蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

対話の日々~その2~

2010年09月18日 23時47分44秒 | 日記
今日は、午後から市内某劇団の座長さんとお会いするために出かけた。

こうして対話するのは何年振りだろう?

9年前ぐらいまでは、お話ししたりもしてたんだけど…

そうは言っても、先方の劇団の芝居を観たり
夢幻の舞台を観て頂いたりと言う関係はあったが
なかなか直接対話する機会には恵まれなかった。

本当に久方ぶりの対面…

私が夢幻の代表になってからは
少しずつ他劇団との交流を持てるように
こちらからアクションを起こしてきた。
それが少しずつ実りつつあるかな?と
思えるようになってきたのは今年に入ってから。

座長さんと言う方たちは
それぞれご自分のポリシーを持っている。
私とは異なる考え方の舞台造りを知るのは面白い。
あ!
面白いっていうのは失礼かな?
勉強になる、って言うのもしっくりこないんだよね。
何しろ、色々な方の考え方を伺うのが楽しくて楽しくて♪

座長さんとの対話は、多岐にわたり
私にとって、実に有意義な時間だった

座長さん、貴重なお時間を頂きまして、ありがとうございました

演劇の波を大きくしていくには、一団体では難しい。
これは、夢幻で必死に10年間活動を続けてきた私の結論。
考え方は違っても、演劇に対する熱い思いを持つ人たちと
スクラムを組んでいくことが、長野演劇界の明るい未来に繋がると思っている。
なので、今後も焦らず地道にアクションを起こしていくつもり。

その後、稽古場に直行

キッズは欠席者0
基礎訓練のあと、キッズたちと車座になって
11月に予定しているサンクスで発表するショート・ショートについて
私の考えを若干話し、みんなの意見を聞いた。

  こういうのやりたい!
  このお話をお芝居にしたい!

なんて意見が出るようになると面白いんだけどねぇ~
なかなかそこまでは至らず
私がいくつか提案した題材の中の一つを
上演することに決まった。

題材が決まったので、即オープニング・エンディング曲を覚えてもらうことに。
簡単なステップを踏みながら、何度か歌ううちに
あっという間に歌えるようになるキッズたち
ダンスは若干難しいけど、オープンエアで
大人と同じ難しい振り付けをクリアしたキッズたちだから
きっとやりきってくれる、はず

青年クラスは、基礎訓練のあと「外郎売」の冒頭部分を
私が具体的にやってみせながら、重要ポイントを理解してもらい
各自練習してもらった。

この「外郎売」は、実に奥が深い。
私は、高校生の時、これを徹底的に習得して
一気に台詞術が上手くなったことを体験している。
けど、どこが重要かを知らず
ただただ言い続けるだけでは、そこに至らない。

その後、サンクスで上演予定の短編芝居の台本を配布。
出演者3人のコメディなので
全部で5チームつくって稽古を積み
その中で役柄に一番合っている団員を選ぼうと思っている。
稽古がオーディションってことになるかな

どのチームも面白い組み合わせなので
これからの稽古が楽しみだ

今日は、台本配布とキャスト発表だけにして
先週の続きのディスカッションに移った。

今日は、司会進行をケンタロウ君、板書をケンジ君が担当。
私は、真中に座らずテーブルの一番端に座った。
これも、みんなが意見を発しやすい環境を考えてのこと。
おかげで、先週よりはずっとディスカッションっぽくなった
もっともっと活発に意見が出るようになるといいなぁ~
なので、もう暫くこれは続けていこうと思っている。

心で思っていることを言えず
愚痴に走りがちな人を多く見かける。
時には、吐き出すときも必要だから
全てを否定するわけじゃないが
どうせなら、自分の意見としてきちんと提示し
改善していったほうが、建設的だよね。

言いたいことは言い合って
時には喧嘩をしながら
けど、その後、ちゃんとすり合わせをして…

これは理想であって、なかなか出来ないのが
人間ってもんなのも、よくわかってる

けど、理想を理想で終わらせず
理想に向かって出来ることをしていきたい…
と、私は考えているのです。