塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

サッカーは何故議論が多いのか。

2013-05-15 20:39:01 | 日記
 サッカー、特に代表に関してどうして人々を議論をするのでしょうか?

 サッカーは単なる競技のひとつでしかなく、例えば先日バレーボールの日本女子代表主将に木村沙織選手が指名されまし
たが、バレーボール・ファン、Ⅴリーグファンの見解はまるで聞こえてきません。

 春に行われたワールド・ベースボールクラシックも同様で、開幕前のキャンプと予選リーグでは随分その報道が相次ぎま
したが、現在はペナントレースの話のみです。

 「代表監督の山本氏はどのような点が評価され、選出されたのか?」
 「選手たちは監督からどんな言葉をかけられているのだろうか?」
 「給水、栄養補給、そして睡眠と選手たちの体調は今どんな塩梅だろうか?」

 野球日本代表は今年から「常設」されると聞きましたが、ファンが代表と選手、環境に言及する姿を全く見ません。

 一方サッカーはクラブも代表も年がら年中議論されない日はありません。

 これはサッカーが競技の中のひとつという側面がある中で

 1・競技人口に偏りが無い
 2・大半の国がプロリーグを持ち、日本、フランスそしてドイツのようにプロ選手に女子が存在する
 3・リーグと代表戦を選手は掛け持ちする

 そして決定的なのが、帰化選手はともかく代表監督に関して国籍は問わないという点があります。

 この4点の理由が、サッカー(代表)では常に議論が巻き起こる理由かと思います。

 五輪や世界選手権の例でもわかるように、自国が好成績を得たならば国民は皆歓喜に浸れますし、選手だって笑顔で帰国
できます。

 サッカーだけが国威を高めるわけではありません。

 一方でこれだけ長い期間予選を戦い、日本ならば西アジアから東南アジアへ遠征する距離の長さを考慮すれば、サッカー
はやはり特殊な競技と言えます。

 「選ばれし32か国」

 という台詞は誇張ではなく、だからこそファンは勝つための議論が不可欠なのです。
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僕が考えるジャージ・マネーという世界

2013-05-15 17:45:55 | 日記
 今後のサッカー界の金の成る木はテレビ・マネーではなく

 「ジャージ・マネー」

 になるのでしょうか?

 これは単なる僕の憶測にすぎず、実際起きるとは到底思えませんがクラブからすれはテクニカル・スポンサーから確実に
得られる収入は、やはり大きな魅力だと思います。

 例えばアメリカのように、バスケットがアディダス、アメフトがナイキから全球団一括供給を受ける形は確かに平等であ
り、ミネソタやバファローのように地域規模が大都市よりも限られた市場では、この方式は確かに有難いと思うでしょう。

 逆にロスやニューヨークのファン、フロントは

 「何故だ?」

 と感じているのでしょうが。

 実際サッカーも同様で、スモールクラブはテクニカル・スポンサーから資金は得られず、用具だけ提供を受けている場合
が多いですね。

 また、クラブの知名度と戦績は契約金に確実に跳ね返ります。

 ですから前回お話したプーマがアーセナルに提供する45億円という金額は、8年無冠に加え監督の進退問題が叫ばれる
中では、まさに

 「破格の金額」

 と言えるでしょう。

 プレミアの市場価値がブンデスリーガよりも魅力的なのはわかりますが、ドルトムントからすれば驚きの資金提供かもし
れません。

 逆に言えばテレビ放映もそうですが、

 「魅力あるクラブづくり」

 が実れば大きなスポンサーが付くという可能性はあります。

 この「魅力」というのが曲者で、個人によって捉え方が異なるものですが、アーセナルの場合はスペインに見られがちな
赤字体質では無く、同時にエミレーツという近代型スタジアムを持つことが大きかったのでしょう。

 逆に言えば大きなプレゼンテーションや資金に恵まれないブランドは今後苦戦が続くこととなり、クラブだけでなく全て
が貧しい、金持ちの

 「2極化」

 になる可能性もあります。
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ナイキ、アーセナルと袂を分かつことに

2013-05-15 17:29:37 | 日記
 見限られた形なのか、それとも熱意が実った形なのか。

 今日発売のフットボリスタは冒頭でアーセナルとヴェンゲルの歩み、そして来季の展望を特集していますが、その中で現行
のナイキとの契約が2014年夏に終了し、以後プーマと契約を結んだことが明らかになっています。

 プーマがアーセナルに支払う金額は年間45億円。

 これはユナイテッドとリバプールがそれぞれナイキ、ウォリアーから支払われている年間37億円を上回り、プレミアで最
も高額契約になります。

 ローマが同じ時期にカッパからナイキに契約変更する背景には、ナイキの手駒がひとつ

 「削減(アーセナル)

 した形だったのでしょうか?

 よく選手が移籍を希望する際に、自身の個人スポンサーとクラブ・スポンサーの相違が問題視されます。

 例えばロナウドがレアルからミランに移籍する際、ナイキがアディダスの代名詞に向かうのは好まないと囁かれ、それはロ
ナウジーニョの時も同様の意見が囁かれました。

 逆にベッカムがLAギャラクシーからミラン加入の際は、同じアディダス同士ということで上記の囁きはありませんでした。

 プーマ繋がりで言えばシティのアグエロ、そしてセスク・ファブレガスが挙げられますが、どちらにしてもヴェンゲルが求
めるとは思えません。

 このフットボリスタによれば、アーセナル・トラストと呼ばれる団体が

 「収入を的確に補強に費やしていない」

 と声を挙げ、ファンの多くは現在の移籍市場でお茶を濁しているだけと感じているようです。

 一方でマスメディアがファンに同調するのではなく、むしろフロントの方針を支持しているのは興味深い出来事なのですが、
今夏彼らはレッズと戦う為に来日します。

 その頃には新戦力が加入したアーセナルとなっているはずですが。
コメント (2)
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リバプールにインテル、そしてPSG

2013-05-15 01:55:56 | 日記
 何はともあれ、リーグ1はPSGの優勝という形で幕を閉じます。

 首都のクラブが歓喜にわくのは1994シーズン以来19年振りの事で、当たり前ですが当時の中心選手たちはとっくに引退
しています。

 もし僕がリバプールのファンならば

 「PSGが優勝した。
  やはり空けない夜はないのだな。」

 と他人ごとではあるのですが、どこか胸をなでおろしブレンダン・ロジャースと選手たちをもう一度信じようと考えなおすは
ずです。

 2007年にセリエAを制したインテルも、自力で優勝したのは1989シーズン以来のことで、ビッグクラブも強化方針が
整わねば軽く20年近く覇権から遠ざかると言う、恰好の例です。

 今をときめくバルセロナも、2000年代初頭は借金と度重なる監督交代に疲れ果て

 「レアル・マドリードとその陰」

 に怯えていました。

 2002年の段階で欧州制覇はバルサが1、レアルが9とその差は9倍であり、未来永劫その差はひっくり返らないと思われ
ていましたから。

 「私にリケルメは必要ない」

 そうファン・ハールが会見で述べた時、頭を抱えたファンは多かったでしょうね。

 リバプールが陰におびえるとするならば、それは

 「ジェラードの現役生活も残りわずか。」

 ということでしょうか。

 この偉大なる主将が現役の間に、悲願のプレミア制覇を成し遂げて欲しいというファンの願いは、これ以上見過ごされるわけ
がありません。

 ダルグリッシュ、グレアム・スーネスにイアン・ラッシュ。

 リバプールが最高と讃えられた時代を生きてきた彼らからすれば、20年以上も優勝と縁が無い古巣をただ眺めてはいられない
心境でしょう。

 今季終了後の補強策は資金にもよりますが、その方針が注目されます。
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シティ、マンチーニを解任へ

2013-05-15 01:42:35 | 日記
 やはりマンチェスターの覇権は永続的に赤の手中にあり、空色はいつまでも単なる脇役でしかないのか。

 ユナイテッドが通算20回目となるリーグ優勝のパレードを行う映像を観ましたが、この映像から判断すれば例の定説の
信憑性は薄まりますね。

 「マンチェスターではユナイテッドよりもシティの方が支持されている。」

 ロンドンはバーミンガムなど、他の都市からパレード観戦のために訪れるファンもいるかもしれませんが、それにしても
活気があり「過ぎる」ようにも見えましたが。

 一方でシティはロベルト・マンチーニを解任し、後任にはマラガからペジェグリーニを引き抜く合算があるようです。

 このチリ人の引き抜きには

 「イスコ」

 というスペイン代表がおまけに付く可能性もいためでしょうか。

 サミア・ナスリとカルロス・テヴェス、ギャレス・バリー、そしてエディン・ジェコが退団すると噂されるシティですが
イスコを加えることでシルバと共に

 「閃きを持つ選手」

 を軸に新しいサッカーを展開するのかもしれません。

 ジェイク・マンスールからすれば、リーグタイトルを防衛できなかったことに加えて、やはりウィガンに敗れてFAカップ
を逃したことが我慢ならなかったのでしょう。

 マンチーニはインテルの時もそうでしたが、就任から数年が経過すると理由は定かではありませんが、どうしても中心選手
との折り合いが悪くなる癖があります。

 インテルの時はルイス・フィーゴがそうでしたね。

 イブラヒモビッチはそうではありませんでしたが、現役時代その卓越した技術で鳴らしたこの指揮官、サイドラインから眺
めているうちに

 「自分にできたことが選手ができないのは何故だ。」

 と苛立ちを覚えるのかもしれません。

 ただサンプドリアに指揮官として復帰するならば、ジェノバの街に片方に活気が戻ると思います。

 ピクシーも最近不機嫌ですが、かつての名手が指揮官になると自分がプレイに関与できないことがうずくのでしょうか。
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