塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

サッカーとはからかいが存在する

2013-05-24 16:31:25 | 日記
 今日本のサッカーファンの視線には、柏レイソルがチャンピオンズ・リーグで戦う姿が捉えられています。

 ただ一つ、ジェフのファンを除いては。

 サッカーは国家対国家の縮図ではなく、基本的に都市対都市の戦いが前提にあるわけですが、日本は他人に敬意を払う事が自然
とできる国柄ですので、ジェフの関係者の中には

 「レイソル躍進の背景」

 を探ることで、自分たちの強化方針を改めて見直す形が芽生えているかもしれません。

 サッカーが他の競技と大きくことなることは、そこに

 「からかい」

 言い換えれば悪質なジョークと風刺が存在することでしょうか。

 例えばジェフが2005、06シーズンにヤマザキ・ナビスコカップ連覇を達成した際、レイソルは明らかな混乱状態にあり、結
果があのバレーの6得点でした。

 エスパルスに今季移籍したバレーを、今でもジェフ・ファンは好意的に捉えているのでしょうね。

 レイソルが1部と2部を行き来するようになる反面、ジェフも主力の移籍と監督交代により、遂にJ2降格を味わいます。

 アレックス・ミラー政権での踏ん張りは確かに素晴らしく、イビチャ・オシムをあのような馬鹿らしい形で失うなど、明らかに無
意味なとばっちりがあったことも確かです。

 しかし彼らが頭を抱えたのは、きっと

 「からかう側からからかわれる側」

 に逆転したことではないでしょうか。

 今のジェフにとってJ1制覇、クラブ・ワールドカップの出場は夢物語でしょうし、もしレイソルが自力でチャンピオンズ・リーグ
を制覇し、再び世界と戦うことになれば。

 やはりジェフファンとしては切ないはずです。

 アルディージャが今季リーグ優勝しても、レッズにはナビスコカップの優勝、世界第3位など立場が優位な材料が沢山あります。

 サッカーではこの誇れる材料が、ファン心理をくすぐる事は間違いありません。
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日本代表とアディダスの間柄

2013-05-24 14:32:53 | 日記
 イングランドがアンブロとの契約を終了し、ナイキと新しい道を歩むことになりましたが、彼らが常にアンブロと共に歩んで
いたわけではありません。

 ケヴィン・キーガンとブライアン・ロブソン。

 このふたりが中軸となって参戦した1982年ワールドカップ、イングランド代表を支援していたのは、現在はスニーカーが
人気のブランド

 「アドミラル」

 でした。

 実は日本代表もかつてはアシックス、プーマ、そしてアディダスの3社が持ちあわりという、現在では考えられない形で支援
していた時期があります。

 この順繰りの恩恵を一番受けたのがアシックスで、98年ワールドカップは彼らの威信をかけた製品づくりが成されたのです。

 当時はきっとデザインを手掛ける方も大変だったと思います。

 3社のうち1社でも突飛な形でデザインをしてしまえば、残りの2社が不利な形になりますし、売れゆきも懸念されてしまい
ます。

 木村元彦氏がサッカー批評第37号で代表スポンサーであるキリンとアディダスにインタビューしています。

 題名は

 「スポンサーとサッカーの幸福な関係とは?
  キリンとアディダスのサポート精神を問う」

 というもので、この号が発売されたのが2007年、現行のアディダスとの契約が2014年で終了することを記載されて
います。

 つまり、来夏のワールドカップ以降日本代表から三本線が消える可能性もあります。

 アディダスがデサント経由ではなく、アディダス・ジャパンとして活動を始めた1998年以降、明らかに代表のブランド
価値は上昇し、競合相手からしても魅力的な存在になっているはずです。

 でも僕はアディダスが支援する形で良いと思います。

 アシックス、ミズノという国産ブランドにも頑張って欲しいですし、他のブランドが多額の資金を注入する形が得られるかも
しれません。

 しかし代表黎明期を支えてくれたことへの敬意、そして協会に入る金が末端には向けて入られないように映る昨今、やはり
このドイツの老舗との協力を維持するべきです。
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ザッケローニ、日本代表26名を発表

2013-05-24 02:14:33 | 日記
 ブルガリア戦とオーストラリア戦に臨む日本代表選手26名が選出されましたが、皆さんの印象はどうでしょうか?

 しきりに喧伝されている

 「日本代表が初めて国内でワールドカップ出場を決めるその瞬間!!」

 というスローガンは、敵地でヨルダンに敗北した姿を逸らす為の措置ですから、そんな簡単に浮かれても仕方が無いと思うの
ですが。

 サッカーファンは勝っても負けても、感情的にならず落ち着いて現状を考察しないといけませんから、どうしても論調がプラ
スになりにくいのが難点ですが。

 「じゃあ貴方方はいつ、喜びを爆発させるんだ?」

 と問われたなら、やはりワールドカップ優勝の時しか無いように思えます。

 僕が感じた今回の代表招集は以下の通りです。

 1.FW工藤の招集は的確である。
 2・逆にサガンの豊田の招集は、やはり昨年が最適であった。
 3・ジュビロは現在最下位だが、前田と伊野波はザッケローニにとって大切な選手なのだろう。
 4・本田と長友の招集は、今回見送っても良かったと思う。

 上記4点を挙げてみましたが、やはりヨルダン戦を落としたことが影響していますね。

 確かに長友と本田は戦力になります。

 しかし長い目を見て判断すれば、故障の多さが彼らの体力と体感を奪ってしまい、現役生活が短くなってしまったとしたなら、
それは非常に残念な出来事です。

 今回東を招集したのは、彼を4-2-3-1の3の中央で両翼を岡崎と香川で固めたい意向があると思います。

 柿谷が落選したことを訝しる声も多く、僕もわからないではありません。

 ザッケローニ監督は柿谷の閃きではなく、東の1トップを支える守備、言い換えれば的確さを考慮したように感じます。
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