蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

戦後69年目・・・

2014年08月10日 23時28分01秒 | 日記
8/6、8/9に広島と長崎の原爆投下から69年目を迎えた。
そして8/15は終戦から69年目となる。

平和憲法に守られて来た日本―
来年は終戦から70年目の節目を迎える。

その節目に平和憲法の骨格でもある9条が
改正されようとしている。
集団的自衛権が行使可能になると
一見国民は守られるように思える。

が、本当にそうなのだろうか。

他国からの直接的な侵略があれば
国を守るために戦う必要が生じる。

同盟国が侵略の危機に瀕していれば
その援護に出るべきだというのも理解できる。

しかし…

例えば、ベトナム戦争や湾岸戦争のような場合はどうか。
もしあの戦争に日本が加担していたとしたら…
と考えると恐ろしい。

ベトナム戦争で○国は枯葉剤を散布し
未だに多くの人々が身体の恐ろしい変化で苦しんでいる。

戦争は人を狂わせる。
勝つことがだけが目的になり
いつしか人を殺すことが普通になる。
そして常識や道徳の範囲内だった好奇心のタガが外れ
人体への興味や恐ろしい兵器の開発に
躊躇なく突き進んでいく…

侵略を受けたという理由で戦争に参戦したとしても
敵国の一般市民は、敵国としか思えず
恨みや憎しみだけが、何世代も先まで受け継がれる。

今だってそうだ。
戦後70年を迎え、世代も変わっているにもかかわらず
恨みや憎しみが薄れて行く気配はない。

宣戦布告は国が行い、戦争は国家同士が敵対して行うものだが
国家として戦争を終結させても、それで終わったことにはならない。
家族を殺された国民の怒りや憎しみとして
永遠に受け継がれていくのだ。

それなのに、なぜ人間は戦争を好むのか。

もともと争いが好きなんだから…とも思うが
争いは、スポーツや芸術や学問などで
お互い切磋琢磨しながら競い合うことにより
昇華できないものなのか…と。

今を生きている私たちの決断で
未来に多大な負の遺産を背負わすのはどうなのか。

こんな禅問答を、ずっとしているし
巷でもずっと行われているが、何も変わらず
今は、更に負の遺産を増やす流れになりつつある。

自分が幸せならそれでいい。

うーむ…
それが本当の幸せなら、否定できないよね…

要するに、何を「幸せ」と感じるか…だ。

私にとっての幸せとは?

あなたにとっての幸せとは?

国民にとっての幸せとは?

世界中に人々にとっての幸せとは?

こんな堂々巡りを繰り返しながら
また終戦の日を迎えようとしている。