ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

J. Geils Band - I Do(1983年の洋楽 Part3)

2019-01-24 21:36:49 | '83年洋楽
1983年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart3はJ. Geils Bandの"I Do"。
最高位は1月8日から3週続けた24位。年間チャートは圏外でした。

J. Geils Band、デビュー当初はブルースやR&B色の濃いロックンロールバンドでしたが、70年代に入って1974年にリリースしたアルバム「Nightmares...and Other Tales from the Vinyl Jungle」収録の"Must of Got Lost"が12位のヒットを記録、アメリカンロックの人気バンドになります。
その後ブルース色の強い音楽から段々ポップス色が強くなり、、"One Last Kiss"や"Comeback"、"Love Stinks"など最高位こそ30位台でしたがカッコよいスマッシュヒットを出します。
そしてロックファンの方々はご存知1981年に出したアルバム「Freeze Frame」がアルバムチャートのNo.1、ファーストシングルカットされた"Centerfold"でついに爆発的なヒットを記録します。「産業ロック」になり人気取りに走ったと批判もあったようですが、私はアルバム「Freeze Frame」、大好きでした。

"I Do"ですが、この曲はソウルグループThe Marvelowsの1965年のヒット曲、その時は最高位37位を記録しました。曲を作ったのもThe Marvelowsのメンバーですね。
J. Geils Bandでは1977年にリリースした彼ら7枚目のスタジオアルバム『Monkey Island』に収録、このシングルは、その曲をライブで演奏、1982年にリリースされた彼ら3枚目のライブアルバム『Showtime』に収録されたライブ盤です。

このライブアルバムリリース後、リーダーのJ・ガイルズとともにバンドを引っ張ってきたピーター・ウルフが脱退、その後もう1枚スタジオアルバムを出しますがヒットせず、"I Do"が最後のシングルヒットになってしまいました。良いグループで大好きだったのですが、急に人気が出すぎたのでしょう、解散は残念でした。
コメント (17)
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