塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

人間が持つ、忘れるという残酷さ

2016-05-18 01:31:35 | 日記
 ザンクトパウリ所属の宮市亮が、遂に実戦に戻ってきました。

 本来ならばもっと多くの代表キャップがあっても良さそうなものですが、来季は是非健康な体を維持してほしいものです。

 僕の悪い癖に

 「あの選手は今」

 のように、話題にならなくなった選手の動向を追わないことがあります。

 MLSに移籍した元レイソルの工藤
 ポーランドに移籍した元ヴィッセルの森岡

 はその代表例なのですが、宮市だけでなく同じように負傷で戦列を離れた武藤も含めて、その動向を追うことは、やはり大切だと思います。

 かつナンバーがスコットランドでプレイする中村の特集記事を組んだ際、グラスゴー在住の女性ファンが

 「ナカムラは凄いが、ラーションと比較するのは100年早いわ」
 「そして日本のファンは、彼が移籍すればセルティックのことは忘れてしまうでしょうね」

 という言葉を忘れることはできません。

 忘れるということはその存在に興味がない事
 興味がない事にお金や時間を費やすことは難しい

 人間としては当たり前の心理ですが、対象者からすればやはり寂しいと思います。

 テレビや新聞は当然

 「バリューのあるネタ」

 を求めますから、関心のない事柄を特集するわけにはいきません。

 だからこそ誰かがその存在を注視することが必要になると思いますね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

時代で異なるブランドの商品売り込み

2016-05-18 01:09:15 | 日記
 昨日、上下がロットのジャージ、靴がアディダスという男性の方に思い切って話しかけてみました。

 「失礼ですが、サッカー好きですよね」
 「ロット、最近見かけることが少ないですが、どうなんでしょうか?」
 「昔はグリットやサビチェビッチなどが契約選手でしたよね」

 と話したのですが、お子さんを持つ方には人気があるようだ、という返事を頂きました。

 他愛もない話ですが、サッカーが好きでも、ロットは知らないというファンは多いと思います。

 これはロットの品質に問題がある、わけではありません。

 それはブランドによる

 「商品の開発と売り込み」

 が2010年代の今、変化しているためです。

 かつては

 1・選手と契約を結ぶ
 2・その選手を広告に起用し、露出を考慮しながら、その特徴に合う商品を作る

 というものでした。

 でも今では

 1・動画で話題を作る
 2・昨夏のニューバランスのように、選手が新商品発表の場に登場する
 3・ディアドラのブラジルのように、ファンを集めてお披露目パーティを企画

 というように、選手に履いてもらう前からすでに勝負が始まっています。

 従来の発想を飛び越えるときは勇気がいりますし、何よりお金も必要です。

 だからこそリスクを負う覚悟が必要ですが、高い契約金をもらう選手の精神面のケアも必要のように思えます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする