ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

ムーディー・ブルース The Moody Blues - The Voice(1981年の洋楽 Part32)

2017-10-19 22:52:50 | '81年洋楽
1981年の洋楽を紹介するシリーズのPart32はThe Moody Bluesの"The Voice"。
最高位は10月3日と10日の15位。年間チャートは残念ながら圏外でした。

The Moody Blues、バンドの歴史は古く1964年のデビュー、シングルとしては1965年に10位を記録した"Go Now!"が初めてのTop40ヒット、でもこの時はまだプログレッシブバンドではなく、名前のとおりR&Bバンドでした。

そして2枚目のアルバム「デイズ・オブ・フューチャー・パスト」からいきなり新しいジャンルに突入、メロトロンを駆使し、プログレッシブバンドとして生まれ変わります。
そのアルバムに入っていた「サテンの夜」は1972年になってから最高位2位の大ヒット曲となり、アルバム「セヴンス・ソジャーン」はついに1位を獲得します。

その後、1978年には、"Steppin' In A Slide Zone"が最高位39位の小ヒットしますが、その間活動は停滞していました。
それが一転、元YESのパトリック・モラーツが参加し1981年に出したアルバム「Long Distance Voyager(魂の叫び)」ではプログレ色も残しながらポップに変身、アルバムチャートで1位を獲得する大ヒットとなります。
そのアルバムから、まずは"Gemini Dream"が12位のヒットとなり、この曲"The Voice"で2曲連続のTop40ヒットとなりました。
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バランス Balance - Breaking Away(1981年の洋楽 Part31)

2017-10-12 23:07:49 | '81年洋楽
1981年の洋楽を紹介するシリーズのPart31はBalanceの"Breaking Away"。
最高位は9月26日と10月3日の22位。年間チャートは残念ながら圏外でした。

Balance(バランス)ですが、Top40ヒットはこの曲のみ、Hot100になるともう1曲最高位58位の"Falling in Love"でヒット曲は2曲のみ、アルバムもこの2曲を収録したデビューアルバム「Balance」と翌年作成の「In For The Count」の2枚を発表して解散してしまいました。

なので、日本ではあんまり知られていないバンドですが、この「バランス」、実はスタジオミュージシャン3人が中心となって結成した実力派ロックバンド。
この曲がチャートを上がってきたとき、スタジオミュージシャンバンドTOTOが西海岸出身なので、そのTOTOに対抗する東海岸のスタジオミュージシャンロックバンドとして話題になりました。
この曲"Breaking Away"、いい曲なんですよ。テンポよく高音のボーカルも曲にぴったりです。なんで22位どまりだったのか。もっとメジャーになってほしかったグループでした。


そしてセカンドシングル"Falling in Love"、こちらはロックバラードで、この曲も素晴らしい曲です。こちらもなんで58位止まりだったのか、残念でした。
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The Allman Brothers Band - Straight from the Heart(1981年の洋楽 Part30)

2017-10-07 20:33:02 | '81年洋楽
1981年の洋楽を紹介するシリーズのPart30はThe Allman Brothers Bandの"Straight from the Heart"。
最高位は9月19日と26日の39位。Top40にはたった2週間のみのエントリーでしたが、記憶に残る曲でありました。

オールマン・ブラザーズ・バンド、伝説的なスライドギターの名手デュアン・オールマンと弟のグレッグ・オールマン、ディッキー・ベッツなどで1960年代後半に結成、1971年のデュアン・オールマンの事故死を乗り越え、1973年の"Ramblin' Man"がビルボード最高位2位を記録する大ヒットでアメリカを代表するサザンロックグループとなりました。
オールマン・ブラザーズ・バンドは1976年に解散してしまいますが、2年後の1978年に再結成、アルバム「いま、再び - Enlightened Rogues」収録の"Crazy Love"が最高位29位のヒットで復活します。
そして1981年発表のアルバム『Brothers Of The Road』からこの曲"Straight From The Heart"がシングルカットされ、3曲目のTop40ヒットを記録します。
この曲、グレッグ・オールマンのボーカルに、これぞサザンロックのツインギターがカッコいいですよね。
グレッグ・オールマン、残念ながら2017年5月27日に肝臓ガンの合併症により69歳で死去しています。
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シルバーコンドル Silver Condor - You Could Take My Heart Away(1981年の洋楽 Part29)

2017-09-28 22:07:54 | '81年洋楽
1981年の洋楽を紹介するシリーズのPart29はSilver Condorの"You Could Take My Heart Away"。
最高位は9月19日の32位。年間チャートは圏外でした。

またまたこのブログへのマイナーアーチストの登場です。
Silver Condorですが、ニューヨーク出身の5人組。
Top40どころかHot100ヒットもこの曲のみの、完全なる「一発屋」です。

実は、私はこのグループの曲はこの曲"You Could Take My Heart Away"しか聞いたことがありません。
また、この曲も、当時FMでのエアチェックもできなかったのでしょう、カセットにも録音していませんで、ヒットしていた当時に聴いて以来、最近になってYouTubeでこの曲が聴けるようになるまで、ずっと聴いたことすらありませんでした。

で、久しぶりに聴いて、いい曲だったなぁ。このタイプの曲が一番好きなんですよ。ニューヨーク出身ではありますがウエストコーストの感じが濃厚で、AORっぽいところもある爽やかな曲です。
オーリアンズをマイルドにしたような感じですね。声もオーリアンズっぽいかな。

この曲はファーストアルバム「Silver Condor」収録曲。結局彼らは2枚のアルバムを出しただけで2年の活動だけで解散してしまいました。
そういったことでもなかなかレアなグループでした。
どっかにCD売っていたら聞いてみたいなぁ。
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Stacy Lattisawステイシー・ラティソウ - I Found Love On A Two Way Street(1981年の洋楽 Part28)

2017-09-22 21:04:42 | '81年洋楽
1981年の洋楽を紹介するシリーズのPart28はStacy Lattisawの"I Found Love On A Two Way Street"。
最高位は9月5日と12日の26位。年間チャートは残念ながら圏外でした。

ステイシー・ラティソウですが、この曲で2枚目のTop40ヒット、前年の1980年に最高位21位を記録した"Let me be Your Angel"に続くヒットになりました。
彼女、1966年生まれですのでこの曲がヒットした時にはまだ15歳、声はやっぱり15歳の声をしていますし、動画を見ても外見はまだまだ幼いですが、歌は超絶うまいです。まさに天才少女歌手ですね。
残念ながらヒット曲は、1983年の最高位40位の"Miracles"を加えた3曲のみですが、その後もR&Bチャートではヒットを出し続け、今でも活躍しているそうです(今でもまだ50歳ですのでもちろんまだまだ現役ですね)

この曲"I Found Love On A Two Way Street"ですが、3人組のソウルグループThe Momentsの1970年のヒット曲で最高位3位を記録した大ヒットです。
この曲を人気プロデューサーNarada Michael Waldenが手がけて天才少女の歌で見事によみがえりました。
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