塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

サッカージャージとラグビージャージ、果たしてその違いはいかに

2018-03-06 00:41:56 | 日記
 2015年のラグビー・ワールドカップの際、カンタベリーーが供給する日本代表ジャージがバカ売れして一瞬にして店頭から消えてしまいましたよね。

 それだけ代表が国際舞台で結果を残すことは意義があるものと言えます。

 ちなみに野球日本代表はミズノからアシックスに契約を切り替えたようですが、これは東京五輪の選手団が着用するプレゼンテーション・スーツがアシックスになる予定だからでしょうか。

 サッカー日本代表のように、全てのカテゴリーをアディダスから供給されていると、スポンサー問題もなかなか難しい側面があると痛感します。

 ラグビージャージの2大ブランドは前回もお話した、カンタベリーかバーバリアンになると思います。

 カンタベリーはニューヨーク生まれであり、日本ではカターレ富山のスポンサーであるゴールドウインが代理店を務めています。

 当然日本代表ジャージを手がける一方で男女と問わずライフスタイルに合わせたジャージ、パーカーなどが並び競技だけでなく、ファッションの観点からでも我々を知ってほしいという気持ちが見られます。

 バーバリアンのラグビーシャツは、濃紺のブレザーはコットンパンツと会わせるアイビー・スタイルと相性が良い事で知られています。

 ブルックスブラザースやJプレスが手がけるブレザーやボタンダウン・シャツ
 チャンピオンのリバースウイーブやリーバイスの501

 など、幾度も洗って体に馴染ませる衣類の魅力だけでなく。人間性や高い教養が求められるアイビー・リーガー御用達。

 これだけでバーバリアンのシャツの品質が確認できます。

 ちなみに彼らはいまでもカナダ生産を続けており、伝統と格式を感じさせます。

 洗って馴染ませることは、すなわち選択と脱水、乾燥に耐えられるだけの縫製と素材を兼ね備えていることを意味しますし、ラグビーの本場英国でも受け入れられているに違いありません。

 サッカージャージはさすがにアイビーのような、カジュアルとフォーマルを兼ね備えた服装に会いませんし、英国やスコットランドの風土を知るには、案外ラグビーシャツの方が適しているかもしれません。

 ちなみにカンタベリーは過去、サッカージャージを製造しポーツマスに供給していましたが、今は恐らく製造はしていないと思われます。
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サッカーに限らずスポーツは戦争の影を引きずるものか

2018-03-06 00:21:57 | 日記
 ハヤカワ書房から刊行されている「女王陛下のユリシーズ号」という文庫を昨日購入しました。

 筆者はアリステア・マクリーンという方で、この方の作品を購入するのは今回が初めてです。

 第二次対戦における英国海軍のユリシーズ号が、ドイツのUボートをはじめとする様々な猛威に直面する、というのが大筋でして、僕はまだ第1章を読み終えただけですが、それでも考えることがありました。

 サッカーに限らず韓国代表が日本代表と戦う際は、常に日韓併合をはじめとする太平洋戦争時代の関係が頭をよぎる、とされています。

 ならばイングランド代表がドイツ代表と戦う際も、ロンドン大空襲やチャーチルの演説(彼を演じたゲイリー・ゴールドマンがアカデミー主演男優賞に輝きましたね)を頭に思い浮かべるのでしょうか。

 チェコやオランダなど、ドイツ軍に侵攻を許し、仮にイスラエル代表がユーロでドイツ代表と同組になれば、それはスキャンダルとみなされるでしょうか。

 一方でドイツはサッカーでも、過去の負い目を感じているのかどうか。

 傍から見ていてもそうは見えないわけですが。

 ラグビーが世界的に普及してゆくさなか。ラグビーは戦争にとって変わる競技という認識があったそうです。

 ラグビーはサッカー同様にオフサイド・ルールがある一方で、タックルやスクラムなど明らかにフィジカル・コンタクトの強度が高いうえに、防具で体を護ることがありません。

 過去、ラグビージャージの老舗ばバーバリアンのラガーシャツがファッションアイテムとして大流行したことがありましたが、あれだけ分厚いコットンでなければ、防御することが水かしいのでしょうね。

 ウエールズやアイルランドはイングランドに侵攻された歴史を、どこかラグビーの世界で持ち込んでいる印象がありますが、それはサッカーよりもラグビーの方が大量得点が期待できるためでもあるのでしょう。

 サッカーは代理戦争と呼ばれることもありますが、ラグビーのように大男たちが真正面からぶつかり合う競技を見ると、まだまだ怪我の余地が少ない競技だと痛感してしまいます。
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