塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

J1の中断期間を有意義に使う

2013-05-29 02:00:39 | 日記
 J1が中断期間に入ったことを一番喜んでいるのは、アルディージャのベルデニック監督かもしれません。

 横浜フリューゲルス時代、加茂監督の懐刀としてゾーン・プレスの体裁を担って以降、このスロベニア人はジェフとグランパス
エイトでも仕事をし、日本の梅雨時の過ごしにくさを痛いほど痛感しています。

 アルディージャの根本を支えるズラタンとノヴァコビッチ。

 このスロベニア代表FWが代表招集を受け、欧州と日本を行き来すれば当然体調管理はしにくく、戦術を見直すことも考えられ
ます。

 しかし中断期間があれば、その間に

 「リスク・マネージメント」

 を新たに構築できるでしょうし、何より選手たちの意識の高まりを指揮官は肌で感じているはずです。

 中断期間の恩恵を受けるクラブは、グランパスエイト、ジュビロにサガン、そしてトリニータと下位に沈むクラブと、レイソル
だと感じます。

 特に関塚監督が就任したジュビロが、森下前監督が描いた3-3-2-2からどのような形で改善をするかが見ものです。

 一方のレイソルは工藤が代表招集を受ける、大変めでたい出来事がありましたが、やはりチャンピオンズ・リーグとの掛け持ち
は容易ではありません。

 特にFWの軸のひとりであるクレオ。

 彼もまた今の時期の日本を初めて過ごす一人であり、体調維持に苦労するかもしれません。

 代表選手たちは予選を戦ってから、遂にブラジルに上陸します。

 コンフェデレーションズ・カップでは従来の面子が顔をそろえるでしょうが、その先に得られる休暇までもうひと踏ん張りを
お願いしたいところです。
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ポルト、ASモナコに主力2選手を売却決定

2013-05-29 00:01:22 | 日記
 「相変わらず巧いねえ」

 今季も優勝という指定席に落ち着いたFCポルトですが、実際のところは2位ベンフィカとの接戦を制した形での戴冠でした。

 しかしポルトの場合、その真骨頂は皆さんご存知のようにこれから始まる

 「オフシーズン」

 にあります。

 今季も既にコロンビア代表FWハメス・ロドリゲスを45億円でASモナコに売却し、共に加わるポルトガル代表ジョアン・
モウチーニョの移籍金も含めれば、65億円程度でしょうか、既に現金収入を得た形になります。

 ベンフィカにこれだけ突っつかれながらも、来季の向けて主力の慰留を考えるのではなく、売却して現金収入を次の選手獲得
に回すポルトの手法は、本当に凄いものです。

 逆に言うなれば、ポルトが

 「リガ・ソン・ザグレス」

 のクラブだからという見方もできます。

 基本ポルトガルは3強支配のリーグであり、近年がブラガの躍進が目立つものの、同じ3強支配として知られるエール・デヴィ
ジのようにAZやトゥベンテのような地方クラブが優勝する気配は微塵もありません。

 つまりポルトの手法は

 「リーグの競争力低下」

 に支えられている面があることも事実です。

 それでも彼らは素晴らしい資金を移籍で手にしています。

 昨年もあれだけ囁かれたブラジル代表フッキを、ロシアリーグのカレンダーに合わせて売却し、ゼニトから50億円近いお金を
得ています。

 普通、チャンピオンズ・リーグで上位を狙うならば主力を放出せず、クラブも名誉と勝利ボーナスと同時に得ようとするもので
すが、ポルト首脳陣はそうは思っていません。

 僕たちは南欧の都市、ローマやマドリード、そしてリスボンに住む方々はルーズであるという印象を持っていますが、実はポル
トは勤勉な方が多い事で知られています。

 それは港町ということもあるでしょうし、勤勉であることが利益を生む近道という認識もあるのでしょう。
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