塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

スペインで見られる実利主義

2013-09-04 19:04:43 | 日記
 僕はさほどスペイン代表とリーガ・エスパニョーラに関心を抱いてきませんでした。

 しかし最近は近藤篤氏、横井伸幸氏、豊福晋氏などスペインサッカーに精通した方のコラムをよく読むようにしています。

 彼らの言葉を借りるならば、僕らが抱くスペインサッカーとバルセロナの印象、つまり卓越した技術の選手たちが小気味
よくパスを繋ぐという光景。

 これらがごく1部の代物であることが見えてきます。

 3部にもなると、残留だけを目的にした戦いが相次ぐ場合、イングランドでも見られなくなりつつある、本当に厳しい肉
弾戦が見られるというのです。

 それは降格すれば

 1・スポンサー撤収による収入の減少
 2・選手の流出と若手の青田買い
 3・選手への給料も遅配になりかねない

 というリスクをクラブが背負う為で、バルサのスタイルが全世界ではなく、スペイン国内ですら異質の代物であると認識
できます。

 日本で言う3部、来季はJ3、今季はJ3ですが正直スペインで見られるような、荒っぽい方法論は見えてきません。

 天候の問題や選手層もあるでしょうが、大概どこのクラブもカウンターかボールを丁寧に扱うサッカーで勝ち点3を目論
みます。

 それは現在のJFLが

 「プロを目指さない糾弾とプロを目指す球団」

 に別れている為もあるでしょうし、日本人が肉弾戦を好まない面もあるでしょうね。

 これがJ3に移行し、J2とJ1昇格を目論むクラブだけで運営されるようになれば、よりシビアな戦いが繰り広げられ
るのでしょうか。

 「実利的なサッカーか、それとも見た目が美しいサッカーか」

 これが現在の日本代表も問われていますが、J3以下のリーグでも問われる気配があります。
 
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フェライニ加入で香川の立場がより窮屈に

2013-09-04 16:32:55 | 日記
 ベルギー代表のフェライニが加入することで、香川の立場がより弱まったという見方があります。

 では仮にユナイテッドが昨年の今、香川ではなく同じベルギー代表の俊英、エディン・アザルを予定通り獲得していたな
らば、モイーズは彼をベンチに座らせたのでしょうか。

 この愛弟子の獲得により、ユナイテッドの布陣は4-2-3-1に変更され、ルーニーを左翼、バレンシアを右翼、中央
でフェライニが起用されると予想されます。

 でも僕は香川の意思は尊重されるべきだと思いますし、安易に

 「ドルトムント時代は良かった」

 と思い浮かべるような意気地なしでもないでしょうから。

 シーズンは長いのです。

 特にプレミアの過密スケジュールは有名であり、ユナイテッドはリーグ戦とチャンピオンズ・リーグ、そしてふたつのカ
ップ戦を戦うわけです。

 香川真司はどうなんだ。

 この意見がきっと

 香川がいて良かった。

 に切り替わるのは、そんな先の話ではないでしょう。

 1トップはファン・ペルシで決まりでしょうが、例えばチチャリートがオールド・トラッフォードであれだけ人気があるの
は、先発でなくとも常に懸命に動いている為です。

 ファンはその姿を見るのが大好きで、だからこそこのメキシコ代表は敬意を集めています。

 香川だってエルナンデスと同じことが出来ますよ。

 勿論入手したワールドカップ参加の権利を無駄にしたくない気持ちはあるでしょうし、ベンチ外が続けばイングランドでも
日本でも間違いなく周囲が勝手に騒ぎ始めます。」

 でも香川が同僚から実力を評価されているのも確かで、その点は忘れてはいけません。
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スパイク契約を結ぶ際に思うであろう点

2013-09-04 01:40:57 | 日記
 皆さんがプロサッカー選手ならば、スパイク契約を結ぶ際一番考慮する事柄は何でしょうか?

 契約金と答える方もいれば、当然履き心地とデザイン、技術力と捉える方もいるでしょうし、スタッフと日本語で会話ができる
点も視野に入れた方が良さそうです。

 例えばナイキやプーマのような大手は、当然「顔」となる選手を数多く抱えています。

 ですからこうした

 「ワン・オブ・ゼム」

 のひとりになるのが嫌だというのであれば、ビッグカンパニーは必然的に除外する必要がありますし、中規模ブランドか新興ブ
ランドを指名する形になります。

 ただ新興ブランド、中規模ブランドはその経営にむずかしさがあります。

 90年代後半、あれだけ勢いのあったフィラの現状をみてもわかるように、ひとつの躓きが大きく影響するのがサッカー・ビジ
ネスと言えます。

 90年代前半にはランゼラ、ハイテック、クロノスにヴァルスポルトなど、多くのブランドが鎬を削っていたものですが。

 クロノスはストイチコフが契約選手として知られ、名波浩がヴェネツイアと契約した際のスポンサーだったことを覚えている方
も多いでしょう。

 ヴァルスポルトはフィオーレ、コスタクルタなどイタリア生まれらしくアズーリの主力たちと契約してきた歴史もありましたが。

 リーボックのように長い歴史を備えていても、その歩みが保証書にならないことも、ビジネスのむずかしさですね。

 ホペイロが丁寧に磨いていますから、自分の愛用スパイクを更衣室で見失うことはないでしょう。

 ただそこで

 「皆が同じブランドの靴を履いても仕方が無い」

 という天邪鬼な選手がいれば、ディアドラ、ル・コックなど欧州の老舗を選択すると良いように見えますが、屋台骨を俺一人
で支えていると言うような、意味の無い意識は捨てた方が良いでしょうね。
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