塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

アントラーズがクラブ・ワールドカップで示した功績

2016-12-20 01:50:31 | 日記
 かつてスカウトが若手を見る機会の代表例が五輪でした。

 城、前園、そして廣長など、アトランタ五輪に出場した日本代表の選手たちは、海外のスカウトの目に留まりたいという野心を隠さず、がむしゃらにプレイしました。

 予選前の大怪我が無ければ、小倉の動向も随分と違った形になったでしょうね。

 そしてアンダー17、20のワールドカップがよりスカウトの目が留まる見本市となりました。

 結局はレンタルで放出されることが多いわけですが、五輪とは異なり
 
 1・FIFAの管轄で行われる
 2・五輪世代よりも年齢が低いために、まだまだ伸びしろがある
 3・そして獲得資金が安い

 という3点が大きく物を言います。

 アントラーズがクラブ・ワールドカップで残した一番の功績は

 「クラブ・ワールドカップで結果を残して、より大きなクラブに移籍する」
 「素晴らしい活躍を見せれば、世界中のメディアが記事を書く」

 という2点かもしれません。

 アジア・チャンピオンズリーグにも今後欧州からよりスカウトが集まり、人材見本市の形が大きく形成されるかもしれません。

 テレビ放映権の樹立
 東南アジア諸国でのJ1人気とそれらからの移籍

 に拍車がかかる今、Jリーグはついに一つの殻を破り、大きく成長する気配が漂っています。
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改めて感じるナイキの存在価値

2016-12-20 01:26:36 | 日記
 ナイキを代表する靴の一つにエア・マックスがあります。

 エア・マックスが大きなインパクトを与えたのは、それまで確認できなかった技術「エア」を、窓をソールに付けることで購入者が確認できるようになった点でした。

 しかし、これは偶然の産物なんですね。

 ナイキからすれば文字通り、最大限のエアを搭載しており、そのエアを逃がすために付けた策が窓であり、ナイキは技術を購入者に知らせるためのものではなく、技術的な解決案だったのです。

 ナイキの思惑とは別に、技術が視覚化されることで、より大きな支持を得ることになりました。

 ナイキがサッカー・スパイクの参入当初、エアを見せていたのは、アディダスやプーマなど老舗に対抗するのは

 「自分たちのアイディンティであるエアを効果的に見せること」
 「陸上やバスケットだけがナイキではない」

 という自尊心の問題だったのかもしれません。

 ナイキのエアは、他社にも大きな影響を生み出し、

 「過当競争という名の副産物」

 を生み出したことでも知られます。

 リーボックのヘクサライト、プーマのセル、コンバースのリアクトなどアスリートの要望に耐えられる技術から、ブリティッシュ・ナイトのダイマセルにザンザスのスプリングなど、技術的に不可思議なものもありました。

 ナイキはサッカースパイクのカラー化、ペットボトルの再利用など、多くの斬新な考えを実現してきました。

 アップルやソニーも、フォロワーが存在しますが、かつて老舗を追いかけていたブランドが、追いかけられる側になったときこそ、進化が問われるのも確かです。
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