塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

J1の優勝争いを魅力的にするために

2013-09-17 23:32:49 | 日記
 僕は以前からお話ししているように、1ステージ制を支持していおり幾つかの改善案もご紹介しました。

 僕は7位まで配分される賞金をトップ3に集約して、3位とそれ以下の順位を明確に区分したらどうかと思うのです。

 僕がご紹介した改善案は

 1・1位と2位にチャンピオンズ・リーグの出場権を自動で与える
 2・残りの1枠を3位から6位までで争う
 3・優勝賞金2億円を倍増、もしくは3億に引き上げる

 というものです。

 もし2位に2億円、3位に1億円を配分して4位以下を無報酬にすれば、より優勝と上位入賞の価値観が上がるのでは
ないかと考えたのですが。

 何故かと言いますと、南米には「コパ・スダメリカーナ」、欧州には「ヨーロッパ・リーグ」のように、第2集団でも
出場できる大会があります。

 しかし現行アジアにはそれに付随するものが無い為。国内リーグで上位進出を争うことで盛り上がりを見せる他無いの
です。

 しかし、国内リーグに集中できるのは一つのメリットもあります。

 ヨーロッパ・リーグで顕著なのですが、第2集団のクラブはチャンピオンズ・リーグ出場クラブとは異なり、規模が小
さいクラブが多く参加します。

 つまり国内リーグを並行して戦うことで、むしろ国内の戦いがおざなりになり

 「降格の危険性」

 が増してしまうことがあります。

 ヨーロッパで戦うことがデメリットのなってしまいかねない為、ヨーロッパ・リーグはむしろ嫌うクラブがあるくらい
です。

 (賞金額がチャンピオンズ・リーグより確実に下という旨みの少なさもあります。)

 僕は上位進出ができたクラブとそうでないクラブが得られる賞金の額で違いを作り、より賞金を有意義に使えるクラブが
ビッグクラブへ成長し、J全体を引っ張る存在になれるのではないか。

 そんな事を想像しています。
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リクルートスーツと公式スーツ、似て全く異なる存在

2013-09-17 23:22:26 | 日記
 選手たちがクラブ、代表を問わず移動の際着ているスーツ姿を見るたびに素敵だなと思います。

 スーツに精通している方ならば、近年素材をウールでは無く、伸縮性と着心地を両立したジャージ素材の商品が人気である
事をご存知ですね。

 サッカーも同様で従来のスーツにネクタイではなく、オランダ代表やドイツ代表のように、簡略化した形で移動する姿を多
くみかけるようになりました。

 それは長時間の飛行機移動をもっと寛いだ形で提供できないかと、制作側が配慮した面はあるでしょう。

 ダンヒルも今後、日本代表の選手たちをより快適な素材で包むように、新しい素材とシルエットを提案するように感じられ
ます。

 では俗に言う

 「リクルート・スーツ」

 は何なのでしょうか?

 皆が皆同じ格好をして一つの会場に向かい、空き時間にはスマートフォンをいじるその光景は、傍から見ていれば奇妙その
ものでしかありません。

 リクルート・スーツとサッカーでの公式スーツ、似ているようで全く実情は異なります。

 後者は既に「同じ集団」に属している為、ひとりでも誤った服装をしていればクラブ、代表全てが間違った解釈で捉えられ
てしまう恐れがあります。

 つまり、公式スーツで統一することで同じ集団に属しているという意識を、フロントと選手が共有化している形なのです。

 しかしリクルート・スーツは、その誰もが同じカテゴリーに属しているわけでは無く、だからこそ皆と同じものが安心感
を生み出すのでしょうか。

 今では学校から

 「こんな恰好で面接に挑戦してください」

 と通達があり、僕たちも店頭で親御さんからその書類を提示されたことがあります。

 「私たちは個性あふれる若者が必要だ」

 この言葉がどれだけ陳腐であるかは一目瞭然であり、むしろ服装よりもひとりの人間として周囲に敬意を払うことができる
か、自分の行いが迷惑ではないか、

 そう考えられる人間の方が大切だと思いますが。
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インテルが見つけた正解とは何か

2013-09-17 02:00:33 | 日記
 監督が変われば選手も変わる。

 サッカーと言うものは監督のさじ加減(起用法)一つで、救われる選手とそうでない選手に分別されてします恐ろしさがあり
ます。

 コンフェデレーションズ・カップから始まる1連の動きで、香川がモイーズの目に留まりにくかったことは確かでしょうし、
基軸である4-4-2に適合しにくいのも確かです。

 インテルはオランダい代表スナイデルという背番号10を、ラニエリ政権でもガスペリーニ政権でももてあます形になり、ガ
ラタサライへ放出することで一応の決着をみました。

 それは前者の4-4-2、後者の3-4-3にスナイデルが輝く場所がなく、インテルは彼をガスペリーニ就任に伴い売却し、
サミュエル・エトーを残留させる方針でしたが、

 「あべこべの形」
 
 でエトーがアンジに移籍したことで、ボタンの掛け違いが起きてしまいました。

 そのインテルは新指揮官ワルテル・マッツアーリの下で、二人の選手、リッキー・アルバレスとジョタンが息を吹き返しま
た。

 アルバレスがともかく、ジョナタンが

 「マイコンの後継者」

 というメディアの触れ込みがいけませんでしたね。

 実際彼の動きとマイコンの動きは重なる面があるようですが、全盛時のマイコンは世界最高の右サイドバックと讃えられた存在
で2010シーズンの3冠に大きく貢献しました。

 その名手と移籍当初から比較されたのではいい迷惑ですし、彼だって萎縮してしまうでしょう。

 マッツアーリの3-3-2-2の中でジョナタン、長友、そしてグアリンが個性を発揮し、イカルディも良いコンディションで
いるようです。

 こうした指揮官の適切な振る舞いが、選手に自信と活気を与えているとすれば、インテルは遂に

「モウリーニョの陰」

 から抜け出せるはずです。
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今のJ1に足りないもの、アイコンと対戦カード

2013-09-17 01:46:39 | 日記
 現在のJリーグは大相撲と似た環境にあります。

 今相撲ファンの多くが、日本人力士が優勝することと横綱昇進を果たすことを期待していますが、事はそううまく運んでいま
せん。

 僕が小学生の頃、祖父母と父は千代の富士関(今の九重親方)の大ファンで、この大横綱が敗れるような事があれば、ふたり
の悲鳴があがるか、静まりかえるかのいずれかで、

 「横綱が敗れることはあってはならない。」

 子供ながらにそう痛感したものです。

 現状のJ1の問題点は

 1・突出して強いクラブが存在しない
 2・アイコンとなるクラブ、選手がいない

 という2点でしょうか。

 93年のJリーグ誕生時にはヴェルディ川崎という、強くて華があり、同時にその存在を全国に知られた存在があったことが
大きな収穫をもたらしました。

 そしてこの

 「妥当ヴェルディ」

 という図式がマリノスとアントラーズ戦に繋がり、あの社会問題にまでなったジーコの唾はき問題がチャンピオン・シップで
露呈します。

 これはジーコがホーム・アンド・アウェーの概念について提唱した形だったのですが、さすがにやってはならない出来事でし
た。

 つまり、93年当時には現在にはない、皆が関心を寄せる対戦カードが存在したのです。

 そしてヴェルディには「カズ」という、恰好のアイコンが存在しました。

 当時のJリーグは外国籍選手の来日が相次いだものの、代表選手といえども海外移籍はせず国内に留まっていましたから、カズ
の言動はとても取材しやすかったのです。

 カズがジェノアに移籍した1995年から中田英寿がペルージャに移籍する98年までは3年のブランクがあります。

 当然フランス・ワールドカップ出場の23名は全てJリーグ所属であり、自分の贔屓選手を近くで見られる環境も当時はまだ
あったのです。

 今柿谷の名前が連呼されていますが、果たして彼がいつまでセレッソと契約するかはわかりません。

 Jリーグはカズのようなアイコンを生み出すか、外部から招聘するかが必要です。

 この2点を改善するだけでも、収益は確実に伸びるように思えます。
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