塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

サッカークラブにとっての最高の節約術

2013-09-02 23:39:37 | 日記
 世間には様々な形で節約本が市販されています。

 僕は既に

 「節約本を買う為に金を払う時点で節約ができていない」

 と思うのですが。

 僕も節約本や整理整頓の資料、そしてシンプルに生きる術が書かれた本を幾つか買ってきましたから、僕も同様の類ではありま
すが。

 サッカーでも節約術があるとすれば

 「一度放出した選手を高値で買い戻す」

 事は避けた方が無難でしょう。

 かつてニコラス・アネルカがPSGと2度目の解約を交わした際、周囲はせせら笑い、PSGのフロントも随分恥ずかしい思い
をしました。

 アネルカはPSGからアーセナルに移籍する際、1億円程度のお金が動いたとはみつから言われますが、彼がパリに戻る際には
30億円近い金額が提示されました。

 レアル・マドリー、リバプール、ボルトン、フェネルバフチェ。

 古巣も含めてアネルカにとって安住の地は見つからず、チェルシー時代の同僚であったドログバと上海の地で再会するも、その
冒険は短期間になってしまいました。

 どんなにユヴェントスを贔屓にする方でも

 「どうして我がクラブはこのフランス代表FWと契約したのか?」

 と思うほど、トリノでもその存在感は希薄でした。

 バルサが手放したボージャンと再契約することも無いでしょうが、選手の移籍に関しては金額だけでなく、やはりひとりの人間
として最低限の措置は必要だと思うのです。

 「流浪の民」

 として各国を歩くのは、選手は当然妻子にも大きな負担がかかりますし、教育事情は防犯も当然異なりますしね。

 「あの選手を手ばなすべきではなかった。
  再契約にも金がかかる」

 と思うのであれば、やはり売却をいったん凍結する勇気も必要ですね。
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レイソルの例から改めて3冠の価値を考える

2013-09-02 01:06:52 | 日記
 ネルシーニョ監督の後任は井原正巳ヘッドコーチが務めます。

 ネルシーニョ監督が辞意を表明した背景には、J1とチャンピオンズ・リーグ、ふたつの栄冠のうち前者がもう届かない位置
にあると踏んだためでしょうか。

 天皇杯優勝も含めれば3冠になった可能性もありますしね。

 僕たちは平気で2冠、3冠と口にしますが、それらが尋常でない事は勿論です。

 バイエルン・ミュンヘンは昨シーズン3冠を達成しましたが、それは2010、2012シーズン決勝で敗れたチャンピオン
ズ・リーグの痛みをようやく振り返ってのものでした。

 また2010年のインテルが3冠を得た際も

 「セリエA始まって以来の快挙!」

 日本でも3冠の例はあります。

 それは2000年の鹿島アントラーズで、指揮官は現在同様トニーニョ・セレーゾでした。

 彼らはJ1と天皇杯、ナビスコカップすべてを制覇したわけですが、当時は現在のようにアジア・チャンピオンズリーグその
ものがありませんでした。

 ですから今後日本でも

 「国内3冠か」
 「国内と海外タイトルで3冠か」

 という形で目標設定が変わってきます。

 例えば一般認知度は限りなく低いですが、既にアントラーズは今季ひとつの優勝カップを得ています。

 それはサンパウロを招いて戦ったスルガバンク・カップの優勝で、これだって対戦相手とフォーマットを踏まえるならば立派
な国際タイトルになります。

 国内3冠よりも海外タイトルを含む3冠の方が評価を高めるべきか。

 こうした論議も出てくるでしょうし、やはり複数の優勝を得ることは一筋縄ではいかないですね。

 と記されたように、海外でも複数の優勝を追い求めることは難しいものです。
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香川はユナイテッドにとっての贅沢品

2013-09-02 00:10:33 | 日記
 デビッド・モイーズからすれば、香川真司は単なるぜいたく品なのでしょうか。

 今の所日本代表の背番号10はユナイテッドにおいて蚊帳の外ですが、それは前任者とモイーズではそもそも方針が異なって
当然な為です。

 アレックス・ファーガソンは2013シーズン以外でも4-4-2を軸に4-4-1-1や4-3-1-2など、派生形で戦
うことを躊躇しませんでした。

 またリーズ・ユナイテッドから獲得したアラン・スミス、そしてウエイン・ルーニーをセントラル・ミッドフィルダーで用い
るなど、選手が

 「新しい活躍の場」

 を設けるような工夫をしてきました。

 ルーニーに関してはファーガソンなりの意固地な面が出たようにも思えますが、少なくともファーガソンの姿勢に柔軟性、嫌な
言い方をすればその時の戦力にもよりますが、

 「時代と迎合」

 する側面がありました。

 モイーズも基本布陣は4-4-2ですが、彼はこの基本事項を崩す事が嫌なのでしょう。

 それは彼が自分を律していることの証ですし、自分のエバートン時代からの方針をユナイテッドに移籍したからといって簡単に
反故できるはずもありません。

 簡単に言うなれば、香川はモイーズの描く

 「プリンシパル」

 の中に含まれていないと言えます。

 2トップをファン・ペルシとエルナンデス、ウイルベックにヤングという4人で回せば、香川には今のところサイドハーフとし
ての役割しか与えられません。

 単にクロサーとして生きるのではなく、パトリス・エブラとコンビネーションで相手を崩す、カットインでシュートを打つ、こ
ゥした基本事項を行ない続ける忍耐が今は必要ですね。

 
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