蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

初☆サントミューゼ

2015年02月05日 23時01分39秒 | 日記
午前中、須坂市のN社様へ。
劇団本公演周知へのご協力を
快く引き受けてくださり感謝!
いつも本当にありがとうございます!!

午後から、ナガラボさんの取材を受けた。
ご担当者はIさん。
笑顔が素敵で優しそうな女性♪
初めてお会いしたのだけど
話がはずみ、気づくと2時間が経過(汗)
長時間、ありがとうございましたm(__)m
Iさんは、土曜日にも稽古場へ写真撮影に
いらしてくださるとのこと。

夕方からは、地域戦略プロフェッショナル・ゼミへ。
今日の会場は、上田市のサントミューゼ
昨年10月に開館した新しい劇場&美術館である。
初めて観た印象は

  ひろーい!

敷地が広くて、ゆとりがあり
内外共に非常に開放感がある。
建物が低層で圧迫感がなく
内部は木がふんだんに使われていて
温かみのある雰囲気。

夜だったので、はっきり見えたわけではないかが
中庭が相当広いということはわかった。

長野市芸術館とは正反対のイメージだわ。。

やっぱり敷地が広いっていいよね…

劇場も観てみたいなぁ…

ゼミの会場は、施設内にある多目的ホールだった。

お題は「プロジェクトマネジメントを学ぶ」

信大教授・今村先生の講義は
面白くてわかりやすかった。

プロジェクト・マネージャーの役割を伺い

 私がオープンエアで行っている役割は
 プロジェクト・マネージャーだ…

と改めて認識した。

プロジェクト成功のために大切なことや
目標とすべき項目に関しては
オープンエアを推進する中で
失敗や試行錯誤を繰り返しながら
知り得たことと合致することが多かった。

頭の中を整理し、明確に言語化出来たことが
今日の大きな収穫だった。

講義終了後、別の場所に移って
指名された数名による座談会が行われた。

実はSBCさんが取材にいらしていて
今日の講義と座談会の模様が
後日TVで放送されるとのこと。

一緒に仕事をさせていただいたことのある
カメラマンさんと音響さんがご担当で
お互いにびっくり(笑)

短時間だが、楽しい座談会だった♪

前回の講座終了後に懇親会が開かれたのだけど
私は稽古の関係で出席できなかった。
受講生の皆さんとお話するのは
講座中に行われるグループワークのみ。

なかなかコミュニケーションを取る時間がなくて
皆さんが私が話す演劇や舞台の話を
どのように受け取ってくださっているか
わからなかったが、座談会中や終了後の話の中で
皆さんが演劇に興味を抱いてくださっていることを知り
とても嬉しかった(^^)

中には

 オープンエアに参加してみようか…

と考えてくださっている方や

 演劇ツールを使用したコミュニケーションWS
 良いと思うんだよね~

と仰ってくださる方もいて
これから何か一緒に出来そうな予感が!

楽しみですね~♪

このゼミは、あと3回で終了だが
想定していた以上に、宿題の分量が多く
ゼミ前日は毎回徹夜で宿題…という感じ。
本公演の準備や稽古と重なって
スケジュール的にかつかつだけど
様々な角度からプロジェクトについてや
プロデューサー、マネージャーの仕事を
学ぶことができるこのゼミは
私にとっては大変有意義な時間となっている。

このようなゼミを企画し
工夫しながら運営している
信大スタッフの皆様に感謝!

しっかり学んで身につけて
ここで知り合った皆さんとのご縁を大切にしながら
今後に生かしていきたい。o○

わかった!と思う時

2015年02月04日 23時36分00秒 | 日記
私は数学が好きだった。
それは、解く筋道が異なっても
辿りつく答えは一つだから。

どちらかと言うと、一つの答えを目指し
様々な道筋を導き出すのが好きだったのかも。

要するに、私は何でも知りたくて
わかりたい人だった。

好奇心旺盛が故…とも言える。

わかりたいのにわからないということが
この上なく苦しいと思っていた頃もあるし…

自分自身のことも自分で決めつけて

 私はこういう人間だ

と思っていた頃もあるし

 あの人は、こう言う人だ

と決めつけていた頃もある。

芝居や組織や人間関係において

 わかった!

と思い込んで暴走したことも数知れず(汗)

わかったと思ったはずなのに
本当はちっともわかっていなかった…

なので

 わかった!

と思った時ほど

 本当にそうか?

と自問自答するようになった。

「わかった」と思った時の「黄色信号」

黄色信号のお陰で、失敗が減ったように思う。

そして、今は

 現時点は、●●だと思っている
 現時点では、○○だと判断する

と考えるようになった。

特に人間に関しては…

自分にしても他人にしても

 一生かかってもわからないかもしれない

と、今は思っている。

諦めたわけではない。

理解したいと思えば、理解するための
最大限の努力をしようと思うし
実際に努力し続けている。

その時に邪魔するのが“フィルター”だ。

 自分物差しのフィルター

これがとてつもなくやっかいで
なかなか取り外すことが出来ない。

ということを知っていれば

 今の考えは、自分の思い込みかもしれない…

と、別の角度から考えることが出来るようになる。
 
フィルターは環境によって培われ
習慣化してしまった自分の癖。

癖を治すのは難しい。

けど、習慣を変えれば別の癖にすることは出来るかも?

結局、どこまで行っても癖は癖なんだよな~

どうせなら今の自分が良いと思う癖を身につけたいな~

私が芝居を創作し続けているのは

 人と言う生き物を知りたいから。

更に-

 自分を知りたいから。
 世間を知りたいから。
 世界を知りたいから。
 宇宙を知りたいから。

知りたい欲求だらけじゃん(笑)

お陰で他の欲求は非常に少ない(笑)

まあね、知りたいと言ってもねぇ…

  答えは見つからないかも

と思っている自分がいるんだよね。

その反面

 人間は単純だ

と思う自分がいたりして

 自分の中に、何人も人が棲んでいる?

と思うこともシバシバ。

けど、それが“私”

受け入れないと苦しい。
受け入れると楽になる。

他者に対しても同じ。

自分の思い通りにならないことが苦しいのだ。

作品創作しながら苦しくなるのは、そういう時。

思い通りにならないと思うより
今、目の前で起きている事実を受け入れて
私は何をしたいのか…と改めて問い直す。
そして、今、可能な道を探す。

それが楽しいのかもしれない。
それを面白いと思っているのかもしれない。

と思っているのも、今の自分であって
数年後は変わっているかもしれないが―

仙人さまの言う「人生は暇つぶし」という言葉が
何となく理解出来る年齢に差しかかっているのかもね(笑)

サプライズ!?

2015年02月03日 23時46分17秒 | 日記
来週金曜日に予定しているイベントの
進行台本と音源が完成!

演出プラン通り進行出来れば
非常に内容が濃くて、かつ
楽しいひと時になること間違いなし♪

驚きのサプライズも!!
ご来場いただいた方々に
長野では見たことがない光景に
遭遇していただきたいと思っています。

プラン提案はマナブンさん。
このような機会をいただけたことに
心から感謝ですm(__)m

夢幻メンバーは本公演の稽古との両立が課題。

 あなたたちなら出来る!

と、信じてます(^^)

諸々ご協力いただく予定の皆さん
何卒よろしくお願いいたしますm(__)m


劇団本公演の稽古は、オープニング創作が難航中(汗)
高度な要求をしているのは重々承知。
役を深めるということと
身体表現力を高めるということは
私にとって同義である。

役者は舞台上に身体を晒している。
声・感情・表情・身体
どれが欠けても成立しない。

不自然ではなく自然に生き生きと
アクティブに動ける身体があれば
様々な役どころにチャレンジ出来る。

声・感情・表情・身体

これらの可動域を
どこまで広げられるか…

媒体は自分である。

媒体がどうであるかで
可能な役どころは決まる。

様々な役をやってみたいと思うのであれば…
という前提つきだが。

これは、あくまでも私が思う役者像。

ありのままの自分を表現したいと
思う人には不必要かもね。

表現者と役者の違いはここにある…
と、私は思っている。

表現を楽しみながら、いつの間にか
可動域が広がっていく…というケースもあり

卵が先か鶏が先か…みたいなものかな。

私の目標は―

お客さまに楽しんでいただける舞台
お客様に感動していただける舞台

難易度の高い要求をするのは、そのためである。

終演後のお客様の笑顔に出会いたい。

だからこそ、簡単に妥協することなく
追究していきたいと思っている―

テーブル稽古

2015年02月01日 23時32分23秒 | 日記
今朝、森さんからオープニング音源の完成版が届いた。
楽譜付き。

森さん、お疲れ様でしたm(__)m
ありがとうございました!

今回も素敵な曲♪

役者はユニゾンで歌う…と思っていたけど
楽譜を見たら、2つのパートに分かれている(汗)

……

よし!
ここは役者陣に頑張ってもらうことにしよう!

今日は、朝9:30からイベントの稽古。
私は徹夜で作業したにも関わらず
やるべきことが終わらなくて遅刻(^_^;)
ごめんなさいm(__)m

10:00過ぎ、進行台本に沿った稽古を始める。

 うん、なかなか面白い♪
 これなら行けるね。

そうこうしているうちに
本公演メンバーが稽古場に到着。

11:00過ぎ、テーブル稽古開始。
みんなに昼食を持参してもらって
食事をしながらのテーブル稽古となった。

それから約3時間…

相当内容の濃い話が出来たんじゃないかな?

芝居のテーマ、各役どころの役割
シーンごとの細かい内容の他
役作りや、芝居への向かい方など
話は多岐に及んだ。

私が臨む稽古についても伝え
準劇団員にも、これまでよりは
理解してもらえたのではないかと…

 台本を読む

 とは

 行間を読む

 ことなのだ。

ということを、本当に理解できるようになると
俄然芝居が面白くなってくる。

それが出来ると思われる役者陣に
私が特別出演を依頼しているのは
夢幻の団員の成長を願うからこそ…

その後、森さんからいただいた歌の稽古に入る。
ピアノで音取りをして、高い声の出るメンバーを選び
2パートに別れての練習を開始。

まずは、音とリズムを取れるように。

それが出来てから、役どころの役割と心情を乗せて行く。

芝居も歌もダンスも、気持ちや気分だけでは伝わらない。

が、気分が乗らなければテンションが落ちるし
気持ちがなければ、お客様に伝わらない。

まずは基礎、基本の“き”が朝飯前になることが肝要。

テンションは自分で上げるものだ。
他人に頼っているうちは役者とは言えない。

相手役の心情を引き出せる役者
相手役の心情を受け取れる役者

これが、本公演メンバーに求める役者像の一つだ(^^)

気づくと17:20。
夢中になって、時計を見そびれてしまった。
稽古途中だったが、すぐに終了。

テーブル稽古が延びたこともあり
予定のシーンを終えることが出来なかった(汗)

けど、今日のこの時間は今後に生きるはず。

18:00からMAだが、私はもっちゃんと倉庫へ向かう。

イベント用の衣装&かつら、そして本公演の
衣装用の布を取りにいったのだが
探しているうちに、あっという間に19:20
19:30に衣装のキタムラさんが
稽古場に来て下さることになっていたため
大急ぎで衣装類を車に積み込んで再び稽古場へ。

3日前の木曜日に、衣装デザイン担当のユカちゃん
衣装担当のもっちゃんと3人で深夜までかかって
まつろわぬ民のデザインを完成させた。

キタムラさんは、デザイン画からパターンを製作し
不織布で仮衣装を縫製して持って来てくださった。

手間だけど、この方法で失敗を防げるようになった。
キタムラさん、お疲れ様です。
いつもありがとうございます!

役者陣に仮衣装を着用してもらい、修正個所をチェック。

表現の時間が始まる直前まで打ち合わせをして
何とか本日のメニューをクリア(汗)

その後、私が講師を務める「表現としての演劇」講座開始。

実は…MAメンバーにメールで“あること”を依頼したところ
数人が快諾してくれて、今日の表現の時間の半分を
そのための練習にあてさせてもらった。

快諾してくれたMAメンバーに感謝!

“あること”って何か?って思いますよね~

いずれ公表できるようになったらお伝えしますね(^^)

さて…
今週も色々目白押し。

イベントの進行台本と音源を完成させる。
本公演台本を修正する。
信大ゼミの宿題を仕上げ、ゼミと座談会に出席する。
ナガラボさんの取材をお受けする。
中信方面に周知活動へ行く。
本公演の稽古の遅れを取り戻す。

全てやりきる!