塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

東洋タイヤにおける、ミランのスポンサー・シップから

2018-03-04 01:04:35 | 日記
 高橋陽一先生のアニメーションと共に、ガンバとミランの選手が搭乗する東洋タイヤのCM、皆さんはご覧になりましたか。

 ガンバからは遠藤、倉田の2選手が確認できましたが、むしろアニメーションの方に注目が集まっているのかもしれません。

 僕は一昨年、横浜タイヤのブルーアースに切り替えたのですが、店舗には誇らしく

 「チェルシー公式スポンサー」

 のポスターが掲示されており、胸スポンサーの意義が垣間見えた気がします。

 今後、財を成した企業が最終目的として

 「自分たちの本社がある地区にサッカークラブがあれば、携わっていきたいと思う」
 「胸スポンサーとしてより良い活動を行っていく」

 と思うようになる、かもしれません。

 ガンバのファンがパナソニック
 レイソルのファンが日立
 レッズのファンが三菱電器

 の商品を常に愛用するとは思えませんが、ファンの忠誠心というのは案外馬鹿になりません。

 先日、綿半ホームエイド千曲店に出かけた際、長野パルセイロのトップ・ポスターの掲示が確認でき、それだけで僕は嬉しくなったわけですから、ファンがスポンサーの商品を購入し、支援に感謝することは今後ますます身近になると感じます。

 ミランもインテルも主力をとどめておく財力がなく、特にインテルはマンチーニ政権でチャンピオンズ・リーグ出場権を「当て」にsた補強策が裏目ろなり、イカルディの移籍が囁かれています。

 またミランも新スポンサーであるプーマの契約金は、アディダスより下回るという話もあり、厳しい財政事情は今後も変わらないでしょう。

 今お話したファンの忠誠心に応えるには勝利が大前提ですが、簡単に監督を交代せず、自分たちの足場を固めてファンの信頼を得ることが大事であり、そこで初めてスポンサーの意義が見えてくる気がします。
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組織力の土台は個人にあり

2018-03-04 00:51:36 | 日記
 マンチェスター・ユナイテッドは個人に依存したサッカーを展開していると指摘され、お隣のシティは組織力に磨きがかかったと指摘されています。

 一方でドイツ代表のザネをはじめ、シティは怪我で戦列を離れている選手がいますが、この怪我人に注目されるということは、組織力はまず個人あってのもの、という矛盾点が浮かびます。

 ミランがサッキの下でゾーンプレスを学び始めた際、キーワードには

 「フラット4のラインディフェンス」
 「前線から最終ラインまでをコンパクトにまとめる」
 
 戦術に関するものが多く、その代名詞がオフサイド・トラップでした。

 一方で「オランダ・トライアングル」「バレージの統率力」というように、選手個人の力量を指摘する声もありましたがそれは当然です。

 いかにゾーンプレスが理にかなった組織的サッカーと言えども

 ピッチ11人の能力は均等ではない
 試合が膠着した際、勝負を分けるのは結果的に突出した選手の個性である

 という点は、2018年の現在も変わりません。

 グリットがサンプドリアに移籍し、ファン・バステンが度重なる組織練習にうんざりしてしまったのは、ゾーン・プレスでは個人が組織を逸脱しては成立しなかったためです。

 よく3-5-2同士のサッカーは退屈と指摘されますが、ゾーンプレス全盛期の1990年代も同様で、中盤にスペースがなく選手の技量が活用できる状況ではありませんでした。

 イタリアで3-4-1-2が普及したのも、ユヴェントスにジダンという不世出の名手がいたことも大きいでしょうが、組織力の追及に皆が疲れ果ててしまったため、と見ています。

 ユナイテッドが鬼門を思われるモウリーニョ政権3年目とどう捉えるかわかりませんが、シティの独走を苦々しく思っていることだけは間違いないでしょうが。
 
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