塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

無関心の人々をサッカーに振り向かせるために

2013-09-18 20:30:35 | 日記
 今の時間帯、フジテレビは2時間を費やしてAKB48特集を放送しています。

 僕も夕食後、例にチャンネルを付けてみましたがすぐに消してしまいました。

 理由は単純で、僕が関心を持つ理由が無い為です。

 そう、この「関心を持つ理由が見当たらない」からこそ、Jリーグは観客動員と入場料収入の減額に悩んでいるわけですが、
正直致し方無い面もあります。

 「関心が無い人間」

 は既に「関心がある分野」を持ち、そこにお金を費やしているわけです。

 ですから、日本代表とJ1に関心を持ってしまったら、新しくお金を費やす分野がひとつ増えてしまい、中途半端な形で追
いかける形になってしまいます。

 AKB48ファンがJ1の試合を観戦しても、何ら問題はありません。

 しかし彼らはサッカーに投資するよりも、彼女たちの為にお金を使い、成長していく姿を見たいと考えるはずです。

 僕も以前

 「サッカー馬鹿にはなりたくない。
  他の競技を知る事で、サッカーと比較できる人間になりたい」

 という意識があり、野球、バスケット、アイスホッケーなど様々な競技の資料を購入していました。

 でもこれらに投資するのを止めてサッカーにだけ的を絞ると、心の中に大きな安堵感が生まれたのです。

 つまりサッカーにだけ集中することで、本棚の整理が格段にしやすくなり同時にお金の心配もなくなりました。

 人間、複数の分野を追いかけると体力的に随分と消耗しますから、新しいサッカーファンを誕生させるにはやはり知恵が必
要です。

 日本は世界に知られる

 「漫画大国」

 です。

 ですから題材にサッカーを選んでもらう、人気サッカー漫画をアニメーションにしてもらう、こうした方針も時に必要では
ないでしょうか。

 タダ券は時に悪意の対象となりますが、入場券をクラブが負担すればそれだけ金銭の重みが減ることになり、案外悪くない
かもしれません。
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日本ではどうして欧州サッカーが好まれるのか

2013-09-18 20:17:50 | 日記
 どうして僕たちは海外サッカーに関心を持ち、楽しんでいるのでしょうか?

 どうしてJリーグの露出は、海外サッカーと比べた際縮小傾向にあるのでしょうか?

 僕が思うに、海外サッカーが日本でここまで幅を利かせている背景には、いくつかの理由が確実に潜んでいます。

 理由その1 海外サッカーは衛星放送を持たないファンにとってはダイジェストでしか視聴できない。

 「すぽると」がマンデー・フットボールで先陣をきった海外サッカーの速報は、各局が競いあう優良コンテンツですが、ここ
にひとつの落とし穴があります。

 番組の構成上、4大リーグのダイジェストという形が基本ですから、有名クラブの有力選手だけが画面に登場し、派手な活躍
を僕たちは堪能できます。

 そこにポルトガル、スイス、オランダ、スコットランド、フランスも含めれば日本で語られる欧州サッカーというのは、あく
まで

 「ドイツとイングランド、スペインとイタリア」

 の4か国しか指していない事が、改めて見えてきます。

 ダイジェストですから、ミスや退屈な部分はカットされており、当然ゴールシーンを軸として編集されるわけです。

 つまり1試合通じて観るよりもお手軽で、同時に退屈とは無縁の世界です。

 理由その2 海外サッカーの方が日本よりも先を歩んでいるという思い込み

 確かに戦術やフィットネスだけでなく、スタジアムのデザインやマーチャンダイジングなど、欧州各国が確実に先を歩んで
いる面はあります。

 しかし、日本がそうでないように欧州もサッカーにおける

 「桃源郷」

 ではありません。

 人種差別横断幕やスペインで顕著な選手側のストライキやクラブの破産。

 こうした人徳や財政の問題も、欧州サッカーが僕たちに与えている話題ということも忘れてはいけません。

 一方の日本は派手な財力は無い代わりに、これら欧州サッカーが苦しんでいる問題でクビを締められてはおらず、むしろ彼ら
の方が日本から学びたいと思うかもしれません。

 結論としては

 「欧州サッカーも良いが日本にも良い点が存在、どちらも当然欠点を抱えている」

 と捉えるべきではないでしょうか。

 
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ペトロビッチ監督が見せるセーフティネット

2013-09-18 10:46:52 | 日記
 「セーフティ・ネット」

 つまり安全弁は僕たちが気付かないうちに整備されている面もありますが、そうでない時もあります。

 僕のスーパーでもレジの入力ミスが起きた際の安全弁はありますが、僕などはどぎまぎしてしまって、むしろ混乱してしま
います。

 そんな時苛立ちを隠せない上司もいますが、不思議でなりません。

 それは

 「僕が安全弁を使う必要が無いくらい、レジの入力ミスという基本的な過ち」
 
を犯してこなかった為であり、だからこそ慌ててしまっている面が多少なりともあるからです。

 ですから僕はレジ打ちミスで落ち込んでいる方、安全弁を僕同様こなせなかった方には励ましの声をかけるようにしています
が、使えた方が良いのも確かです。

 ペトロビッチ監督の代名詞である3-4-2-1は、試合開始時における布陣であり、試合中にはめまぐるしく変化する事で
知られています。

 監督は

 「私はサッキのゾーン・プレスを破る研究をずっとし続けてきた」

 と不敵に笑います。

 監督もこの3-4-2-1の中にセーフティネットを用意していますね。

 通常3バックはピッチの横幅68メートルをカバーできず、だからこそ3-4-3のように前線からプレスをかけることで
最終ラインの負担をカバーする形があります。

 これもある種のセーフティネットです。

 ペトロビッチ監督はウイングバックを下げて5バックにするのではなく、4バックを形成することで3バックが抱える弱み
を軽減しています。

 5バックではマイボールになった際、次の一手が出しにくいですが4バックならばそうではありません。

 3-4-2-1はやはり2シャドーの動きにばかり注目が集まりますが、監督はセーフティネットを通じて布陣全体の調和
を考えていることが、改めて見えてきます。
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ミスという呪縛を解く鍵は果たしてどこに

2013-09-18 10:36:27 | 日記
 日本人は極めて自分のミスで他人が不愉快になることを恐れています。

 それは僕も同様で、昨日も自分のミスではない事柄でお客様より指摘を受け、上司を呼び対応策を提示する形を行いま
したが、このような際は常に

 「俺のミスでもないのに何でこんなに慌てなくてはいけないんだ!」

 と考えてしまいます。

 よくビジネス対応本の中で

 「クレームは次のビジネスチャンス」
 「クレームを受けた人間の応対の仕方」

 が記されています。

 しかし、対応した人間は野球で言えばリリーフと同様で、まずその「根本的」な理由を作った人間がいるからこそ、問題
が生じていることを忘れてはいけません。

 その人間こそが釈明、お詫び、対応策を提示するのが「筋」だと僕はいつも思うのです。

 ですから浦和レッズの指揮官ペトロビッチが広島時代から選手に対して

 「選手はミスをする権利がある」

 と常に公言していることは、本当にたいしたものだと思います。

 監督生活というものは勝ち点3を積み上げることで成立しており、ミスが生じれば生じる程敗北が近くなり、自分の生活
が困難になります。

 敗北は解雇通告を呼びますからね。

 それはペトロビッチ監督が僕のように

 「人間は誰もがミスをする。選手もそうだが監督も同様だ」
 「サッカーはミスをしなくては得点が生まれない」

 と考えているためではなく、むしろ日本人がミスを恐れるあまり、自分の想像力や挑戦する意思を無駄にしていると感じ
た為でしょう。

 つまり

 「心身をミスの恐怖から解放する」

 事で広島時代に多くの選手を育て、就任2年目のレッズではJ1制覇を現実的に捉えている形になります。

 「俺が責任を取る
  だから思い切ってやれ!」

 監督、上司は時にこう口にしますが、実情は非常に度胸がいるものです。

 だからこそ言われた側も勇気が沸き起こるわけですが。
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Jリーグが新規ファンに向けて欠けていたであろう事柄

2013-09-18 01:52:14 | 日記
 僕の手元に1993年に発売された

 「Jリーグ サポーターブック サッカー通になる」

 と言う本があります。

 (同文書院という版元から発売されており、編集と監修の両方を田村修一氏は担っていますが、ナンバーで執筆されている
  氏の原稿を思えば意外な気もします。)

 当時は本当に様々な形でJリーグに関する本が出版され、カルビーのJリーグ・チップスも爆発的な売れ行きを記録しまし
たが、それも当然

 「おまけカード」

 に注目が集まったためです。

 当時メディアは

 「新規ファンを大切にしよう」
 「丁寧に文章を記してわかりやすく説明しよう」

 という心意気に溢れていただけでなく、これでもか!というくらいの勢いで様々な雑学を提供したものです。

 この本を開いてみても、10クラブの成り立ちと所属選手、来日した外国籍選手の紹介の他

 1・外国籍選手に聞く日本食の評判
 2・ミサンガとプロミスリングの違い
 3・サポーターのための応援グッズ心得
 4・国内サッカーファンジン情報

 など、とにかく話題で一杯です。

 池上彰氏の特番が大人気なのは、池上さんがどんな方にも門戸を開放して馬鹿げた質問と思われるものも、丁寧に聞いて
解説してくれるためです。

 つまり池上さんの番組は、政治と経済に関して

 「入門編」

 として最適なわけです。

 近年のJリーグはこうした新規ファンに対する説明不足と、入門編のような雑誌と書籍、テレビ番組が完全に抜けていた
ように思います。

 つまり開幕当時は誰もが気軽に楽しめる雰囲気があったのに、いつしか硬直化してしまったのでしょう。

 新規ファンも楽しめる、くだけた商品が今求められているのかもしれません。
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