塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

子供の想像力を損なわないためには

2013-05-21 23:22:15 | 日記
 僕に限らず多くの方が、幼いころ自由帳やチラシの裏側にイラストや漫画を描いて楽しんでいたと思います。

 僕は小学生の時月刊コロコロ・コミックを毎月購入し、たまたま発売日が重なった際は奮発して週刊ジャンプを併せて買った
事もあります。

 その際は

 「こんなに素敵な事があるのか!」

 と心から嬉しかったことを覚えています。

 僕が描いたイラストは主に当時のジャンプに連載されていた人気漫画を真似たもので、幸運にも僕の両親は僕が描くことを一
切否定しませんでした。

 それは

 「新しいおもちゃをねだる事が無い」

 という経済的な意味合いがあったのかもしれませんし、心のどこかで僕の想像力を奪わないための配慮だったのかもしれませ
ん。

 ストリート・サッカーが子供たちの想像力を高めるために存在するとするならば、そこには当然創意工夫が生まれます。

 例えば僕も家の前の道路でよくボールを蹴飛ばしましたが、

 「周囲の家の窓ガラス、植木を割らないように気をつけよう」
 「夕飯の時刻には皆が家に帰ってなくてはいけない。」

 と子供ながらに様々な思案をして、皆でボールを蹴っていました。

 当時はきっと大人も子供も心にゆとりがあったのでしょう、経済的にも穏やかな時代で現在のようにサッカー・スパイクも
ジャージもすぐに

 「型落ちで値崩れ」

 するような事はありませんでした。

 今は何かと祖父母と両親が子供に口を挟みがちですが、その事が子供たちの自主性を奪っている可能性はありますし、交通量
が多い今はストリート・サッカーは難しいものです。

 一方でほんの些細な出来事で子供が「加害者」にも「被害者」にもなってしまう現代社会。

 口を出すなというのも無理は話ではあるのですが。
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スターシステムとは何なのか

2013-05-21 01:16:15 | 日記
 日本サッカーはスターが欲しいと言われています。

 しかし人々はこう言います。

 「若い選手がメディアから持ち上げられると、自分を必要以上に過大評価してしまう可能性がある。
  だから本当の意味で成長するまで、記者の取材は受け付けない」

 ならばどうやったらスターは生まれるのでしょうか?

 ちなみにかつて日本代表の指揮を執ったフランス人は

 「日本のメディアはすぐにスターを作る。このスターシステムは単なる弊害にすぎないし、私の率いる代表にスターは必要
  無い!」

 と熱弁をふるいましたが。

 スターは欲しい。でも勘違いしてもらっては困る。

 果たしてこんな矛盾を抱えたままで日本サッカーはいつまで走り続けるべきなのでしょうか?

 地域密着と全国区は確かに相反する代物で、実はスターシステムもそうですよね。

 ジャイアンツの選手は大半の地域で顔が判別できるかもしれないが、FC東京、または東京ヴェルディの選手を、クラブ関係
者とファン以外が識別できるかと言えば、やはりそうはいかないでしょうね。

 確かに若手が落ち着くまで、クラブが庇護する必要はあるでしょうね。

 かつてベッカムがライアン・ギグス、リー・シャープと共に爆発的な人気を得た際も、ファーガソンがメディアの盾になり、
彼の練習環境を守ってくれました。

 ただある年齢になり、自覚が出てきたならば選手を放り出す、言い換えれば適切な言葉で記者と会話ができるようになった
なら、応じるよう支持するべきでしょうね。

 スターがいるかいないかは、リーグのアイコンに直結します。

 現在のJは選手では無くクラブ名が先頭に立っていますが、いずれは開幕当時のヴェルディのように、選手名が先行するよう
になると思いますが。
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僕が犯した勘違い、最先端の戦術を学ぶ為に

2013-05-21 01:04:01 | 日記
 ファビオ・カペロがASローマを率いていた際に用いていた3-4-1-2を、20001年当時の僕は素晴らしい戦術
だと考えていました。

 「守備は3人のセンターバックがビルドアップ出来る上、ウイングバックとファンタジスタからのパスを2トップに供給
  できるわけで、バランスも良いな。」

 と考えていたのです。

 カペロは本来、レヴァークーゼンから獲得したエメルソンを中盤の底に置いた4-3-1-2で戦う予定でしたが、彼の
負傷により当初の計画は頓挫してしまいました。

 ウイングバックに起用されたヴァンサン・カンデラとカフーのオーバーラップと、エメルソンの代役として抜擢された
トンマージはアズーリに代表されるなど、実りがあったことも確かです。

 日本では

 「中田なのかそれともトッティか?」

 でしか語られる事の無かった布陣ですが、当時の僕は時代遅れという点を認識していませんでした。

 新しくサッカーに関心を持った方は、他の競技以上に戦術だとか用語が多すぎて、正直何が何だかわからない点も多いと
思います。

 実際僕のように思い違いをすることはあるでしょうし、戦術にも流行がありますから、最先端という言葉は時代に応じて
変化します。

 記者の方にも様々な特色がありまして、戦術に強い方もいれば外国語に多彩で海外に頻繁に出向く方もいます。

 僕個人の意見として、戦術指南役には

 「西部謙司氏」

 が良いと思います。

 西部さんはフットボリスタでコラム「戦術リストランテ」を執筆していますが、大変穏やかな物腰で解説していますし、
入門編には最適の方です。

 西部さんは様々な著作も出していますが、まずは店頭でコラムを一読してみてはいかがでしょうか?

 選手の動きと意図が丁寧に記されています。
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