塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

今も昔も変わらないサッカーの質

2013-09-23 23:32:00 | 日記
 時代が目まぐるしく変化し、育った環境が全く異なってもサッカーそのものは大きく変化することはありません。

 1・試合中タイムアウトは無し
 2・あれだけ導入が望まれているビデオ判定も今の所導入されてはいない
 3・得点の可能性を高める為、ゴールマウスを広げるという一時期の発想も既に存在しない

 というわけですし、攻撃の際の選択肢もドリブル、パス、そしてシュートという3つのみが残っていることもそうですね。

 ただ異なる事は、これらの選択肢というわけです。

 例えばパスならば、ショート、ミドル、ロングがありますし、ワン・ツー・リターンと言う場合もあるでしょう。

 ロビングやアーリークロスで空中戦に活路を見出す時もあれば、シュートはニアを狙うかファーを狙うか、グラウンダーか
弾丸シュートか。

 など様々な要因がありますね。

 国籍というものがさほど捉われず

 「多国籍銀団」

 という形でインテルやアーセナルが揶揄されるときもありましたが、年齢も出身地も異なる人間がひとつのクラブでやって
いけるのは、この

 「サッカーの本質」

 が今も昔も変化し無い為でしょう。

 確かにスパイクとジャージが劇的に軽量化され、パソコンの発達で相手の情報を得やすくなったことは確かですし、医学も
進歩しています。

 サッカーそのものも選手がひとりで時間を費やすよりも、周囲との連係で速い形で攻め込むことが主流になるなど、変化
している部分はあります。

 それでも今後、サッカーの性質そのものが変化するとは考えにくく、だからこそファンも単純明快に楽しめることが出来る
と言えるでしょう。
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20代と30代、異なる価値観を思う

2013-09-23 23:21:07 | 日記
 10年前から働きはじめた僕と、2013年春から働きはじめた人間では、求められる基本事項そのものが大きく異なります。

 年齢で15歳も違えば、当然育ってきた環境も違えば、概念そのものが変化しているのはむしろ当たり前なのですが。

 僕が今でも思う基本事項は

 1・爪を切り男は髭を剃り、ハンカチやスーツにアイロンをかけ身だしなみに手を抜かない
 2・スーツの色は紺とグレー、この濃淡の範疇で選ぶ
 3・本を読むことを軸に、自分の足で見て回れる箇所は見て回る

 というものです。

 でも今働きはじめた男性の多くは、スポーツブランドのショルダーバッグを抱え、スーツの色は皆が黒の細めの形を選び、本
や辞書では無く、携帯端末から情報を引き出す。

 という形が多いですね。

 揶揄すれば無精ひげが生えていて、職場には不向きなスポーツブランドの鞄を抱えていても

 「書類を期日までに提出できればよい」
 「パソコン、タブレット、携帯を自由に操れる方が、身だしなみや読書など大目に見てもらえる」

 と考えているのかもしれませんし、僕も身だしなみはともかく、パソコン業務が不得手の方ですしね。

 サッカーもプロ化した93年当時、水沼、木村和司、そして風間八広というように日本リーグの主軸だった選手たちは、次々
現れる茶髪で外国製の車を乗り回す若手を、呆れた表情で見ていたのでしょうか。

 それとも

 「入団から自社の車では無く、会社を買える若手が現れた日がきたか」

 そう感慨深い気持ちだったのでしょうか。

 三菱、日産、豊田にマツダ、JSLのクラブは車産業で成立していた面がありますし、だからこそプロ化した選手たちは、恰
好の広告塔になり得ましたが。

 僕は茶髪にしたこともピアスにも関心を抱いたことはありません。

 それでも場に応じた考えと服装は、いつの時代も変わらないと思いたいものです。
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ユナイテッド、政権安定は可能なのか

2013-09-23 17:17:20 | 日記
 ローマに限らず皇帝というのは治世の為に様様な行為を働きます。

 国境を越えて隣国に攻め入る(サッカーで言えば敵地への遠征)事もあれば、親書や対話で活路を見出す時もあります。

 (この場合はモウリーニョやベンゲルとの間でファーガソンが見せた舌戦、マインドゲームがあたると思われます。)

 勿論皇帝には信頼できる重臣が不可欠であり、ユリウス・カエサルはオクタビアヌス、後のアウグストゥスが軍事を得
手としないとみますと

 「マーカス・アグリッパ」

 という軍事に秀でた人間と対面させ、カエサルの目論見は見事成功します。

 ファーガソンは世間一般で思われているような戦術家ではなく、むしろブライアン・キッド、スティーブ・マクラーレン、
そしてカルロス・ケイロスというコーチの意見に耳を傾けていたと聞きました。

 アグリッパは軍事に秀でていてもローマ皇帝に関心を見せなかったように、この3人もユナイテッドで監督になることは
ありませんでした。

 就任の噂は幾度もあったのですが。

 皇帝が民と兵士の安全と生活を保障しなくてはいけないように、ファーガソンもまた獲得選手の面倒を面倒がらず行って
きました。

 移籍の際は喧嘩別れになりましたが、ロンドンからやってきたベッカムもファーガソンに面倒を賭けてもらった事に謝意
を示しています。

 それはギグスとスコールズも同様ですし、ファーガソンは何より

 「愛弟子の成長」

 を確認するのが好きだったのでしょうね。

 ただ彼が何時も語る、クラブ以上の選手は不要と判断した際、残すべき選手と売却しても良い選手の選択を絶えず行って
いたことも間違いありません。

 ローマは中近東、北アフリカとも国交を広げ領土は拡大する一方でしたが、やがて防波堤にひずみが生じ、周辺の蛮族の
侵入をことごとく許すようになります。

 アンブロからナイキへスポンサーが変更する事で、莫大な資金を得るようになり、AIG、AON,そしてカゴメと資本
注入も衰えを知らないユナイテッドも、シティ、チェルシー、スパーズと激戦を繰り広げるようになります。

 末期のローマはふたりの皇帝とふたりの副帝が大陸を4分割する形で、防御と治世を行います。

 つまりファーガソンという皇帝が退任し、短期で政権がころころ生まれるようであれば、98-99シーズンのインテル
のように、年に4人の監督がベンチにかけるというような例が起こりえる可能性もあります。

 モイーズの今後はユナイテッドだけでなく、プレミアファンの皆が注目するでしょうね。

 (参考資料 ローマ人の物語 新潮文庫 塩野七生)
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ユナイテッドが抱える勝者の混迷

2013-09-23 17:05:27 | 日記
 どうやら僕は思い違いをしていたようです。

 1986年監督に就任し、92年のプレミア創設以降常に主役であり続けたアレックス・ファーガソン。

 2013シーズンまで続いた彼の統治27年は、あくまでこのスコットランド人が描き、手にした栄光であり、むしろユナイ
テッドというクラブそのものは、脇役だったのではないでしょうか?

 1986年ファーガソン就任時、テクニカル・スポンサーはアディダスで、胸にはシャープのロゴが刻まれている、そんな時
代だったのです。

 お隣のリバプールは、90年代に凋落が起こるなど誰一人考えず、ヘイゼルの悲劇で大きな痛手を被るも常に

 「イングランド・リーグの主役」

 であり続けました。

 ユナイテッドにもブライアン・マクレアにブライアン・ロブソンが存在するも、ケニー・ダルグリッシュ、グレアム・スーネス
そしてアラン・トンプソンなど、主役を何人も備えたリバプールこそが顔であり続けます。

 90年代を堺にこの2クラブの立場は逆転し、そして今その立場が20年の時を経てついに変わりつつあります。

 それはリバプールが

 「ブレンダン・ロジャース」

 という正解を見つけた可能性が高いためですが、政治の世界で言えば90年代のリバプールは皇帝が短い範囲で幾度も変わり、
その度に重税と軍備が課せられた、東西分裂前のローマのように思えます。

 ケニー・ダルグリッシュ、ラファエル・ベニテス、ロイ・ホジソン、ロイ・エバンス、ジェラール・ウイエ。

 27年間ひとりの皇帝として治世を行ったファーガソンと、成績不振に伴い幾度となく監督交代を行ったリバプール。

 そして塩野七生さんが著書ローマ人の物語の文庫版6巻、7巻でカルタゴに勝利し地中海の覇権を手にしたローマ世界を

 「勝者の混迷」

 と名付けたように、勝者であり続けたユナイテッドが、監督という「正解」を得られない可能性は、モイーズを招聘した現在
でも議論の対象になるでしょう。
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ダウンジャケットを見ながらサッカーを思う

2013-09-23 13:48:18 | 日記
 まだ9月だというのに、店頭では冬の肌着だけでなく、ダウンとダウンベストが一番目立つ場所に並べられています。

 ユニクロのダウンは低価格でありながら、持ち運びに便利な上、大変丁寧な製造で知られており、毎年相当数の売り上げを記録
していると聞きました。

 このダウンの購入ひとつにとっても、サッカー同様様々な選択肢が見えてきます。

 1・ユニクロに代表される、4桁のダウンを買う
   レバンテやバジェカノ、アルメリアのように資本が少ないクラブが、低価格で高品質の選手を探すような形

 2・モンベルやLLビーンなど、アウトドアブランドとして認知されているが、価格がさほど高額ではないダウンを買う
   バレンシア、セビージャなど、中核の選手を売却しながら収入を得て、能力は同じであろう給料の安い選手と入れ替える

 3・デサント、モンクレールのように10万円、もしくはそれ以上するダウンを買う
   レアル、バルセロナのような形

 というように僕は捉えています。

 今はダウンにも色々な付加価値がありまして、廉価版でも洗濯機で洗える、かさばらないので携帯に都合が良いという品もあり
ます。

 また「3」でお話したように、10万円を超えるダウンがその品質もそうですが

 「スーツの上から羽織っても安っぽく見えない作り」
 「極上のダウンを用いている」

 など、様々な特性があります。

 サッカークラブに序列があるように、ダウンもポーランド、ハンガリー産が素晴らしいと評価されていて、中身は専門家が見れ
ば一目瞭然だと言います。

 今は撥水加工されている商品もあり、随分便利になりました。

 僕がパルセイロカラーとして購入した中古のオレンジ・ダウンは、袖口の汚れが目立ってしまいまして、今手入れを検討してい
ます。  
   
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