塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

サッカーにおける三権分立

2013-05-13 23:28:52 | 日記
 「三権分立」という言葉が社会科の中で登場しましたが、この法則はサッカーにも言えると僕は思います。

 僕が思うサッカーの三権分立は1・クラブ、2・ファン、3.地域社会で三角形の中には当然サッカーが組み込まれます。

 ファンが狼藉を働けば地域社会とクラブが他の地域から軽蔑されますし、新スタジアム設立や観客動員に関しては、当然
地域社会の理解が必要になります。

 プレミアリーグが公式戦を海外で行いたいという思惑を発表した時、大きな反発を受けたのもこの地域社会という論点を
無視した形になったためです。

 そして選手。

 ボスマン・ルール以降選手の移籍は日常世界の一部となりましたが、同時にクラブに在籍している間はその関係者に敬意
を払う事が求められます。

 以前ラファエル・ファンデルファールトがアヤックスからハンブルク(今もそうですね。)に移籍して数年後、

 「僕はいつかスペインで戦いたい」

 とインタビューに答え、契約中であるにも関わらずバレンシアのジャージを手に取った写真を公表されてしまう事件があ
りました。

 ハンブルク・ファンの怒りは凄まじいもので、

 「僕が軽率だった。
  ファン、関係者に謝るよ。」

 と声明を出す形になりました。

 その後レアル・マドリーに移籍しますが、思うような形にならなかったことを考えますと、移籍の時期はどんな選手でも
難しいですね。

 クラブは当然選手だけでなく、フロントと会長も含まれます。

 ベルルスコーニがミランの人気と知名度を十二分利用したように、時にサッカーは政治と深く結びつきます。

 元クロアチア大統領トゥジマンが、愛するディナモ・ザグレブを国威高揚のためにクロアチア・ザグレブに名称変更を
勝手に行ったこともあります。

 三権分立は三権がバランスを取ることで成り立ちますが、サッカーでも同じことが癒えますね。
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ピクシーとゴールと玉田との関係

2013-05-13 01:00:15 | 日記
 やべっちFCがJリーグ20周年を記念し、最も印象に残るゴールを選手から投票し選出しました。

 栄えある1位はピクシーがF・マリノス戦、ベンチから放った鮮やかなシュートでしたが、正直この投票結果には驚きました。

 その理由は

 1・勝敗に関係が無いシュートである。
 2・選手ではなく監督が放ったシュートである 

 という2点なのですが、ピクシーのユーモア溢れるその行動に拍手を贈ったファンは多かったでしょうし、番組では215人
の選手が第1位に選んだそうです。

 ピクシーと言えば2010年にグランパスエイトを優勝に導いて以降、思うような結果を残しておらず、もし今季優勝だけで
なくチャンピオンズ・リーグ出場権を逃したならば、

 「監督交代」

 は現実路線だと感じます。

 永井のスタンダール・リエージュ移籍が痛手のようには思えませんが、ひとつ気にかかるのは玉田との関係です。

 F・マリノス戦終了後の公式会見に置いて

 「PKキッカーはケネディのはずだった。
  それが何故玉田に変わったのか、私には全く理解できない。」

 そう伝えるピクシーの表情は、怒りを無理やり押し殺しているように感じられましたし、先日試合終盤にループ・シュート
を玉田が放ち、失敗した時も同様でした。

 PKキッカーというは最初からきまっているはずで、ですからキッカーが交代するというのはクラブが何かしらうまくいっ
ていない現れと言えます。

 ウォルクスブルクでも、ジエゴが勝手にPKを蹴って失敗し顰蹙を買いましたが、クラブの約束事はやはり遵守すべきなの
でしょう。

 ピクシーからすれば

 「閃きと自分勝手は異なる。」

 そう感じて玉田に苦言を呈したのでしょうが。
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長谷部と細貝を、代表でもサイドバックで起用してみてはどうか

2013-05-13 00:50:32 | 日記
 本意か不本意かで言えば不本意でしょうね。

 日本代表選手の中で、本来ならば中盤の底で起用されるであろうふたり、細貝と長谷部はクラブではいずれもサイドバック
で起用されることが多いですね。

 細貝はアウグスブルクとレヴァークーゼンの選手層の違い、つまり監督が出場させてくれるならば、痛罵される事を承知の
上で未知のポジションで戦う。

 そんな意味合いもあると思います。

 一方の長谷部ですが、彼自身も感じているでしょうが、どこか

 「便利屋」

 という感触が漂います。

 一説にはハノーファーが長谷部獲得に執着しているようですが、皮肉ですが彼の献身性が移籍に結び付く可能性は高いでし
ょうね。

 レッズに復帰すれば中盤の底に入る事が可能かもしれませんが。

 ならばこのクラブの流れを利用し、日本代表もふたりをサイドバックで使ったらどうでしょうか?

 例えば駒野はジュビロが監督交代ということもあり、秋口以降も厳しい状況が続けば代表招集が厳しくなるかもしれません
し、長友も故障の影響が出てくる可能性もあります。

 細貝を左サイドバックで使えるならば、クラブでの反省点と改善点が代表で確認できますし、本人の為にもなるでしょう。

 長谷部を右サイドバックで使えるならば、必然的に中盤センターのポジションが一つ空きます。

 ザッケローニ監督はFC東京の高橋を非常に評価している一方で、その起用には随分慎重です。

 高橋だけでなくレイソルに移籍した谷口、アルディージャの青木のように人材は揃っているはずですから、今後の招集に
注目です。

 複数のポジションをこなせる選手は、それだけで有利と思えますが

 「自分のポジションはどこなのか?」

 という葛藤とも向き合わねばなりませんね。
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