塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

日本人は言われたことしかやらないと囁かれるが

2013-09-06 23:35:25 | 日記
 サッカーに限らず来日した外国籍の指揮官たちは、選手たちが目上の人間に敬意を払い、社会全体が秩序に溢れていること
を称賛します。

 同時に列車、バスがダイヤ通りに動き、街の多くが清潔であることにも驚愕します。

 逆に彼らの多くが

 「日本人は言われたことは行うが、自分の意思で物事を行う事を躊躇する」
 「実社会の中で目上の人物に敬意を払うのは当然だが、サッカーでは時として邪魔になる要素だ」

 と付け加えます。

 でも、僕はこの

 「言われたことはやり通す」

 という日本人の考え方は凄い事だと思うのです。

 もし2020年東京で五輪が開催されるならば、関係者は開会式までに多くのリハーサルを行い、交通網の整備とホテル、
選手村の建設と選手たちの安全に全力を傾けるはずです。

 少なくとも南アフリカワールドカップ、そしてブラジルワールドカップで懸念される
 
 1・凶悪犯罪とその防止
 2・ホテルと交通網に代表されるインフラ整備

 に関しては心配することは無いでしょうね。

 僕たちが上司や指揮官の意思を尊重する、もしくは自分の考えで仕事を出来ない背景には

 「上官の意思を裏切ることは出来ない」

 という強い抑制能力が自然に働いてしまうためではないでしょうか?

 それは責任回避という思考ではなく、単純に上官の言った事に対して遵守しなければならないという発想で動いている為
だと僕は思うのです。

 それは部下が自主的に行動していることを評価するよりも、自分勝手と捉える向きがあることも否定はできません。

 ですから今後は選手と指揮官、上司と部下の思考のズレを埋めることで、日本サッカーはより発展すると思うのです。
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ネルシーニョ、再度レイソルの指揮を執る

2013-09-06 01:37:55 | 日記
 もし一連の辞任騒動が選手に発奮を促す「演技」だったとすれば。

 柏レイソルは退団を表明してたネルシーニョ氏が監督復帰する形になり、これで井原氏だけでなく選手とファンにも落着きが
戻るでしょうね。

 冒頭の文章は穿った見方をしたもので、退団は彼の本心だったと思いますが、移籍市場が閉じた中での監督の辞任申し出は、
レイソルにとって劇的な

 「カンフル剤」

 になった可能性はあります。

 レイソルはネルシーニョ監督に契約延長の申し出を準備していたと聞きますし、来季も現在の体制は存続するでしょう。

 昨日の信濃毎日新聞には、

 「ネルシーニョ監督が格下相手でも主力を落とさずに戦うが、井原氏は選手の入れ替えを行い、前任者との違いを表明した」

 とありましたが、井原氏としては政権が存続するしないという微妙な空気の中で、選手を試合に集中させるには、この方法
が最適と判断したのでしょう。

 単に、ネルシーニョ監督の色が濃いことを避けたいと考えたのかもしれませんが。わ

 近年のレイソルと言えば

 1・ヨネックスとの良好な関係
 2・J2で戦うジェフとの逆転現象
 3・幾度となく優勝を味わう

 というように、安定期に入っています。

 西野朗氏が指揮官だった90年代後期も、明神や南、渡辺など主力の顔ぶれが変化せず、その骨格を維持してきましたが、
やがて幾度となく政権が交代し、J2降格を2度経験する運びとなりました。

 ネルシーニョ体制を改めるとしても、場当たり的ではなく選手とファンに丁寧な説明が不可欠ですし、後任人事があるにせ
よ監督問題が尾を引くようになれば、レイソルの年末は忙しくなります。
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もし東京五輪が決定したならば、日本サッカーにも追い風が吹くか

2013-09-06 01:26:16 | 日記
 2020年五輪開催地は東京とマドリードが激しい鍔迫り合いを行っているようです。

 もし東京が開催地となれば、この大会を契機に滞っていると度々指摘されている、アンダー世代の強化の一環になると思い
ます。

 五輪サッカーは当然FIFAの管轄であはありませんが、陸上、水泳、柔道と並ぶ人気競技ですし、近年では欧州各国も五
輪を育成の場と認知しつつあるようです。

 日本の識者は

 「現状はまだよい。A代表にその深刻さは見受けられない。
  しかしアンダー20ワールドカップ不出場を踏まえながら、育成を再度見直す必要がある」

 と説いています。

 7年後、今をときめくバルセロナの久保君は19歳で、当然招集対象になり得るでしょうが、未来に起きることを今日当て
ることは誰にも出来ません。

 以前にもお話しましたが、アジアカップや東アジアカップを若年層で戦うというのも、ひとつの方策だと思います。

 「せっかくの国際舞台をA代表で戦わないのは失礼だ」
 「アジアカップ優勝でコンフェデ杯に出場する方が優先だ」

 という意見も出てくるでしょう。

 確かにユースよりもA代表が優先されるのは世の常ですが、しかしもし2020年東京がホストとなれば、若年層の育成は
必須であり、恥をさらすわけにいかないのも事実です。

 ブラジルはコパ・アメリカ、メキシコはゴールドカップ。

 優勝すればコンフェデ杯出場に繋がる大陸選手権を、彼らは時にB代表や五輪代表で挑みます。

 それは過密日程で疲れ切ったA代表の主力を休ませ、故障防止に努めるという側面もありますし、新戦力を抜擢する最適な
場所という見方もあります。

 五輪に向けて再度育成の見直しをする。

 案外日本サッカーにとっては良い方向と思いますが、現時点ではこれも単なる目論見です。
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