ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

トレイシー・チャップマン Tracy Chapman - Fast Car(1988年の洋楽 Part34)

2024-08-29 20:00:00 | 1988年ビルボードTop40
1988年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart34は、Tracy Chapmanの"Fast Car"。最高位は8月27日付の第6位、翌週7位に落ちましたが、再び上がって9月10日付でもう1回第6位を記録、年間チャートは76位。デビューシングルのこの曲が大ヒットになりました。

Tracy Chapmanですが、アメリカオレゴン出身のシンガーソングライター。1986年に音楽活動を開始し、1988年にデビューアルバム『Tracy Chapman』をリリース。そのアルバムからのファーストシングルがこの曲"Fast Car"です。

そのTracy Chapman、1988年6月に開催された反アパルトヘイト革命家ネルソンマンデラ氏の生誕70周年を記念したコンサートに参加していたのですが、ある大物ミュージシャンの出演でアクシデントが発生、ステージに穴が開きそうになった時、Tracy Chapmanはこの時既にステージを終えていたのですが、ピンチヒッターで再びステージに戻り生ギター一本で演奏、その曲、そのボーカルの素晴らしさに全世界から注目が集まり、そこから、"Fast Car"の突然の大ヒットにつながったそうです。

"Fast Car"の曲の作者はTracy Chapman自身。80年代には、アコースティックギターによる弾き語りのヒット曲はほとんどなかったと思いますが、地味ながらこの素晴らしい曲で、Top10内に入るヒット曲となりました。

デビューアルバム『Tracy Chapman』もチャートを上昇、地味なアルバムながら、アルバムチャートNo.1を記録、年間チャートでも1988年に21位、89年に41位の2年連続のアルバム年間チャートに入る大ヒットアルバムになりました。

この曲、レコードリリースから35年経った昨年の2023年、カントリー歌手Luke Combsがカバーして、カントリーチャートを上昇、No.1となり、続いてレギュラーチャートでもヒット、第2位を記録する大ヒットシングルなりました。そのカバー曲の大ヒットにより、オリジナルのTracy Chapmanバージョンの"Fast Car"も、再びチャートを上昇、レギュラーチャートで最高位42位を記録しました。
こちらが昨年大ヒットしたLuke Combsバージョンです。
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ビルボード Billboard All American Top40 1988年8月27日付 Elton John - I Don't Wanna Go On With You Like That

2024-08-25 20:00:00 | 1988年ビルボードTop40
1988年ビルボード Billboard All American Top40、1988年8月27日付、1位の交代がありました、2位から上がっての1位はGeorge Michaelの"Monkey"。George Michaelですが元Wham!のメンバー、Wham!で6曲のTop40ヒット、ソロになってからのヒット、Aretha Franklinとのデュエットを含め、この曲で通算13曲目のTop40ヒットで、11曲目のTop3ヒット、Wham!での"Wake Me Up Before You Go-Go"、ソロでの"Faith"などなんとこの曲で通算8曲目のNo.1となりました。

2位は4位からアップ、Elton Johnの"I Don't Wanna Go On With You Like That"。Elton Johnですが、もちろんみなさんご存じですね、70年代初めから多くの大ヒットを出しているスパースター。初めてのTop40ヒットは1970年に8位を記録した"Your Song"。そして、1972年に"Crocodile Rock"が初めてのNo.1ヒットを記録、あまりにたくさんのヒットがあるので正確かどうか自信がありませんが、この曲で40曲目のTop40ヒット、6曲のNo.1ヒットを含め15曲目のTop5ヒット、11曲目のTop3ヒットとなりました。

3位は6位からアップ、Chicagoの"I Don't Wanna Live Without Your Love"。Chicagoですが、もちろん皆さんご存知、60年代にデビューしたアメリカンロックバンド。この曲がなんと31曲目のTop40ヒットで、"If You Leave Me Now"、"Hard to Say I'm Sorry"の2曲のNo.1ヒットを含め、11曲目のTop5ヒットで、7曲目のTop3ヒットとなりました。

4位は9位からジャンプアップ、Guns N' Rosesの"Sweet Child O' Mine"。アメリカのハードロック、ヘビメタバンドGuns N' Roses、デビューアルバム『Appetite for Destruction』から、初のTop40ヒットが、ついに第4位まで上がってきました。

5位は12位からジャンプアップ、Robert Palmerの"Simply Irresistible"。Robert Palmerですが、初のTop40ヒットが1978年の"Every Kinda People"。以来、この曲で6曲目のTop40ヒット、No.1の"Addicted to Love"、The Power Stationの3曲などを含め、この曲で9曲目のTop40ヒットで、3曲目のTop5ヒットとなりました。

この週4位からアップして2位は、Elton Johnの"I Don't Wanna Go On With You Like That"。残念ながら1位にはなれませんでしたが、最高位はこの1週間の2位、年間チャートは43位。1980年に最高位3位を記録した"Little Jeannie" 以来、なんと8年ぶりのTop3ヒットを記録しました。

Elton Johnですが、もちろん皆さんご存じ、イギリス出身のロック・ポップス歌手で、シンガーソングライター。世界的なスーパースターです。
デビューは1960年代前半、60年代後半からレコードをリリースし、初のTop40ヒットは70年代に入ってまもなく、2枚目のアルバム『Elton John』からのシングル"Your Song"が最高位8位の大ヒットとなります。

それからは毎年のように大ヒット生み出し、1973年には"Crocodile Rock"が初のNo.1、その後も大ヒットを連発し、1973年からは、なんと4年連続で年間チャートのTop10以内に曲を送り込む、大記録を打ち立てます。1976年には、Elton John & Kiki Deeの"Don't Go Breaking My Heart"「恋のデュエット」が4週間の1位、年間チャート2位の歴史的な大ヒットとなりました。こちらをご覧ください→→→

70年代後半からは、盟友Bernie Taupinと別れ、アルコール依存症などにも悩まされ、勢いにも陰りが見え、前述のように、1980年に最高位3位を記録した"Little Jeannie" 以来、Top3ヒットがしばらく途絶えます。

それでもさすがエルトン、その後も、"I Guess That's Why They Call It the Blues"が4位、"Sad Songs"が5位、"Nikita"が7位、"Candle in the Wind" が6位など、毎年のようにコンスタントにヒットを出し続けます。"Candle in the Wind" はこちらをご覧ください→→→

あまりにたくさんのヒット曲を持っているエルトン、数えるのも大変ですが、この曲で、通算40曲目のTop40ヒット、6曲のNo.1ヒットを含め15曲目のTop5ヒット、11曲目のTop3ヒットとなりました。

そしてこの曲"I Don't Wanna Go On With You Like That"ですが、曲の作者は、ご存じElton JohnとBernie Taupinの共作。 このコンビで数々の名作を生み出しています。

"I Don't Wanna Go On With You Like That"ですが、彼の21枚目となるアルバム『Reg Strikes Back 』からのファーストシングル。力強く、ポップなロック、70年代の最ものっていた頃を思い出す、明るい曲でした。一時期の沈んでいた頃の曲のイメージは全く感じられなくなり、これでこそのエルトン、この曲・このアルバムで、完全復活でした。

今週    先週    song    /    artist
1 2 MONKEY / GEORGE MICHAEL
2 4 I DON'T WANNA GO ON WITH YOU LIKE THAT / ELTON JOHN
3 6 I DON'T WANNA LIVE WITHOUT YOUR LOVE / CHICAGO
4 9 SWEET CHILD O' MINE / GUNS N' ROSES
5 12 SIMPLY IRRESISTIBLE / ROBERT PALMER
6 10 FAST CAR / TRACY CHAPMAN
7 1 ROLL WITH IT / STEVE WINWOOD
8 13 PERFECT WORLD / HUEY LEWIS & THE NEWS
9 11 LOVE WILL SAVE THE DAY / WHITNEY HOUSTON
10 3 1-2-3 / GLORIA ESTEFAN & MIAMI SOUND MACHINE
11 5 MAKE ME LOSE CONTROL / ERIC CARMEN
12 7 HANDS TO HEAVEN / BREATHE
13 16 WHEN IT'S LOVE / VAN HALEN
14 8 SIGN YOUR NAME / TERENCE TRENT D'ARBY
15 18 IF IT ISN'T LOVE / NEW EDITION
16 19 I'LL ALWAYS LOVE YOU / TAYLOR DAYNE
17 20 ANOTHER PART OF ME / MICHAEL JACKSON
18 23 NOBODY'S FOOL(THEME FROM "CADDYSHACKⅡ) / KENNY LOGGINS
19 24 ALL FIRED UP / PAT BENATAR
20 25 IT WOULD TAKE A STRONG STRONG MAN / RICK ASTLEY
21 14 HOLD ON TO THE NIGHTS / RICHARD MARX
22 27 ONE GOOD WOMAN / PETER CETERA
23 17 RAG DOLL / AEROSMITH
24 28 HERE WITH ME / REO SPEEDWAGON
25 35 DON'T WORRY BE HAPPY / BOBBY MCFERRIN
26 33 I HATE MYSELF FOR LOVING YOU / JOAN JETT & THE BLACKHEARTS
27 15 JUST GOT PAID / JOHNNY KEMP
28 34 PLEASE DON'T GO GIRL / NEW KIDS ON THE BLOCK
29 30 MISSED OPPORTUNITY / DARYL HALL & JOHN OATES
30 39 LOVE BITES / DEF LEPPARD
31 36 I DON'T WANT TO BE A HERO / JOHNNY HATES JAZZ
32 37 DON'T BE CRUEL / CHEAP TRICK
33 31 SAYIN' SORRY / DENISE LOPEZ
34 40 A NIGHTMARE ON MY STREET / D.J. JAZZY JEFF & THE FRESH PRINCE
35 26 POUR SOME SUGAR ON ME / DEF LEPPARD
36 38 DON'T BE CRUEL / BOBBY BROWN
37 21 THE TWIST / THE FAT BOYS
38 41 FALLEN ANGEL / POISON
39 42 LOOK OUT ANY WINDOW / BRUCE HORNSBY & THE RANGE
40 49 WHAT'S ON YOUR MIND / INFORMATION SOCIETY
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ビルボード Billboard All American Top40 1988年8月20日付 スティーヴ・ウィンウッド Steve Winwood - Roll With It

2024-08-18 20:00:00 | 1988年ビルボードTop40
1988年ビルボード Billboard All American Top40、1988年8月20日付、これで4週目の1位の大ヒットとなりました、Steve Winwoodの"Roll With It"。Steve Winwoodですが、60年代からブリティッシュロックシーンで活躍しているスーパースター。伝説的なロックバンド、Trafficや、Blind Faithで活躍、81年に突然ソロで大ヒット、"While You See A Chance"が最高位7位を記録、86年には2曲目のソロヒットの"Higher Love"でついにNo.1、その後もヒットを続け、この曲でソロ7曲目のTop40ヒットで5曲目のTop10ヒット、2曲目のNo.1となりました。

2位は8位からジャンプアップ、George Michaelの"Monkey"。George Michaelですが元Wham!のメンバー、Wham!で6曲のTop40ヒット、ソロになってからのヒット、Aretha Franklinとのデュエットを含め、通算13曲目のTop40ヒットで、Wham!の"Wake Me Up Before You Go-Go"、ソロでの"Faith"など7曲のNo.1を含め、この曲で11曲目のTop3ヒットとなりました。

3位は5位からアップ、Gloria Estefan & Miami sound machineの"1-2-3"。Gloria Estefan and Miami Sound Machineですが、まずは1985年に、Miami Sound Machineとして最高位10位を記録した"Conga"が初のTop40ヒット、1987年に最高位5位の"Rhythm Is Gonna Get You" から、アーチスト名をGloria Estefan and Miami Sound Machineとしましたが、この曲で通算9曲目のTop40ヒットで、4曲目のTop5ヒット、No.1となった"Anything for You"に次いで2曲目のTop3ヒットとなりました。

4位は6位からアップ、Elton Johnの"I Don't Wanna Go On With You Like That"。Elton Johnですが、もちろんみなさんご存じだと思います、70年代初めから多くの大ヒットを出しているスーパースター。初めてのTop40ヒットは1970年に8位を記録した"Your Song"。そして、1972年に"Crocodile Rock"が初めてのNo.1ヒットを記録、あまりにたくさんのヒットがあるので正確かどうか自信がありませんが、この曲で40曲目のTop40ヒット、6曲のNo.1ヒットを含め15曲目のTop5ヒットとなりました。

5位は3位からダウン、Eric Carmenの"Make Me Lose Control"。Eric Carmenですが、70年代初めから、ロックポップグループRaspberriesのリードボーカルとして活躍、4曲のTop40ヒットを出してグループは解散します。その後ソロに転向、この曲でソロで8曲目のTop40ヒット、最高位2位の大ヒット曲"All by Myself"、復活して4位を記録した"Hungry Eyes"に続く3曲目のTop5ヒット、"All by Myself"に次ぐ2曲目のTop3ヒットになりました。

この週4週目のNo.1はSteve Winwoodの"Roll With It"。1位はこの4週間、年間チャートは第10位。年間チャートこそ10位ではありましたが、この年4週間の1位は、George Michaelの"Faith"と並んで最も長く1位に滞在した曲、年度を代表する大ヒットになりました。

Steve Winwoodですが、デビューは1960年代初め、まずは、The Spencer Davis Groupのボーカリストとして活躍、1964年には、"Keep On Running"という曲が、イギリスで1位、アメリカでも、70位台にまで上がります。

1966年には、Steve Winwoodが曲づくりに参加した"Gimme Some Lovin'"が、全米7位まで上昇、初のTop10ヒットとなり、翌年には同じく彼が曲づくりに参加した"I'm a Man"が10位となり、この頃からビルボードに登場している大ベテランロック歌手です。

1967年には伝説のロックバンド「トラフィック」を結成、デイヴ・メイスンやジム・キャパルディなどの豪華メンバーで、特にイギリスを中心に大ヒット、アメリカでも、シングルヒットこそありませんでしたが、アルバムは大ヒット、さらに、そのトラフィックの活動をいったん中断し、エリック・クラプトン、ジンジャー・ベイカー、リック・グレッチ、そして、スティーヴ・ウィンウッドの4人で結成されたのが、こちらも伝説のスーパーグループ「ブラインド・フェイス」。アルバムは1枚だけ発表したのが『スーパー・ジャイアンツ』、全世界で大ヒット、イギリス、アメリカの両方でアルバムチャート1位を記録します。

トラフィックの活動終了後ソロ活動を開始、1980年に発表したソロ第二弾『Arc of a Diver』からのシングル"While You See a Chance"は全米7位を記録するヒット、さらに、しばらく時間が空きますが、1986年にリリースしたソロで4枚目のアルバム『Back in the High Life』からのファーストシングル"Higher Love"が、なんとNo.1を獲得する突然の大ヒットになります。こちらをご覧ください→→→

"Higher Love"の後もヒットは続き、このアルバムや、続くコンピレーション・アルバムから、1987年にかけて、続けてTop40にヒット曲を送り込みます。

続いて、1988年には、5枚目のソロアルバム『Roll with It』を発表、そのアルバムからのファーストシングルがこの曲"Roll with It" 、彼の最もヒットしたシングルになりました。

"Roll with It"の曲の作者は Steve WinwoodとWill Jennings。このコンビは"Higher Love"と同じです、が、"Roll with It"については、この曲が1966年のヒット曲、Junior Walkerの"(I'm a) Roadrunner"に似ているとのことで、その曲のソングライターチームのHolland-Dozier-Hollandがクレジットされています。余談ですが、Junior Walkerは、サックス奏者・ソウルボーカリストですが、フォリナーの"Urgent" でサックスを担当し、フォリナーのツアーにもサックス担当として同行していたそうです。

"Roll with It"ですが、基本はロックミュージックでありますが、ポップでダンサブル、Junior Walkerの曲に似ていることでもわかりますが、ファンキーなところもある曲でした。ACチャートとメインストリーム・ロックチャートでも1位となり、さらには、ダンスミュージックチャートやR&B・ヒップホップ・チャートでもチャートインした曲です。

こちらが1966年に最高位20位を記録したJunior Walker & The Allstarsの"(I'm A) Roadrunner"。曲は似ているっちゃあ似ていますが、声が似ているんじゃあないですか。

今週    先週    song    /    artist
1 1 ROLL WITH IT / STEVE WINWOOD
2 8 MONKEY / GEORGE MICHAEL
3 5 1-2-3 / GLORIA ESTEFAN & MIAMI SOUND MACHINE
4 6 I DON'T WANNA GO ON WITH YOU LIKE THAT / ELTON JOHN
5 3 MAKE ME LOSE CONTROL / ERIC CARMEN
6 7 I DON'T WANNA LIVE WITHOUT YOUR LOVE / CHICAGO
7 2 HANDS TO HEAVEN / BREATHE
8 4 SIGN YOUR NAME / TERENCE TRENT D'ARBY
9 13 SWEET CHILD O' MINE / GUNS N' ROSES
10 12 FAST CAR / TRACY CHAPMAN
11 11 LOVE WILL SAVE THE DAY / WHITNEY HOUSTON
12 14 SIMPLY IRRESISTIBLE / ROBERT PALMER
13 17 PERFECT WORLD / HUEY LEWIS & THE NEWS
14 9 HOLD ON TO THE NIGHTS / RICHARD MARX
15 10 JUST GOT PAID / JOHNNY KEMP
16 21 WHEN IT'S LOVE / VAN HALEN
17 19 RAG DOLL / AEROSMITH
18 22 IF IT ISN'T LOVE / NEW EDITION
19 23 I'LL ALWAYS LOVE YOU / TAYLOR DAYNE
20 25 ANOTHER PART OF ME / MICHAEL JACKSON
21 16 THE TWIST / THE FAT BOYS
22 15 DO YOU LOVE ME / CONTOURS
23 28 NOBODY'S FOOL(THEME FROM "CADDYSHACKⅡ) / KENNY LOGGINS
24 27 ALL FIRED UP / PAT BENATAR
25 29 IT WOULD TAKE A STRONG STRONG MAN / RICK ASTLEY
26 18 POUR SOME SUGAR ON ME / DEF LEPPARD
27 32 ONE GOOD WOMAN / PETER CETERA
28 31 HERE WITH ME / REO SPEEDWAGON
29 20 PARENTS JUST DON'T UNDERSTAND / D.J. JAZZY JEFF & THE FRESH PRINCE
30 36 MISSED OPPORTUNITY / DARYL HALL & JOHN OATES
31 35 SAYIN' SORRY / DENISE LOPEZ
32 26 THE FLAME / CHEAP TRICK
33 39 I HATE MYSELF FOR LOVING YOU / JOAN JETT & THE BLACKHEARTS
34 37 PLEASE DON'T GO GIRL / NEW KIDS ON THE BLOCK
35 40 DON'T WORRY BE HAPPY / BOBBY MCFERRIN
36 38 I DON'T WANT TO BE A HERO / JOHNNY HATES JAZZ
37 48 DON'T BE CRUEL / CHEAP TRICK
38 49 DON'T BE CRUEL / BOBBY BROWN
39 52 LOVE BITES / DEF LEPPARD
40 47 A NIGHTMARE ON MY STREET / D.J. JAZZY JEFF & THE FRESH PRINCE
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ビルボード Billboard All American Top40 1988年8月13日付 エリック・カルメン Eric Carmen - Make Me Lose Control

2024-08-11 20:00:00 | 1988年ビルボードTop40
1988年ビルボード Billboard All American Top40、1988年8月13日付、これで3週目の1位の大ヒットとなりました、Steve Winwoodの"Roll With It"。Steve Winwoodですが、60年代からブリティッシュロックシーンで活躍しているスーパースター。伝説的なロックバンド、Trafficや、Blind Faithで活躍、81年に突然ソロで大ヒット、"While You See A Chance"が最高位7位を記録、86年には2曲目のソロヒットの"Higher Love"でついにNo.1、その後もヒットを続け、この曲でソロ7曲目のTop40ヒットで5曲目のTop10ヒット、2曲目のNo.1となりました。

2位は前週と変わらず2週目の2位、Breatheの"Hands To Heaven"。Breatheですが、イギリス出身のポップスグループ。1987年にリリースしたデビューアルバムから、初のヒット曲が2位まで上がりました。

3位は4位からアップ、Eric Carmenの"Make Me Lose Control"。Eric Carmenですが、70年代初めから、ロックポップグループRaspberriesのリードボーカルとして活躍、4曲のTop40ヒットを出してグループは解散します。その後ソロに転向、この曲でソロで8曲目のTop40ヒット、最高位2位の大ヒット曲"All by Myself"、復活して4位を記録した"Hungry Eyes"に続く3曲目のTop5ヒット、"All by Myself"に次ぐ2曲目のTop3ヒットになりました。

4位は5位からアップ、Terence Trent D'Arbyの"Sign Your Name"。Terence Trent D'arbyですが、ニューヨーク出身のR&B歌手、ソングライター。デビューアルバムから初のTop40ヒット"Wishing well"がいきなりのNo.1、この曲で2曲連続のTop5ヒットです。

5位は6位からアップ、Gloria Estefan & Miami sound machineの"1-2-3"。Gloria Estefan and Miami Sound Machineですが、まずは1985年に、Miami Sound Machineとして最高位10位を記録した"Conga"が初のTop40ヒット、1987年に最高位5位の"Rhythm Is Gonna Get You" から、アーチスト名をGloria Estefan and Miami Sound Machineとしましたが、この曲で通算9曲目のTop40ヒットで、No.1となった"Anything for You"を含め、4曲目のTop5ヒットとなりました。

この週3位はEric Carmenの"Make Me Lose Control"。最高位はこの1週間のみの第3位、年間チャートは38位。復活して最高位4位、年間チャート25位を記録した"Hungry Eyes"に続く大ヒットとなりました。

Eric Carmen ですが、60年代後半から音楽活動を開始、70年にはRaspberriesを結成し、そのリードボーカル、ピアノ、ギター担当として、1972年にデビューアルバム『Raspberries』をリリースします。初めてのヒットは、そのアルバムのシングル"Go All the Way"が第5位まで上がる大ヒットになります。

Raspberriesでは、この"Go All the Way"を含め、4曲のTop40ヒットを出しますが、1975年にグループは解散、Eric Carmenはソロ活動に入ります。

その1975年に、早速、ソロのファーストアルバム『Eric Carmen』をリリース、"All by Myself"が最高位2位を記録する大ヒット、さらには、同じアルバムから、"Never Gonna Fall in Love Again"邦題「恋にノータッチ」も11位の大ヒットでした。"All by Myself"は、12年前に紹介していました。こちらをご覧ください→→→
"Never Gonna Fall in Love Again"「恋にノータッチ」についても、同じころ紹介しています。是非聞いてみてください→→→

70年代後半から80年代半ばにかけては、しばらくシングルヒットが出ない時期が続きます。そんな間も、ソングライターとして活躍、Top40にも登場していす。それがこの曲Mike Reno & Ann Wilsonの"Almost Paradise"、1984年に最高位7位、この曲も名バラードでした。こちらをご覧ください→→→

そして、久々にシングルの大ヒットを記録したのが前述の"Hungry Eyes"、映画『Dirty Dancing』挿入歌での大ヒットでした。この曲についても紹介済みですので、こちらをご覧ください→→→

この曲、"Make Me Lose Control"ですが、曲の作者はEric Carmenと、ソングライターのDean Pitchfordの共作、このコンビは、"Almost Paradise"と同じコンビですね。

この曲の歌詞には、"Stand by Me"や"I Go Crazy"などの、60年代から70年代にかけての大ヒットの曲名が出てきます。そういえばこの曲、その頃の懐かしいポップスを感じさせる曲です。

今週    先週    song    /    artist
1 1 ROLL WITH IT / STEVE WINWOOD
2 2 HANDS TO HEAVEN / BREATHE
3 4 MAKE ME LOSE CONTROL / ERIC CARMEN
4 5 SIGN YOUR NAME / TERENCE TRENT D'ARBY
5 6 1-2-3 / GLORIA ESTEFAN & MIAMI SOUND MACHINE
6 7 I DON'T WANNA GO ON WITH YOU LIKE THAT / ELTON JOHN
7 8 I DON'T WANNA LIVE WITHOUT YOUR LOVE / CHICAGO
8 10 MONKEY / GEORGE MICHAEL
9 3 HOLD ON TO THE NIGHTS / RICHARD MARX
10 12 JUST GOT PAID / JOHNNY KEMP
11 15 LOVE WILL SAVE THE DAY / WHITNEY HOUSTON
12 14 FAST CAR / TRACY CHAPMAN
13 18 SWEET CHILD O' MINE / GUNS N' ROSES
14 20 SIMPLY IRRESISTIBLE / ROBERT PALMER
15 11 DO YOU LOVE ME / CONTOURS
16 16 THE TWIST / THE FAT BOYS
17 24 PERFECT WORLD / HUEY LEWIS & THE NEWS
18 9 POUR SOME SUGAR ON ME / DEF LEPPARD
19 21 RAG DOLL / AEROSMITH
20 13 PARENTS JUST DON'T UNDERSTAND / D.J. JAZZY JEFF & THE FRESH PRINCE
21 25 WHEN IT'S LOVE / VAN HALEN
22 26 IF IT ISN'T LOVE / NEW EDITION
23 27 I'LL ALWAYS LOVE YOU / TAYLOR DAYNE
24 17 THE COLOUR OF LOVE / BILLY OCEAN
25 31 ANOTHER PART OF ME / MICHAEL JACKSON
26 23 THE FLAME / CHEAP TRICK
27 29 ALL FIRED UP / PAT BENATAR
28 33 NOBODY'S FOOL(THEME FROM "CADDYSHACKⅡ) / KENNY LOGGINS
29 34 IT WOULD TAKE A STRONG STRONG MAN / RICK ASTLEY
30 19 RUSH HOUR / JANE WIEDLIN
31 35 HERE WITH ME / REO SPEEDWAGON
32 37 ONE GOOD WOMAN / PETER CETERA
33 22 NEW SENSATION / INXS
34 30 I KNOW YOU'RE OUT THERE SOMEWHERE / THE MOODY BLUES
35 36 SAYIN' SORRY / DENISE LOPEZ
36 38 MISSED OPPORTUNITY / DARYL HALL & JOHN OATES
37 42 PLEASE DON'T GO GIRL / NEW KIDS ON THE BLOCK
38 43 I DON'T WANT TO BE A HERO / JOHNNY HATES JAZZ
39 45 I HATE MYSELF FOR LOVING YOU / JOAN JETT & THE BLACKHEARTS
40 57 DON'T WORRY BE HAPPY / BOBBY MCFERRIN
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ビルボード Billboard All American Top40 1988年8月6日付 ブリーズ Breathe - Hands To Heaven

2024-08-04 20:00:00 | 1988年ビルボードTop40
1988年ビルボード Billboard All American Top40、1988年8月6日付、2週目の1位はSteve Winwoodの"Roll With It"。Steve Winwoodですが、60年代からブリティッシュロックシーンで活躍しているスーパースター。伝説的なロックバンド、Trafficや、Blind Faithで活躍、81年に突然ソロで大ヒット、"While You See A Chance"が最高位7位を記録、86年には2曲目のソロヒットの"Higher Love"でついにNo.1、その後もヒットを続け、この曲でソロ7曲目のTop40ヒットで5曲目のTop10ヒット、2曲目のNo.1となりました。

2位は3位からアップ、Breatheの"Hands To Heaven"。Breatheですが、イギリス出身のポップスグループ。1987年にリリースしたデビューアルバムから、初のヒット曲が2位まで上がってきました。

3位は2位からダウン、1週間の1位を記録、Richard Marxの"Hold On To The Nights"。Richard Marxですが、アメリカのシンガーソングライター。デビューアルバム『Richard Marx』からのファーストシングル"Don't mean nothing"が最高位3位を記録、デビューアルバムからは、これまで3位→3位→2位ときて、この曲でついにNo.1獲得です。

4位は5位からアップ、Eric Carmenの"Make Me Lose Control"。Eric Carmenですが、70年代初めから、ロックポップグループRaspberriesのリードボーカルとして活躍、4曲のTop40ヒットを出してグループは解散します。その後ソロに転向、この曲でソロで8曲目のTop40ヒット、最高位2位の大ヒット曲"All by Myself"、復活して4位を記録した"Hungry Eyes"に続く3曲目のTop5ヒットになりました。

5位は6位からアップ、Terence Trent D'Arbyの"Sign Your Name"。Terence Trent D'arbyですが、ニューヨーク出身のR&B歌手、ソングライター。デビューアルバムから初のTop40ヒット"Wishing well"がいきなりのNo.1、この曲で2曲連続のTop5ヒットです。

この週2位はBreatheの"Hands To Heaven"。最高位はこの週8月6日と13日付の2週間の2位、年間チャートは9位。Steve Winwoodに阻まれ残念ながら1位にはなれませんでしたが、Hot100には29週間滞在する、この年一番のロングヒットで、年間チャートでTop10入りする大ヒットになりました。

Breatheですが、イギリスロンドンで結成されたポップグループ。結成されたのは1984年、シングルの"Don't Tell Me Lies" がまずは母国イギリスで1986年にリリースされ、多少のヒット曲となったようです。

続く1987年、デビューアルバム『All That Jazz』をリリース。このアルバムには、ファーストシングルの"Don't Tell Me Lies"も収録されていました。

そのファーストアルバムからのセカンドシングルがこの曲"Hands To Heaven"、ポップスバラードのこの曲が、初の全世界的な大ヒットシングルになりました。

"Hands To Heaven"の曲の作者は、いずれもバンドのメンバーで、ボーカルDavid Glasperと、ギターでキーボードの Marcus Lillingtonの共作。

ファーストシングルの"Don't Tell Me Lies"はアップテンポのファンキーっぽいところもある曲でしたが、大ヒットしたこの曲"Hands To Heaven"は、David Glasperの穏やかなボーカルとコーラスによるバラードでの大ヒットでした。

今週    先週    song    /    artist
1 1 ROLL WITH IT / STEVE WINWOOD
2 3 HANDS TO HEAVEN / BREATHE
3 2 HOLD ON TO THE NIGHTS / RICHARD MARX
4 5 MAKE ME LOSE CONTROL / ERIC CARMEN
5 6 SIGN YOUR NAME / TERENCE TRENT D'ARBY
6 8 1-2-3 / GLORIA ESTEFAN & MIAMI SOUND MACHINE
7 10 I DON'T WANNA GO ON WITH YOU LIKE THAT / ELTON JOHN
8 13 I DON'T WANNA LIVE WITHOUT YOUR LOVE / CHICAGO
9 4 POUR SOME SUGAR ON ME / DEF LEPPARD
10 16 MONKEY / GEORGE MICHAEL
11 14 DO YOU LOVE ME / CONTOURS
12 15 JUST GOT PAID / JOHNNY KEMP
13 12 PARENTS JUST DON'T UNDERSTAND / D.J. JAZZY JEFF & THE FRESH PRINCE
14 20 FAST CAR / TRACY CHAPMAN
15 21 LOVE WILL SAVE THE DAY / WHITNEY HOUSTON
16 18 THE TWIST / THE FAT BOYS
17 17 THE COLOUR OF LOVE / BILLY OCEAN
18 25 SWEET CHILD O' MINE / GUNS N' ROSES
19 9 RUSH HOUR / JANE WIEDLIN
20 26 SIMPLY IRRESISTIBLE / ROBERT PALMER
21 22 RAG DOLL / AEROSMITH
22 7 NEW SENSATION / INXS
23 11 THE FLAME / CHEAP TRICK
24 28 PERFECT WORLD / HUEY LEWIS & THE NEWS
25 29 WHEN IT'S LOVE / VAN HALEN
26 34 IF IT ISN'T LOVE / NEW EDITION
27 32 I'LL ALWAYS LOVE YOU / TAYLOR DAYNE
28 19 MERCEDES BOY / PEBBLES
29 35 ALL FIRED UP / PAT BENATAR
30 33 I KNOW YOU'RE OUT THERE SOMEWHERE / THE MOODY BLUES
31 43 ANOTHER PART OF ME / MICHAEL JACKSON
32 23 LOVE CHANGES(EVERYTHING) / CLIMIE FISHER
33 37 NOBODY'S FOOL(THEME FROM "CADDYSHACKⅡ) / KENNY LOGGINS
34 44 IT WOULD TAKE A STRONG STRONG MAN / RICK ASTLEY
35 39 HERE WITH ME / REO SPEEDWAGON
36 42 SAYIN' SORRY / DENISE LOPEZ
37 47 ONE GOOD WOMAN / PETER CETERA
38 45 MISSED OPPORTUNITY / DARYL HALL & JOHN OATES
39 27 NITE AND DAY / AL B. SURE!
40 31 FOOLISH BEAT / DEBBIE GIBSON
コメント (18)
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