塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

マドリー、序盤戦の戦い方はどうなるのか

2013-09-09 23:38:33 | 日記
 ワールドサッカー・ダイジェストが今夏のレアル・マドリーの補強に対して、疑問符を投げかけています。

 それは縦への推進力に優れたベイルと足下の技術に優れたイスコでは、その補強論そのものに矛盾が生じるというわけで、
確かに選手の特性という観点では頷けます。

 イグアインをナポリへ、エジルをアーセナルに移籍させた背景には、ベイル獲得がその時点でほぼ決定していたことの証明
でしょうし、余剰人員を整理することでアンチェロッティが使える選手を

 「厳選した」

 という見方もできます。

 アンチェロッティは4-2-3-1というよりも4-2-1-3に近い布陣で戦う見解だと僕は思います。

 ロナウドをよりFWに近い位置で使う事は、彼の本心では無いといいますし、その点を考慮すれば1トップにベンゼマを起
用し左翼にベイル、右翼にロナウド、そして中央にイスコ。

 この形でしばらくは戦うのではないでしょうか。

 中盤の底は従来通りサミ・ケディラとシャビ・アロンソで組まれるでしょうし、ディ・マリアは両翼のリザーブという形で
落ち着くと思うのですが。

 アンチェロッティというのは、どのクラブでも

 「過剰戦力」

 といえるくらいの戦力を与えられている気がします。

 彼は自分の戦術を絶対視せず、選手と戦術の調和を第一に考えてきましたから、余計な軋轢が生まれることが無かったのが
幸いというところでしょうか。

 ただモウリーニョとアンチェロッティと政権ごとに戦い方が変貌してゆくレアルに比べ、バルセロナとアトレティコは既に
土台が築枯れている点が大きく異なります。

 勝って当然。

 この言葉に今一番敏感なのは、このイタリア人のように見えますね。
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育成は常に結果がでるわけではない

2013-09-09 23:27:01 | 日記
 僕は畑仕事と植木仕事が好きではありません。

 それでも雑草を抜いて水を与えていると、花も野菜も様々な事柄を僕に教えてくれます。

 夏野菜の代名詞と言えば茄子と胡瓜、そしてトマトでしょうね。

 我が家では他にもとうもろこしを栽培し、今は葡萄が美味しい季節なのですが、どんなに同じだけ水を与え、同じように雑草
を抜いていても、実りが良い年もあればそうではない年もあります。

 例えばトマトひとつをとってみても、分け隔てることなく接しているのに、本当に真っ赤になるまで熟すトマトもあれば、青
いままのトマトもあるんです。

 野菜と人間を比較することは一概にできませんが、育てる、育成というものは、その根本全てが同じように成長するわけでは
ないことを、改めて知るべきですね。

 例えばバルセロナがそうです。

 あれだけ

 「バルセロナに戻らせてほしい」

 と懇願したセスク・ファブレガスも、当人が描いていたような形にはならず、今夏はユナイテッドへの移籍が囁かれました。

 そのユナイテッドで基礎を築いたジェラール・ピケは、カルレス・プジョルと並び、最終ラインの軸として活躍していますが、
それはピケが馴染む時間をさほど必要としなかった為でしょう。

 逆にボージャン・クルキッチのように、バルセロナとスペイン代表を背負うであろうと目された選手も、指揮官との相違の為
レンタルで幾つものクラブを歩む例もあります。

 つまり、真っ赤なトマト、イニエスタやチャビの存在は例外的で、青いトマトの方が実は普遍的という見方もできると言えま
す。

 つまり育成は万全の策ではありません。

 だからこそ農家の方が常に暖かい目で作物を見ているように、コーチは彼らの心情と機敏を察知するだけのゆとりが必要とな
ります。
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クラブによって異なる選手の価値観

2013-09-09 00:31:33 | 日記
 コリンチャンスで南米王者と世界一を経験し、満を持してプレミアリーグへの移籍。

 これだけ書けばブラジル代表パウリーニョの足跡は全く躓きな無いように見えますが、実は彼、リトアニアとポーランド
で辛酸を舐めていたんですね。

 昨日専門誌を眺めていたらパウリーニョの記事を発見し、肌の色が黒い、それだけの理由で随分と不愉快な気分を味わっ
たのこと。

 またポーランドでは無給での生活だったと告白しており、今彼をぞんざいにあつかった両クラブの関係者はどのような思
いでいるのでしょうか?

 「金を稼ぐチャンスを失った」
 「パウリーニョがセレソンに、そんな事関係ないね。」

 その思惑は様々でしょうが、もっと丁重な扱いをしておけばよかったと悔やんでいるかもしれません。

 昨日もお話しましたが、物というのは自分が不要でも他人からすれば欲しいと思う存在で、だからこそA店では0円の価
値しかなくともB店ではお金を払っても買い取りたいという形になるわけです。

 コリンチャンスも移籍先のスパーズも

 「パウリーニョが必要だ」

 と考えたからこそ移籍を打診したわけですし、サッカーもめぐり合いというのが大きく物を言う形で選手が成長していき
ます。

 例えばニュルンベルクに移籍するも、半年でポルトガル2部に移籍する形になった金崎夢生も、必要とされたからポルト
ガルに来たと思えば、幾分心は休まると思います。

 「ポルトとブラガ、スポルティングとベンフィカの4強に支配されているリーグの2部に価値はあるのか?」

 と叫ぶ方もいます。

 それでも金崎は日本でやり直すのではなく、ポルトガルに渡る決断をしたのですから、まずか彼の意思を尊重したいと
思います。
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記者は方向音痴では務まらず

2013-09-09 00:05:09 | 日記
 サッカー記者に求められる要素は何でしょうか?

 締切厳守は勿論ですが、取材力、文章構成力、選手と監督との適切な距離感など、幾多にも渡るのでしょう。

 サッカー・ダイジェストやサッカーキングのような媒体では、編集部内の記者が現行を執筆する時もあれば、海外記者の文章
を翻訳する方、そしてフリーランスの方、幾多の記者が記事を構成しています。

 その一方で僕が考える記者の素質、それは案外

 「地図が読めるかどうか?」

 にかかっていると思います。

 ワールドカップや欧州選手権、そしてアジアカップなど、記者の方は海外に取材に行くことが多いですし、時には公共交通機
関ではなく、自ら車をレンタルして目的地まで行くことが求められます。

 小松成美氏の著作「誇り」でも、小松さん自身が車でドイツ国内を疾走する場面がでてきますが、ぼくには到底無理でしょうね。

 自分で言うのも何ですが、僕は極度の方向音痴の上、自分が知らない土地を車で走る事が大嫌いです。

 それは地図が読めない、目的地の方角もよくわからないという、何とも恥ずかしい一面もありますが、ぼくが普段高速道路を使
ない、免許をとっておよそ15年、カーナビの購入を検討したこともなければ、振れたことも無い。

 こうした生活にもあります。

 ですから記者の方が初めて行く土地に車で向かう記事を読んだだけで、大したものだと感じるのです。

 千曲市は国道18号線でも基本1車線なんです。

 長野市内に行きますと2車線になるところもありますが、そのせいか追い越しと車線変更も苦手ときているので、パルセイロが
シャトルバスを運行している点は、心から感謝しています。

 皆さんも遠方までサッカー観戦に出向く際は、無理をなさらないでください。

 そしてバスの運転者さんに感謝しましょう。
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