ビルボード・チャート日記 by 星船

1970年代から80年代にかけての特にビルボードのチャートを中心に、洋楽を愛する皆さまにお届けするブログです

ジャネット・ジャクソン Janet Jackson - What Have You Done For Me Lately(1986年の洋楽 Part20)

2022-05-26 22:54:23 | '86年洋楽
1986年の洋楽ヒット曲を紹介するシリーズのPart20はJanet Jacksonの"What Have You Done For Me Lately"。邦題は「恋するティーンエイジャー」。最高位は5月17日付の1週のみの第4位。年間チャートは43位。彼女の初のTop40ヒットが大ヒットになりました。

Janet Jackson、この曲が初めてのTop40への登場ですが、この後、スーパースターの座に駆け上がっていく、記念すべき初のシングルヒット曲です。もちろんJackson兄弟の一員で、10人兄弟の末っ子です。

Janet Jacksonが音楽活動を始めたのは70年代から、ジャクソン兄弟の一員として、バックボーカルなどを務めていました。
ソロ活動は1982年から、まずはファーストアルバム『Janet Jackson』、セカンドアルバム『Dream Street』をリリースしますが、残念ながら大ヒットには至らず、ダンスチャートではヒットしたものの、シングルもTop40入りを逃します。
セカンドアルバム『Dream Street』のプロデュースには兄のMarlon Jackson、バックコーラスにはMichael Jacksonが参加するなど、まだジャクソンファミリーの一員としてのアルバムでした。

そして1986年にリリースした彼女3枚目のアルバムが『Control』。そのアルバムからのファーストシングルが"What Have You Done for Me Lately"。このアルバムから、ジャクソンファミリーを離れ、プロデュースしたのはプリンスファミリーの一員のJimmy Jam と Terry Lewisのコンビ、ジャム&ルイスです。

ジャム&ルイスですが、あのファンクバンドThe Timeの一員です。"Jungle Love"という曲が、1984年に最高位20位となるヒットとなりましたね。ジャム&ルイスですが、Janet Jacksonのプロデュースを始め、この後プロデューサーとして素晴らしい活躍をすることになります。The Human Leagueの"Human"、George Michaelの"Monkey"、Boyz II Menの"On Bended Knee"などなど、彼らがプロデュースした曲が、次々と特大のヒットとなります。

"What Have You Done for Me Lately"が、ジャム&ルイスプロデュースのファーストヒット、この曲の作者も、Jimmy Jam、Terry LewisにJanet Jacksonの共作。切れの良い、カッコイイダンスミュージックです。ジャクソンファミリーと離れ、新たな名プロデューサーと組んだことが、彼女の転機になりました。

この曲のPVのダンスの振り付けはあのPaula Abdulなのです。Paula Abdulはこの時点ではまだTop40には登場していませんが、80年代後半から90年代前半にかけて、大ヒットを連発するスーパースターになっていきます。
Janet Jacksonは1966年生まれですので、この曲のヒット時点ではまだ20歳、このPVのジャネット、とっても可愛らしいです。
コメント (23)
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