所属員オーディション

昨日、所属員オーディションを行った。

あ！
一つ朗報です！！

昨年10月に退団したもっちゃん（坂本さん）が
オープンエアシアターに出演することになりました！

彼女は退団後も、舞台のたびに受付や裏方を手伝ってくれて
５月本公演の時も、急なキャスト交代があり
中割り幕を演出の私がやらねばならない状況だったとき
すぐに駆け付けてくれて、わずか二回の稽古で
四苦八苦しながらも見事中割り幕担当を果たしてくれた。

本公演に関わり

　　やりたい！

という気持ちが強くなったらしい。

昨日一般参加オーディションを受けたＭちゃんも
同じことを言ってました。

もっちゃんは、自営業の仕事の関係で
劇団員との両立が厳しくなり退団したため
今すぐに復帰することは厳しいようだが
まずは仕事との折り合いを見つけて
できることから再出発…
そんな感じ…かな？

本公演を終えて、経験年数とスキルを持つ役者の必要性を
実感していた時だけに、彼女からの申し出は本当に有難かった。

もっちゃんは

　　役者じゃなくてもいいんです。
　　裏方だけでも手伝わせて下さい。

と言ったけど、現状を鑑みると
キャストとして舞台に上がってもらった方が、夢幻益になる。
しかも、もっちゃんはＮＰＯ法人の理事なので
夢幻の所属員であることに変わりはない。

で、昨日の所属員オーディションを
もっちゃんにも受けてもらうことにした。
元劇団員と言えども、半年ブランクがあるわけで
今の実力を見せてもらわないと判断が狂う。

このオーディションをしたことで
色々と気付くことがあったし
今後の指導方法を考える上でも
私にとっては大きな収穫があった。

これからの役者育ての目標は

　　存在感のある役者を排出する

です。

本公演に出演していなかったおかげで
役者としての「華」と「存在感」の違いがはっきり見えたんです。
それを見せてくれた役者がいたからですが…

今までこの「存在感」に関しては
本人の弛まぬ精進と人間的成長により生まれるもの…と思っていた。
確かにそれはそうなんだけど
いつ「存在感」が出て来るか
わからないものを待つよりは
それに近づけるための努力をしてみようと…

今までは、どちらかというと徳川家康？
これからは、豊臣秀吉？

　　鳴かぬなら鳴かせてみせようホトトギス

どちらにしても…
受け取る側の役者の資質と性格次第ではありますが…