塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

古豪が1部に昇格するとき

2022-06-01 20:38:15 | 日記
 古豪ノッティンガム・フォレストが2022-23シーズン、遂にプレミア・リーグでプレイします。

 僕は他界したブライアン・クラフ(かつて日本でも入手できた専門誌4-4-2でコラムを執筆していましたね)が指揮した1979年と80年のUEFAチャンピオンズ・カップ連覇の時代は当然わかりません。

 しかし、過去に大きな栄光を持つクラブであれば、降格したときの衝撃、昇格できないもどかしさを誰よりも痛感すると思います。

 例えばアストン・ヴィラも1982年のチャンピオンズ・カップで優勝経験を持ちますが、降格経験を持ちます。

 ただノッティンガム・フォレストと異なるのは、すぐにプレミア・リーグに復帰し、ダークホースに変化した点でしょうか。

 ウオルバー・ハンプトンやブライトン、そしてレスター・シティのように、強烈なオーナーシップに支えられたクラブがプレミア・リーグで活躍することを、ノッティンガム・フォレストのファンは、我慢してみていたに違いありません。

 ただ、マンチェスター・シティがオーナシップ交代の影響は確かにありましたが、過去冴えない成績でマンチェスター・ユナイテッドの関係者から小馬鹿にされ続けていたクラブが、劇的に変化した事例もあるわけです。

 ですからノッティンガムが「古豪」からプレミア・リーグに定着し「強豪」に変貌する下地は、必ずあると思うんですよ。

 プレミア・リーグに残留するだけで、考えらないくらいのテレビマネーが舞い込み、選手補強が可能になる一方、ユナイテッドは「あの」ポール・ポグバを再度、契約解除金なしで市場に放出しました。

 ノッティンガムのファンからすれば、ユナイテッドの方がよほど「馬鹿」なのではないか、と内心感じているように思えてなりません。

 
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パラグアイ代表に関するエトセトラ

2022-06-01 20:25:22 | 日記
 日本代表は明日、キリンチャレンジカップの初戦、パラグアイ代表と対戦します。

 パラグアイ代表の面々と日本は案外縁が深く

 1・チキ・アルセがガンバ大阪に加入するも、適正のある3-5-2ではなく4-4-2の布陣のため個性を活用できず1年で退団
 2・GK、ホセ・ルイス・チラベルは日本びいきである
 3・2002年のコパ・トヨタに参戦した南米王者は、パラグアイのクラブ「オリンピア」
 4・横浜フリューゲルス創成期に活躍したアマリージャのルーツはパラグアイにある
 5・バイエルン・ミュンヘンに在籍したロケ・サンタクルスは、その端整な顔立ちで日本でも人気

 などが思い浮かびます。

 また広山望がセロ・ポルテーニョに在籍し、その活躍が代表監督フィリップ・トルシエに認知され、代表招集(しかし試合では使われずにブーイング)を受けたことも印象深いですね。

 パラグアイにはブラジルと同様に日系移民の方が根差しており、日本に好印象を持つ方が多いようです。

 移民は当然ですが豊ではない「土地」を提供され、その荒れた場所を必死になって開墾し、現在に至るわけですから、現地の方々もその努力は認めざるを得ないという形なのでしょう。

 首都アスンシオンは、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスと比較した際、お世辞にも洗練されたとはいいにくく、日本のような娯楽は少なく、やはりサッカーは一番の人気競技です。

 森保一日本代表監督は、ブラジル戦の前に布陣変更や代表経験の浅い選手を、このパラグアイ代表との一戦で試したいと考えているようです。

 一昔前は南米の古豪に対して、日本代表がが試験的な事を行うなど考えもできませんでしたが、それだけ実力が備わってきたということでしょうか。
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リベロという現象を思って

2022-06-01 20:15:19 | 日記
 皆さんの勤務先でも棚卸をして備品の在庫を把握すると思います。

 備品は適度にあると丁度良いと思いますが、僕などは「無い」と困る事の方が不安で、つい多めに取り寄せてしまい、整頓を難しくしてしまう、所定の棚に収まらずに段ボールの中で待機、という矛盾を起こしてしまいます。

 僕はこの現象を

 「勤務におけるリベロ現象」

 と勝手に名付けているのですが。

 今はリベロを置く指揮官はいませんが、かつて2ストッパー、1リベロは守備戦術において普通の光景でした。

 ラインは深くなるが、カバーリングに安心感を持たせる
 リベロが上がればオフサイド、トラップが簡単に可能である
 リベロが攻撃参加することで、前線に厚みが生まれる

 という利点を最大限に活用したのが、1990年のドイツ代表であり3度目のワールドカップを獲得します。

 その6年後の欧州選手権でもドイツ代表は、その年の欧州最優秀選手に輝くマティアス・ザマーをリベロに配置し、優勝しますがこの成功体験が1998年ワールドカップ8強、2000年欧州選手権の予選グループ敗退。

 という低迷を引き起こしてしまいます。

 フラット4は確かにラインは浅く、仮に対戦相手が3トップ出来た際、ラインが左右に拡張してしまうため、スルーパスを通されやすいという不利な点もあります。

 しかしラインを浅くすることで前線へのボール供給はたやすくなり、ゾーン・プレスの概念が発達すると、リベロというポジションは存在価値を失ってしまいます。

 FCバルセロナはリベロの位置を逆手にした「フォア・リベロ」で新しい取り組みをしたわけですが、サッカーにおける守備戦術は攻撃の発展という相対する発展が根幹にありますから、むしろレオ。メッシを止める事。

 これは守備構築にとって最適なのかもしれませんね。
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