蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

第二回 夢先案内人研修会 ~仕込み~

2015年11月06日 23時53分28秒 | 日記
今日は、第二回 夢先案内人研修会で上演する
「熱くなれないアラサーたち」の仕込み。

会場は、トイーゴ4階の大学習室。
つまり普通の会議室―

照明・音響機材は持ち込み。

音響は劇団持ち機材があるし
担当が元プロのMさんなので
何の不安もない。

問題は照明。

これまで何度か小学校公演で
自分で仕込んでオペをした経験はある。
オペ自体の不安はないが
仕込みは電力量の注意が必要で
この点が私の不安要素である。

事前に、照明家の方にレクチャーをいただき
配線・仕込み図も作成したのだが

 万が一、ショートしたら?

と思うと身震いがする。

大きな舞台を演出する以上の緊張感…

仕込みは17:30開始予定。

朝から来年度のオープンエア作品の下調べと
サンクス関係の作業で時間がとられ、気づくと16:00!

 まずいっ!
 君島さんの個展に行く時間がなくなる!

先週土曜日から開催されている「君島翔太郎 油彩画 展」
観覧したいと思いながら、未だに行けないでいた。

本当は初日に行きたかったが
まつもと演劇祭と被ってしまい
その後も遅れた仕事の帳尻合わせで時間が取れず
とうとう最終日前日になってしまった。

明日は個展最終日。

しかしながら明日は、朝から夜まで
予定がぎっちりのため、今日を逃したら
君島さんの作品展を見逃すことになってしまう。

なので、仕込み前に伺う予定でいた。

大急ぎでお祝の品を持って
朝陽館ギャラリー「蔵」に向かう。

本当はもっとゆっくり、心に余裕がある状態で
拝見したかった(T_T)

「蔵」は中央通りの荻原書店を突っ切った奥にある。

書店を通り過ぎた向こうは異空間
ひっそりとした佇まい―

 なんだろう、この空気…

中に入ると、君島さんがお客様と
お話をしている姿が飛び込んで来た。
お客様がお帰りになってから
一枚ずつ作品を拝見。

パステルカラーと墨で描かれた抽象画で
色々な想像が膨らむ興味深い作品だった。

 …時間があるときに来たかった…

と思っても後の祭り。。

絵のタイトルが、一際興味深くて
中でも特に面白いと思ったのが

 「蛇図―ジャズ―」

僅か20分だったが、君島さんと会話しながら
非日常的なひと時を楽しませていただいた。

何というか…
空気が動かない空間
日常とは違う時の流れ
を、感じた。

17:25、後ろ髪を引かれる思いで
ギャラリーを後にして、トイーゴ裏の
搬入口へ走っていく。

夢幻メンバーは全員揃っていたが
担当者が手続き中で、まだ中へ入れない。
ひとまず車から機材を下ろして
担当者の到着を待つ。

17:50、会場への機材搬入が終わり
いざ仕込み開始!

19:00までに仕込みを終える予定だったが
仕込み開始が20分おした分、遅れた。

単に照明をセットして直交で点灯するなら
簡単なんだけどね。

今回は、スライダックというトランスを
使用することにしたため
ケーブルをあっちからもこっちからも
引っ張ってこなければならず
それが少々面倒で、本数が多いため
混乱しそうになる。

照明さんを頼める予算があればいいんだけどね
予算がないおかげで、色々な経験をさせていただき
そう言う意味では感謝です(^_^;)

19:30 リハーサル開始。

今回は、私が照明と時計のリモコン操作を
同時に行わなければならないが
照明灯数が少ないので、変化させる個所も
数えるくらいしかなく、特に問題はなし。

リハーサルが終わって、ようやく安堵―

終了後、稽古場へ移動して、サンクスの本読みを行う。
本番まで2週間と少し…
30分程度の小作品と言えども天下の岸田作品。

キャストの頑張りに期待―