蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

戯曲の解体か・・・

2015年02月18日 22時48分51秒 | 日記
公演まで、残り一カ月余りとなった。

当初想定していた演出を諸事情で変更することになり
昨夜からそれに伴う演出プラン再考をしつつ
台本修正に入っている。

今回の台本執筆のテーマは「台詞数を減らす」ことだった。

以前に比べると説明台詞が随分減ったと思うけど
まだまだ言葉数が多く

 端的な台詞と
 関係性で表現したい

と考え続けている。

そして、今回挑戦し、かなり台詞数を減らしたが
稽古を進めるうちに
わかりづらいかもしれない…と思うようになり
少しずつ台詞を増やす作業を続けている。

台本執筆の難しさを改めて痛感(汗)

で、到った結論は

 端的な台詞と
 関係性で表現する

とするならば、私の構築してきた演劇観では
不可能であるということ。

恐らく戯曲自体の解体が必要なのだ。

言葉で言うのは簡単だけど
お客様にも伝わりやすく解体するには
これまでとは異なる視点が必要で
まだ、私はその域に到達していない。

少なくとも「解体が必要」とわかったことが
今回の収穫だ(笑)

まずは、骨太の戯曲を書き
それから解体作業に入る。

だとすると、相当時間が必要で
今の執筆期間では到底不可能である。

とすれば…

現存する戯曲でやってみる!

というのであれば可能かも…

などと思いながら、劇団本公演の台本を修正中。

今回は、身体・感情・台詞・音楽の融合した作品を目指す!
そして、お客様の心を揺さぶりつつ楽しんでいただく♪

台詞数を減らした実験的作品は
もう少し熟成させてから提出したいと思います(^^)