塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

WEリーグは本格的に移籍市場が動き出しました

2022-06-13 20:07:08 | 日記
 WEリーグは欧州サッカー同様、今が移籍市場のウインドウが開いています。

 そして長野パルセイロ・レディースは引退を表明した2選手、泊志保と池ヶ谷夏美に続き、五嶋京香(大宮へ)瀧澤千聖(広島へ)の移籍が発表されました。

 現状、2021-22シーズンのスカッドから4選手が不在となる中、新戦力を迎えるという話は耳にしてはいませんが、一方で多くの選手たちと契約更新は果たしています。

 プロになりましたから男子同様に契約解除金が発生すると思いますし、リーグ優勝したINAC神戸は同じ神戸のヴィッセル神戸同様に、海外リーグから選手獲得という算段はあるのでしょうか。

 ちなみに瀧澤は長野パルセイロ・公式ホームページで

 「もっと高いレベルでやりたい」
 「地元出身選手としても悩んだ」

 と告白しています。

 逆に言いますと、広島と大宮の練習施設と契約で提示された報酬が長野パルセイロよりも大きく隔たりがあり、環境を考慮するならば移籍するのは今が最適と判断したように思います。

 逆に言えば、施設の改善で選手が練習に集中できるようになる半面、地元選手がより良い条件で移籍を模索する際、葛藤するようではいけない、プロならばプロらしい決断ができるクラブ、リーグであってほしいとも同時に感じましたね。

 ちなみに僕の勝手な意見で恐縮ですが、僕は五嶋京香はこのままAC長野パルセイロ・レディースの顔として、ずっと腕章をまく存在として在籍し続けるような予感があったのです。

 ですから彼女の決断を尊重したいと思う反面、やはり残念だと思う気持ちもあります。

 今、クラブも補強をどうするかを模索していると思いますが、今日13日の段階ではまだアナウンスがありません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アジアも結局常連国がワールドカップに参加します

2022-06-13 14:38:20 | 日記
 オーストラリア代表がUAE代表に勝利し、プレイオフに参戦するという話を聞いて、アジアも結局同じなのだと思いました。

 UAE代表は1990年イタリア・ワールドカップに参戦してから、出場を果たしていません。

 同国はアル・アインをはじめとするプロ・リーグがありますし、ドバイにはエミレーツ、アブダビにはエディハドと近年、欧州の有力クラブの胸スポンサーとなる大企業が存在するなど、決して侮れない国ではないと考えます。

 かつてはバーレーン代表がワールドカップ出場に近づいたこともありましたが、結局「広大」なアジア大陸では、基本

 東アジア 日本代表 韓国代表 オーストラリア代表(サッカーに限定)
 西アジア イラン代表 サウジアラビア代表

 の5カ国が基軸でり、この5カ国でアジアの出場権を模索する、というのが今回までになります。

 48カ国出場の2026年は、当然「新顔」が登場するでしょうし、3カ国を16のグループに分けて戦うという新しい方式ですから、誰もが新しいわーるdカップを体感することになります。

 門戸を広げることとと「広げすぎる事」は洋装は異なると思いますが、もう決定事項ですから覆ることはありません。

 2026年には恐らく

 カタール代表 2019年アジア杯王者
 タイ代表 Jリーグからのオファーが絶えない選手が非常に多い

 がこの5カ国に続くのではないでしょうか。

 日本のように、jリーグという確固たる自国リーグがあり、同時に海外リーグへの進出も目覚ましい国は、まだまだアジアでは例外的であり、kリーグやカタールリーグの観客動員数がわからないのでわかりませんが、日本のファンはJリーグも気にしています。

 ワールドカップの拡大路線はこれが限度でしょうが、さすがに1カ国開催というのは無理がある、という点も今後が考慮してゆくべきでしょうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

韓日ワールドカップから20年が経過して

2022-06-13 12:37:46 | 日記
 韓日ワールドカップから20年が経過したということで、様々な媒体が当時を振りかえり検証、考察をしています。

 僕の部署にも新入社員がやってきましたが、彼らの誕生はこのころでしょうから、当時の社会現象

 1・アディダスの日本代表レプリカが60万着も販売
 2・桁外れのデイビッド・ベッカム人気
 3・渋谷のスクランブル交差点に人が溢れかえる

 という話は耳にしていないはずです。

 だからこそ時間の経過を痛切に感じますし、何よりあのワールドカップがあったからこそ、現在がある気がします。

 当時から「フラット3」は反響を呼ぶ戦術であり、その多くが異論でした。

 4-2-3-1や4-4-2に対抗できない
 オフサイド・トラップを掛け損なえば、失点の危険性は相当高まる

 という形が多く、疑問視される形でしたね。

 2001年欧州予選を戦ったイタリア代表も3-4-1-2でしたが、これはアレサンドロ・デルピエロとフィリッポインザーギ、そしうクリスティアン・ヴィエリという多彩な2トップを、フランチェスコ・トッティが支える。

 というある種理にかなったもので、GKのジャンルイジ・ブフォンを含むバック3の強固さも知られていました。

 つまり日本代表にはイタリア代表同様のタフさがないという心配があったわけですが、日本代表は最終的に

 自発的に生じたフラット3
 グループリーグを勝ち点7で突破し、16強進出を果たす

 という結果を残します。

 ホスト国がグループリーグで去ることは、2010年の南アフリカ共和国のみであり、選手と指揮官フィリップ・トルシエには相当な負荷がかかっていたことは間違いありません。

 あの喧噪から20年、ある意味成熟した日本代表はカタールにおいて、どのような振舞を見せてくれるでしょうか。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

砂上の楼閣という言葉から

2022-06-13 12:23:09 | 日記
 フランスの詩人、アンリ・ド・レニエ

 レニエは「まことの賢人は砂上に家を建てる人なり」と述べたんですね。

 (参考資料 小学館 島地勝彦著 おしゃれ極道226ページ)

 この一文を読んで思い浮かべたのがチャマルティンでした。

 レアル・マドリードのホーム、サンティアゴ・べルナベウが、元会長であるサンティアゴ・ベルナベウを讃えるために、チャマルティンから名称変更したわけですが、彼の会長痔の最初は、現在のような驚異的な強さを持ち合わせてはいませんでした。
 
 そこには歴史上、最も意味深い移籍である

 1・アルフレッド・ディ・スティファノ獲得
 2・本来ならばFCバルセロナに交渉権があった
 3・しかしスティファノ獲得にレアルも参戦、当初は半年在籍、半年在籍という中途半端な案件が浮上した
 4・しかし納得のいかないバルセロナがこの移籍から離れ、レアルとスティファノが正式契約を結ぶ

 わけです。

 現会長のフロレンティーノ・ぺレスが、この美しく壮大であるレアル・マドリードに感嘆し、その思い出を再現するために200-年のルイス・フィーゴ獲得を皮切りに、大きな戦力維持に打って出ます。

 そして2022シーズンもラ・リーガとUEFAチャンピオンズ・リーグを獲得し、凄まじいまでの名声と報奨金を獲得したわけですが、その根底にはチャマルティンを建設し、レアル・マドリードの存在を高めたもう一人の人物がいたことになります。

 通常、選手ありきでもスタジアムありきでも、莫大は費用が必要になりますし、スタジアムが豪奢でも試合内容が比例しなければ、入場料収入で稼げません。
 
 レアル・マドリードは1998年に7回目のチャンピオンズ・リーグ優勝を果たすまで、32年間欧州王者から遠ざかっていました。

 2010年代、20年代の強さはある意味で、この空白期間を埋める作業とも言えそうです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする