塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ACミランのスクデット獲得に関して

2022-06-20 18:30:35 | 日記
 2021-22シーズン、セリエAでスクデットを射止めたのはACミランでした。

 11シーズンぶりの優勝はズラタン・イブラヒモビッチ獲得の正当性を証明した一方で、ジェノアから獲得しヘルタ・ベルリンへ放出したポーランド代表ピョンテクが、まぐれ当たりだったのではないかという疑念をさらに膨らませた形となりました。

 そのイブラヒモビッチだけでなく、ブラジル代表ロビーニョ、イタリア代表のアントニオ・カッサーノなど、曲りなりにも各国代表をそろえていた11年前のミランですが、当時から「レンタル移籍」「格安の契約解除金」というお金に関してシビアな面が良く報道されたものです。

 2000年代前半のACミランは、まさに世界選抜でありスーパー・メガクラブの代名詞であり、2003年と2007年のUEFAチャンピオンズ・リーグで優勝し、勝利ボーナスも相当額得たはずなのですが、財務は全く好転しません。

 2009年、カカをレアル・マドリードに売却したのは、完全なる財政基盤の適性処置であり、ズラタン・イブラヒモビッチとティアゴ・シウヴァを2012年、パリ、サンジェルマンに放出したことも、高額報酬を提示できないためでした。

 そのミランを不本意な形で去ったイブラが、再度ACミランに加入する点を思えば、彼がどれだけミランとミラノの街にほれ込んでいるかがわかるますし、ファンもうれしかったでしょうね。

 今はミランだけでなく、マンチェスター・ユナイテッドでもUEFAチャンピオンズ・リーグに出場できるとは限らず、それだけ財政の問題が大きく関与します。

 ミランは来季、チャンピオンズ・リーグに進出しますが、さすがに彼らがいきなり上位、というわけにはいかないでしょう。

 それでもファンはチャンピオンズ・リーグに戻れるだけでも御の字かもしれませんがね。
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ジダン、将来はフランス代表監督か

2022-06-20 18:07:30 | 日記
 パリ・サンジェルマンはフロントで活動していたレオナルドが去り、指揮官マウリシオ・ポティチェーノも退任するとされています・

 パリ・サンジェルマンは新指揮官にレアル・マドリードでUEFAチャンピオンズ・りーグ3連覇、フランス代表にも多くの勝利を還元したジネディン・ジダヌを後任人事として考えていた模様です。

 しかし年間の報酬が35億円ともいわれるこの打診を固持し、ジダンは2022年カタール・ワールドカップ以後、フランス代表指揮官に就任する準備をしているとあります。

 現在の指揮官のディディエ・デシャン、彼の前任者のロラン・ブランは、ジダンと共に1998年ワールドカップ優勝の立役者であり、今も交流がきっとあるのでしょうから、フランス代表の現在も耳にしているのでしょうね。

 ただ、ジダンがむしろ故郷であるマルセイユを考えたのではないでしょうか。

 ジダンが育ったマルセイユは2010年、ディディエ・デシャンが率いたその年にリーグ1優勝を達成しましたが、現在はどうしてもパリ・サンジェルマンという巨大資本の前に分が悪い戦いが続て言います。

 ジダンはウルグアイ代表、エンゾ・フランチェスコリを敬愛していることでも知られていますが、フランチェスコリは1990年の1年だけですが、マルセイユに在籍しアベディ・ペレやクリス・ワドルなど、世界選抜のような体裁のクラブでも存在感を発揮します。

 フランチェスコリはパリ・サンジェルマンではないもう一つのクラブ「ラシン・パリ」にも在籍していましたが、ジダンがパリからの要請を断ったのは

 1・自分を育ててくれたマルセイユの街への敬意
 2・憧れ続けたフランチェスコリへの敬意

 この2点、言い換えれば報酬ではなくジダンガが思う「倫理観」で下した判断のように思えてなりません。
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周囲が勝手にカテゴリーに当てはめる事

2022-06-20 17:50:21 | 日記
 日本社会が女優、歌手を評価する際に見過ごせない要素があると思います。

 性別問わずにあの女優の演技は素敵、あの歌手が歌う姿に感銘を受けたと思う背景にも連なると思うので。

 1・格好良い、容姿端麗と考えられている存在

 例 北川景子 天海祐希、米倉涼子など

 彼女たちの佇まいは常に背筋が伸び、凛々しさと清潔さを感じさせる一方、コメディを演じても一級品という演技力のすばらしさもある一方、当然健康食品や化粧品の広告塔としても活躍しています。

 凛々しさの中に時折みせる笑顔のすばらしさ、チャーミングさがファンを呼び込むのではないでしょうか。

 2・可愛らしい、愛らしいと考えられている存在

 例 石田ゆり子 井川遥 松田聖子など

 最近思うのですが1980年代、世の若き女性たちがどうしても松田聖子になりたい、近くに存在を感じたいと思い詰めて始めたのが俗にいう「聖子ちゃんカット」と呼ばれる髪型でした。

 デビュー40周年を記念したCDを発売する際、聖子さんご本人が再度「聖子ちゃんカット」を披露したことでも話題になったように、本家が過去をオマージュすることは、ファンにとっても大きな意味合いがあるのではないでしょうか。

 この「可愛らしい」「愛くるしい」と呼ばれる女優は、石田ゆり子がそうですがエッセイやフォトブックで、服装やインテリア、言葉遣いなど多種な事を学べる一方、男性の僕が読んでも実に興味深いのですね。

 女性たちが敬愛するのも無理はないと思います。

 他にも倉科カナに代表される、アクションが秀でている方もいれば、アイドルとして集団の中で個性を発揮する方もいます。

 このようなカテゴリーで区別する事例は何も女優だけでなく、俳優やサッカー選手にも当てはまるのですが、自分が「勝手に」はめられたせいで苦痛を案じた選手がいます。

 スイスのグラスホッパー・ズーリックに在籍するクロアチア代表「アナ・ユリア・マルコビッチ」は

 「世界で一番セクシーなサッカー選手」

 として批評され、非常に困惑しています。

 そうですよね、女性選手が「セクシー」という表現をされては、ボールを蹴る行為よりもどことなく性的印象の方が強くなってしまいますし、過去デイビッド・ベッカムも同様の指摘をされましたが、男女では捉える認識が大きく異なるようです。

 日本では「〇〇系」という呼び方で類似関係を表記しますが、サッカーに限らず今後はよく考えるべきことが多ではないでしょうか。
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