大成功をおさめます。

シングルヒットとしては、"Questions 67 and 68"が71位と、初のHot100ヒットとなり、次のアルバム『Chicago(Chicago II)』からは、"Make Me Smile" が最高位9位、"25 or 6 to 4"「長い夜」が最高位4位の大ヒットとなります。

さらに、1976年になって、ロックバラード"If You Leave Me Now"が、ついにバンド初のNo.1を記録、その後も"Hard to Say I'm Sorry"が2曲目のNo.1となります。デビュー以来のブラス・セクションを取り入れたブラスロックに、リードボーカルPeter CeteraのAORロックバラードを合わせ、大人気アメリカンロックバンドとしてヒットを積み上げていきます。

そのChicagoですが、バンドに大きな転機が訪れます。1984年の『Chicago 17』を最後に、デビュー以来リードボーカルのひとりとしてバンドの中心メンバーだったPeter Ceteraが、バンドを脱退します。この『Chicago 17』で、いずれも最高位3位を記録した"Hard Habit to Break"、"You're the Inspiration"の両曲もPeter Ceteraがリードボーカルですので、その影響は大きいものでした。

Peter Ceteraの代わりに加入したのが新しいボーカリストJason Scheff、作成されたアルバムが『Chicago 18』。ファーストシングルの「長い夜」"25 or 6 to 4" ニューバージョンが最高位48位どまりと、Chicagoどうなる、と心配でしたが、続くシングル"Will You Still Love Me?"が最高位3位を記録するヒットとなりました。この曲は、Jason ScheffとBill Champlinの二人でボーカルをとる、新生シカゴを象徴する曲でした。こちらをご覧ください→→→

続くアルバムが『Chicago 19 』。1988年にリリースされ、このアルバムは、『Chicago 18』までプロデューサーとしてシカゴのAOR路線を支えたデビッド・フォスターと別れ、プロデューサーにはRon Nevisonを迎えて作成されました。Ron Nevisonですが、ロック系ミュージシャンの数々の大ヒットアルバムを手掛けた人気プロデューサー、1985年のハートの大ヒットアルバム『Heart 』は彼のプロデュースによるもの、前作よりもロック色の強いアルバムとなりました。

その『Chicago 19 』からのファーストシングルがこの曲"I Don't Wanna Live Without Your Love"。曲の作者は驚いたことに、Diane WarrenとAlbert Hammondの共作。このソングライターコンビは、StarshipのNo.1ヒット"Nothing's Gonna Stop Us Now"の作者です。

この曲"I Don't Wanna Live Without Your Love"ですが、リードボーカルはBill Champlin。ロックバラードではありますが、Peter Ceteraの時代のAOR系のバラードとは違い、Bill Champlin のボーカルが活きる、ロック色も強い曲でした。力強いカッコいいバラード曲だったです。1位になれなくて残念でした。

今週    先週    song    /    artist
1 1 MONKEY / GEORGE MICHAEL
2 4 SWEET CHILD O' MINE / GUNS N' ROSES
3 5 SIMPLY IRRESISTIBLE / ROBERT PALMER
4 2 I DON'T WANNA GO ON WITH YOU LIKE THAT / ELTON JOHN
5 3 I DON'T WANNA LIVE WITHOUT YOUR LOVE / CHICAGO
6 8 PERFECT WORLD / HUEY LEWIS & THE NEWS
7 6 FAST CAR / TRACY CHAPMAN
8 13 WHEN IT'S LOVE / VAN HALEN
9 15 IF IT ISN'T LOVE / NEW EDITION
10 16 I'LL ALWAYS LOVE YOU / TAYLOR DAYNE
11 9 LOVE WILL SAVE THE DAY / WHITNEY HOUSTON
12 17 ANOTHER PART OF ME / MICHAEL JACKSON
13 18 NOBODY'S FOOL(THEME FROM "CADDYSHACKⅡ) / KENNY LOGGINS
14 20 IT WOULD TAKE A STRONG STRONG MAN / RICK ASTLEY
15 25 DON'T WORRY BE HAPPY / BOBBY MCFERRIN
16 7 ROLL WITH IT / STEVE WINWOOD
17 22 ONE GOOD WOMAN / PETER CETERA
18 10 1-2-3 / GLORIA ESTEFAN & MIAMI SOUND MACHINE
19 19 ALL FIRED UP / PAT BENATAR
20 12 HANDS TO HEAVEN / BREATHE
21 26 I HATE MYSELF FOR LOVING YOU / JOAN JETT & THE BLACKHEARTS
22 11 MAKE ME LOSE CONTROL / ERIC CARMEN
23 24 HERE WITH ME / REO SPEEDWAGON
24 30 LOVE BITES / DEF LEPPARD
25 14 SIGN YOUR NAME / TERENCE TRENT D'ARBY
26 32 DON'T BE CRUEL / CHEAP TRICK
27 28 PLEASE DON'T GO GIRL / NEW KIDS ON THE BLOCK
28 34 A NIGHTMARE ON MY STREET / D.J. JAZZY JEFF & THE FRESH PRINCE
29 36 DON'T BE CRUEL / BOBBY BROWN
30 21 HOLD ON TO THE NIGHTS / RICHARD MARX
31 31 I DON'T WANT TO BE A HERO / JOHNNY HATES JAZZ
32 38 FALLEN ANGEL / POISON
33 40 WHAT'S ON YOUR MIND / INFORMATION SOCIETY
34 42 STAYING TOGETHER / DEBBIE GIBSON
35 39 LOOK OUT ANY WINDOW / BRUCE HORNSBY & THE RANGE
36 52 RED RED WINE / UB40
37 29 MISSED OPPORTUNITY / DARYL HALL & JOHN OATES
38 33 SAYIN' SORRY / DENISE LOPEZ
39 27 JUST GOT PAID / JOHNNY KEMP
40 47 WHAT YOU SEE IS WHAT YOU GET / BRENDA K. STARR
コメント (18)
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