塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

米コムキャスト、英国スカイに買収を提案する

2018-03-07 01:22:08 | 日記
 優勝クラブから降格クラブまで、プレミアリーグにおけるテレビ放映権料は、スペインと異なり支払額に大きな隔たりが無い事で知られています。

 その放映権はおそらくルパート・マードックが頭領である「スカイ」なのでしょうが、2月28日の日本経済新聞において

 「米国コムキャストが3・3兆円でスカイに買収提案」

 という記事があったんですね。

 仮にこの買収が実現すれば、財源の他プレミア・リーグに大きな影響を及ぼすことが今後登場するのではないかと思います。

 プレミア・リーグが過去、よりリーグの認知度を高めるために、リーグ戦の1試合を海外で行いたいという案件を提案しましたが、当然却下され実現には至っていません。

 日本市場での開拓を求め、過去大リーグではシアトル・マリナースがオークランド・アスレチックスとの公式戦を行いましたし、NBAは1990年代、ジャパン・ゲームスという日本での試合を定期開催していました。

 NFLもメキシコ、イングランドで試合をしていますし、プレミア・リーグも同様の案件は再度提案されるように思います。

 また、選手の疲弊が大きい要因として過密スケージュールがあり、その緩和として

 「プレミアでもドイツのようにウインター・ブレイクを採用すべき」

 という声が高まっています。

 僕はこの案件は取り入れるべきだと思いますが、テレビマネーが高額になればなるほど、リーグが放送局の顔色を窺うようになるリスクが存在するのではないでしょうか。

 日本も秋開催にすべく折衷案を出していますが、先日の福井県で起きたように

 「ひどい積雪における道路受胎」
 「ファン、選手が安心して帰宅できるか」

 という課題にまで踏み込む必要もあるでしょう。

 金のなる木はテレビ局にとって大事なのはわかりますが、このプレミアバブルがはじければ、それはチャンピオンズ・リーグの放映権にも何かしらの弊害をもたらす気がします。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

改めて感じるハンブルク降格の危機

2018-03-07 01:00:25 | 日記
 韓国代表のフンミン・ソンがスパースで主軸を担うことは、素晴らしく意義があると感じます。

 少なくとも契約違約金44億円という額は、アジア全体で考えた際最も高額であり、彼の両肩にはポンド札がうず高く積まれていた形ですから。

 そしてミランが最低に買い物をしたと指摘された、トルコ代表のハカン・チャルハノールもここにきてイタリアの水に馴染んできたようです。

 過去、インテルにはハカン・シュクル、エムレ・ベロゾグル、そしてオカン・ブルクが在籍していましたが、指揮官のファティ・テリムも含めて目立つ実績を残したトルコ代表選手はまだイタリアにはいません。

 チャルハノールの活躍が、トルコ代表の主軸がセリエAで活躍する土台になり得るかは、今後シュペル・リギ全体の問題になるかもしれません。

 ここまで2選手の名前を挙げましたが、僕は両選手の移籍についてではなく、彼らが逃亡者なのか、ということを考えたかったのです。

 両選手は降格寸前、嫌な言い方をすれば2部へ沈没寸前のハンブルクから移籍した選手の代表例だからです。

 チャルハノールは28億円程度、契約違約金が動いたと聞きました。

 言い換えればハンブルクの首脳陣は、この両選手を売却した資金で行った補強が、的を得ていないものでは無かったと感じているのか、選手のパフォーマンスに問題があるとの認識なのか、はっきりさせた方が良いと思うのです。

 ラファエル・ファンデルファールトの復帰
 2010年ワールドカップ準優勝監督、ファン・マルバイクの招聘

 打ち上げた花火は威勢の良い代物でしたが、やはり根本的な解決には至らず、2018年には彼らが誕生してから遂に最悪の時期になりかねません。

 僕がフンミン・ソンとチャルハノールの立場であれば、毎年同じ過ちを繰り返すクラブから移籍してよかったと思うでしょうし、現状の認識を欠く首脳陣に溜息をついているように思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする