塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

今後、ベルギーはドイツ同様に日本人選手の目的地になりえるだろうか

2018-03-13 01:18:39 | 日記
 奥寺、尾崎、そして風間の時代からブンデスリーガは日本人選手にとって目指すべきリーグの象徴でした。

 現在でも1部、2部問わず多くの日本人選手が日夜奮闘し、エイバルの乾、マルセイユの酒井、そしてセレッソに復帰した清武がセビージャに移籍したのも、ブンデスリーガでの日々が無駄ではなかった形になります。

 では、今後ベルギー1部リーグも同様の価値を持つでしょうか。

 現在サガンでプレイする小野とFC東京の永井、そしてメスの川島、現在では豊川と森岡というように、ジュピラーリーグが日本人になじみ深いリーグになりつつあることは確かです。

 一番の功労者はヤングボーイズからヘントに移籍した鼓舞でしょうが、韓日ワールドカップで一躍注目を集めた鈴木も、移籍先はジュピラーリーグでした。

 ベルギー代表は再度「赤い悪魔」という伝統にふさわしい戦力を得るようになりましたが、いつの時代も代表の主力は海外でプレイしています。

 これらは一例ですが

 エンゾ・シーフォ モナコ、インテルでプレイ
 エミール・ムペンザ シャルケでプレイ
 ミッシェル・プロドーム ベンフィカ・リスボンでプレイ

 というように、現在も過去もベルギー代表は外を見て歩んできた印象を持ちます。

 逆に言えば、ジュピラーリーグは、代表選手たちが海外に出ている分、諸外国の代表クラスが移籍しやすい、加えてアンデルレヒト、リエージュ。ブルージュの3強の地位が高く、オランダ同様にこれらに在籍すれば

 「優勝とチャンピオンズ・リーグ」

 が得やすい環境にあるとも言えます。

 正直言いまして、アンデルレヒトでもチャンピオンズ・リーグの上位進出が困難なわけですが、繰り返し出場すること出られる出場ボーナスは魅力でしょうし、何より対戦相手から引き抜きがある事を思えば、ジュピラー・リーグでの戦いはある!と感じます。
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イスラム教の選手たちが、海外で戦うことを想像する

2018-03-13 00:58:26 | 日記
 トルコ、そしてイランからはドイツへ渡り生計を立てる家計が多いですね。

 ドイツ代表でもメスト・エジルに代表される、ルーツをトルコに持つ選手は多く存在しますし、イラン代表も代表の主力がブンデスリーガに在籍した例が数多くあります。

 2003年、アジア最優秀選手に輝いたイラン代表のマハダビキアはハンブルクに在籍しており、まさかこの名門が降格の危機でファンの失望を招くことになるとは、当時は考えもしなかったでしょう。

 イランもトルコもイスラム教の国ですが、イスラムの国の住人がキリスト教の国に行き、暮らすことは何だか不思議に思えます。

 同じイスラム教のアルジェリアが、フランスでコミュニティを持つのは、過去フランスがアルジェリアを植民地として統治していたためであり、カミュの異邦人は今でも読み継がれている名作ですよね。

 イスラム教ではアルコールの禁止、豚肉を口にしてはいけないことは戒律として定められています。

 一方でドイツと言えば

 1・優れた車、文房具、刃物を作る国
 2・サッカーの国
 3・ビールとハム、ソーセージの国

 というように、イスラムの伝統とは性格が異なる産業が根幹にあります。

 イスラム教というのは不思議なもので、サウジやエジプトのようにコーランの教えを忠実に守る国もあれば、カタールやUAEのように、その戒律がいささか緩和されている国もあります。

 後者は観光資源が多いため、外国籍が宿泊するホテルでは、アルコールの摂取も認められていると聞きます。

 サウジアラビアにはアル・イテハド
 エジプトにはアル・アハリ

 という名門がありますが、同国代表が海外でプレイしないことは給料の問題よりも、自分たちとはあまりに違いすぎる価値観の世界で暮らすことに、違和感を覚えるためではないでしょうか。

 エジプト代表はモハメド・サラーがリバプールで大活躍中ですが、彼のような事例は今後出現するでしょうか。
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