塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ユナイテッドの思惑がさっぱりわかりません

2022-06-05 21:33:38 | 日記
 よくFCバルセロナの補強下手が話題になります。

 2017年、パリ・サンジェルマンにネイマールを譲渡(ネイマールのエゴの問題とも言えますが)してから、一向の左翼の先発が固定できず、同時にケヴィン・プリンス・ポアテングの獲得など、不可思議な光景も目につきます。

 また、病気ですから致し方ないのですが、マンチェスター・シティから移籍のセルヒオ・アグエロの引退も含めて、宿敵レアル・マドリードの後塵を拝しているとの批判は根強いわけです。

 ただ、それ以上に不可解なのがマンチェスター・ユナイテッドです。

 その代表例がユヴェントスに契約解除金なしで譲渡したポール・ポグバを150億で買い取り、再度彼を契約解除金なしで市場に放出、このフランス代表はユヴェントスかレアル・マドリードに加入するとの声があります。

 さっぱりわからないですよね。

 何がわからないかというと首脳陣の思惑がです。

 ロナウドの獲得
 彼の不在を補うためのエディンソン・カバーニの獲得
 アンソニー・マルシアルをセビージャへレンタルに出し、マーカス・ラッシュフォードが再契約に悩む

 これらの動きはやはり首脳陣が場当たり的に考え付いた代物でしかなく、2017年のヨーロッパ・リーグ優勝からタイトルとは無縁であることは、むしろ当然とすら思えてきます。

 ユナイテッドはアディダスやシボレー、かつてはカゴメやAON,万田酵素など胸スポンサーに事欠かないクラブですから、ある意味でお金のありがたみがわからないのかもしれませんね。

 既に指揮官はテン・ハーグに決定していますが、指揮官が希望する性格の選手がほとんどいないように思いますし、ファン・マタのように潔く去る選手など、自意識の高いユナイテッドには皆無だと言えるのではないでしょうか。
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名手の息子はいったい何を思うのか

2022-06-05 21:21:49 | 日記
 父は僕の事を見て「歯がゆい」と思っているのだろうなあと毎日思います。

 33歳で僕が誕生し、36歳で弟が生まれ、以後定年まで僕たちのために奮闘していきたわけですが、そのころに夢描いていた老後とは大きくかけ離れている事実だけを見栄も、僕は自分が恥ずかしいなあといつも思うんですよ。

 やはり、同級生の多くが両親となり、孫がいることを思えば、僕が「親不孝」である事実は否定できません。

 実際そう罵られたこともありますし、その批判は受けれなくてはならないのですが、洋の東西問わず親にならないといつまでたっても「半人前」という概念に、変化はないと思います。

 ヨハン・クライフは救世主イエスと同じ頭文字を持つことから

 「サッカーの救世主」

 と敬愛され続けました。

 1974年、今もって「時計仕掛けのオレンジ」と讃えられるオランダ代表のトータル・フットボールは、この年の応酬最優秀選手に輝くヨハン・クライフが無ければ成立スすることはなかったでしょうね。

 その息子であるジョルディ・クライフは父ヨハンが指揮をするFCバルセロナ時代にプロとなるのですが、クライフが成績不振でFCバルセロナを離れると、一気にジョルディの周囲も騒がしくなります。

 1・スペインで誕生した彼は、スペイン代表とオランダ代表の間で揺れ動く
 2・両国のサッカー協会も、大いに画策する
 3・移籍先となるクラブはどこか

 でマスメディアとファンは、常にジョルディに注目し、移籍先はマンチェスター・ユナイテッド、国籍はオランダを選択します。

 彼のハイライトは

 1・1996年欧州選手権代表
 2・2001年にアラベスでUEFAカップ準優勝

 という形でしたが、クライフの息子という視点で見ていたファンからすれば、物足りないと感じ何よりジョルディ自身がそう考えていたように思うのです。

 でもヨハンはジョルディの事を恥ずかしいとも、もっとやれるとおも思わなかったのではないでしょうか。

 僕は毎日どこかで「忸怩たる気持ち」を持っていますが、案外ジョルディはそうではなかったのかもしれません。
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ラウル・ゴンザレスは寡黙だったと聞きました

2022-06-05 21:11:26 | 日記
 過去10年で5度のUEFAチャンピオンズ・リーグ優勝のレアル・マドリード。

 FCバルセロナの過去10年の優勝回数は1度(それでも凄い出来事ですが)ですから、王家のクラブならではの素晴らしい戦績といえます。

 レアル・マドリードは歴史的にみても、前線に素晴らしい選手を抱えてきました。

 1980年代ならばメキシコ代表のウーゴ・サンチェスとスペイン代表のエミリオ・・ブトラゲーニョ。

 1990年代ならばユーゴスラビア代表のプレトラグ・ミヤトビッチとクロアチア代表のダボル・シュケル

 2000年代ならばスペイン代表のラウル・ゴンザレスとフェルナンド・モリエンテスがそうですね。

 ラウルは文字通りクラブの顔であったわけですが、実際の彼はどちらかと言えば寡黙な方で、集団で移動するよりも個人で過ごすことを好んだと聞きますが、僕も集団で動くことが不得手ですので、ラウルの心情がどこかわかります。

 レアル・マドリードはわずか1試合でも敗れることがあれば

 「主将のラウルは何をしていたのか」
 「監督交代はいつか」

 と常にマスメディアが騒ぎますから、落ち着いた空気を好むラウルからすれば腕章の重みは相当だったに違いありません。

 主将である以上、当事者でなくとも

 1・2000年のルイス・フィーゴ加入
 2・2004年、クロード・マケレレをチェルシーに移籍させ、デイビッド・ベッカムを獲得する
 3・2007年、優勝監督のファビオ・カペロを首にして、ベルント・シュスターを招聘

 など、意見すべきこともあったでしょうしね。

 恐らくラウルが2020年代の現在選手であったとしても、SNSで自らをさらけ出すことはなかったのではないでしょうか。

 プロの本職は宣伝でななく試合で勝つこと、という当然の出来事に忠実な気がしてなりません。
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