蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

この世は舞台 人はみな役者

2015年11月28日 15時35分44秒 | 日記
一昨日、信濃町の学校より、下記のご依頼をいただいた。

体育の授業で行っているダンス表現の
発表会を観て表現をする上での
大切なポイントを指摘してください、と。

審査というより批評という感じかな。

昨年、青年教師向けにWSをやらせていただいた学校である。
今年もお声掛けをいただき、感謝いたします。

わかりやすい助言が出来るよう
準備をして出席させていただこう。

その他に今週は某会様より、講演のご依頼も頂いている。
今回は

 この世は舞台 人はみな役者

というタイトルでお話させていただく予定。

このタイトルの格言、夢幻カレンダーにも記載しました。



これ、シェイクスピアの作品
「お気に召すまま」の中で使われている台詞(^^)

原文は―

All the world’s a stage.And all the men and women merely players.

直訳だと

 世界は舞台 男も女も皆役者にすぎない

どちらかというと否定的な表現だが
平野流さんが「人生は舞台。人は皆役者」と翻訳され
その後、この言葉が独り歩きを始めたそうで―

能動的に捉えたこの台詞は
私にとってしっくり来る言葉である。

人生そのものがドラマであり
今、存在する場所が舞台であり
誰もが役者なのだ♪

日常、演じていると認識している方は少ないけど
実は折々でどの人も演じているんだよね。

演劇は虚構・架空の世界のため

演じる=嘘

という思っている人も多いかもしれないが

 演じる=心遣い・気配り
 演じる=感情のコントロール

にも成り得るんだよね。

演じると言う認識があるか否かだけの違い。

どんな人でもTPOに合わせて、態度を変化させるでしょ。

親兄弟、親友、クラスメイト、同僚、上司、先生…
全ての人に同じ態度で接している人の方がマレだよね。

そう考えると、社会における演劇の必要性を
知っていただけるのではないかと。

演劇=マニアック、マイノリティー

というイメージだが、誰もが役者であると考えれば
マジョリティ(多数派)ということになる。

どうせなら良い演技を出来るようになり
より良い人生を歩めたほうが
自分にとっても家族にとっても
組織にとってもいいんじゃないかな~

芸術的な演劇だけではない演劇の可能性―

芸術としての演劇は、クオリティや
スキル、創造性を求められるけどね。

日常における演劇の効用を
もっと多くの人に知っていただけたら…
と思っている。