mugifumi日誌

海外旅行の体験のほか園芸、料理などの生活雑感を思いつくままに綴っています。

欧米金融機関は粉飾決算やり放題!

2010年04月19日 | 社会・経済

 今日のタイトルは過激でしょう。

 このタイトルは、4月9日に記事にした「2010年世界経済大予言」という本のみだしに使われています。

 小生は、このブログで日本の会計基準が欧米のマネをしてコロコロ変わるのはおかしい!と何度か指摘してきましたが、これを読むとその指摘が正しかったことになり、ホットしています。

  早速、その中身を紹介したいと思います。

 『松藤 先日、プライベートバンクの人間にあったら不思議なことを言い出したんですよ。「アセットを評価する=負債を評価しなおす」というわけです。英文の文書を見せてくれたんですが、しばらくピンと来ませんでした。

 こういうことなんですね。もし格付けがA(シングルA)からBBB(トリプルB)になったとしたら、調達金利はいまライボ+3%だけれども、+0.5%で調達できるから二五〇ベーシス分が利益になる・・・・というわけです、この負債再評価ですが、実質的には「粉飾決算の勧め」と言い換えてもいいくらいですよ。』

 と言っているのですが、この話の内容が小生にはよく分かりません。

 でも、小生は、企業の経理に長く携わっていますが、負債の再評価などという話は聞いたことがありません。ライボ(ロンドン、インターバンク・・・?)なんとかという後の文章は、銀行の調達金利の話だと思いますので、この会計基準は銀行の話だと思うのですが、勝手にこんなことをして決算を「誤魔化して」良いのでしょうか?

 それにしても、どのようにBS上の負債を表示するのでしょうか?BS上の負債をいじるのではなく、PLに評価益を計上するという話かも知れませんね。

 そうすると、結果的に利益剰余金が増加することになります。でも、こういう未実現利益で配当などをして良いのでしょうか?

 でも、分からない話ですね。借金したからこそ負債に計上されているはずで、金利も決まっているはずです。借金した相手に「うちの借金の格付けがAに上がったから、金利を2.5%下げてもらう。」ということでしょうか?そんな虫の良い話は、相手が承知するはずはないと思うのですが・・・

 約束の金利は払って、評価益も計上する、と言うことですと、まさに「粉飾決算」ですね。

 評価益を計上するには負債を減額するか、架空の資産(負債評価益見返り勘定?など)を計上する必要があるからです。

 もしかしたら、日本の銀行がデフォルトすると大騒ぎになったときに、BS規制(自己資本比率、国際基準8%)という言葉が流行りましたが、これも欧米の陰謀ではないでしょうか?

 続いて、増田さんが次のように述べています。

 『増田 実におもしろい話ですね。一九九六~八年頃、日本の金融機関が危機的状態になったときに欧米の政府要人や知識人たちがなんといったか?

 「日本政府は金融機関への監視が甘すぎる」

 さんざん言われましたよね。さらに、「厳しい査定で時価評価した結果、日本の金融機関が全部つぶれるなら、欧米のそれがとってかわるからいいんだ。日本市場を独占することになるかもしれないけど、これが効率化なんだ。優勝劣敗はしかたがない。日本のためを思ってやっていることなんだ」と言うわけです。

 これが真っ赤なウソだ、とはっきりしました。自分のところの金融機関が危なくなるといきなりルールを変えてしまう。資産の再評価あり、負債の再評価あり、なんでもありの粉飾やり放題です。

 日本人は人がいいから、かなり厳しい時期に年金の評価ロスのきちんと計上させています。日本中で破綻の危険のない銀行など一つもない・・・・』

 といっています。そして、そうした粉飾をした欧米の銀行が今後どうなるかの見通しを述べています。

 ところで、大きな方向性として、次の2~3世紀は日本の黄金の時代が来る、そして、その幕開けが始まっているといっています。

 このように面白い内容ですので、今後もレポートしたと思います。

 

 


2010年世界経済大予言:痛快な話

2010年04月09日 | 社会・経済

 豚インフルエンザの話も面白かったのですが、「平和憲法は米国から押しつけられたものではない!」とか「駐日大使に「小物」が選ばれるようになった本当の理由」と、これとセットになった「大物ほど日本の文化力に取り込まれてしまう」などは、誠に痛快ですね。

 何の話か?昨日、お話しした「2010年世界経済大予言」という本の中身の話です。

 憲法の問題は、いろんな考え方がありますので、小生はその是非について申し上げるつもりはあいませんが、この本では面白いことを言ってます。

 その抜粋を記述すると、次のとおりです。

 「第2次世界大戦末期に、やはり日本民族の特質として素晴らしいことがありました。

 兵隊として駆り出された人々は上官からとんでもない理不尽な命令を出されても、命令に逆らって逃亡兵になったり上官をこっそり撃ち殺したりはしなかった。こんなことをしたら軍備のない日本はさらに弱くなっていったでしょう。いまから思えば、100人が100人、本当にバカな命令だと思うようなことでも素直に従っていたんです。弾がなくなったら歯で噛みつこうと向かっていった。敗戦が確実になった状況でも、一方的に撃ち殺されようが命令に従ったわけです。

 これが実は、米軍が日本軍をもっとも怖がった原因なんですね。出てくれば100%殺されるとわかっているのに万歳突撃してくる。こんな連中は友軍として一緒に戦うのさえ勘弁して欲しい。米軍は心底から恐怖感を覚えたんです。」

 そして、その結果が憲法の条文となった、と次のように述べています。

 「戦後、米軍がこの印象を強烈に抱いた結果どうなったかというと、日本国憲法第九条に不戦、戦力の保持をしないと明記させたんです。」

 そして、

 「日本国憲法は連合国から押しつけられた憲法なんだかんだと言われてきましたけど、本当は押しつけの中身が正反対なんですね。

 『戦争が起きたらすべて米軍が引き受ける。だから日本軍はたとえ友軍でも二度と戦場には出てこないで欲しい』

 つまり、日本の兵卒が米軍に押しつけた憲法なんです。これが日本人の特性の第一点です。

 第二点は、戦時中はどこの国でも物資が欠乏します。食糧配給で平等に飢えを分かち合うのです。けど、実は欧米でも配給制度はありましたが、権力者や金持ちは飢えてないんです。建前は平等の配給でも、彼らのところには豊かな・・・・」

 と記述しています。

 面白いでしょう!日本国憲法は、アメリカ軍が日本の神風特攻隊のような戦い方を恐れて日本に戦わせないためにできた憲法だと言うのですから。でも、こういう自己犠牲のような戦い方は、イラクでもアフガンでもロシアでも「自爆テロ」として起こっていますが、まさか日本のマネをしているのではありませんよね。

 ところで、読み方によっては、日本人の自己犠牲という戦い方がいかに素晴らしいかを推奨しているように思われるかも知れませんが、「人間の命が一番大事だ」と考える小生は、どんな理由があろうと人を殺傷する戦争やテロに反対です。

 この本には、まだまだ紹介したいページが沢山あるのですが、次回の楽しみにしたいと思います。

 「欧米金融機関は粉飾決算やり放題!」なども面白いですよ。あるスポーツでもありましたが、欧米は、日本やアジアが台頭すると自分達に都合のいいようにルール(会計基準)を改正してしまうという話です。


2010年世界経済大予言:新型インフルエンザは米国の陰謀!?

2010年04月08日 | 社会・経済

 明るい光が「燦々」と輝き、暖かい春という季節がやってきました。

 こんなコメントを載せました理由は、久しぶりの春の光の有り難さに、思わず庭にでて緑色の芽を出し始めた草花を眺めたからです。

 人間が造った小さな自然ですが、緑や赤の新芽をみていますと、その色の艶やかさと力強さに勇気づけられます。

 ところで、今日は、こんな心が癒される自然の素晴らしさをずっと申し上げればと思うのですが、・・・・。

 昨日の人間の生臭い話、「2010年世界経済大予言」の続きを申し上げたいと思います。

 その中で「これは本当!?」という内容がいくつかありますので、皆さんに紹介したいと思います。

 小見出しが「新型インフルエンザは米国の陰謀!?」というもので次のように述べています。

 「増田 いま、アメリカが抱えている大問題の一つに移民問題があります。「ひと旗あげたい」という移民は一貫して歓迎していますが、始末に負えないで困っているのがメキシコ移民です。

 この人たちは気楽に国境を忍び込むような形で入ってくる。英語も覚えようとしない。低所得のままでもいいと考える人が多い。おかげで米国の平均賃金を低水準に保ち、生産性を引き下げています。だから、米国はメキシコ移民についてはできるだけ排除したいというのが本音なんです。

 排除したいと考える層は二つあります。一つはゴリゴリの保守派。とにかく・・・もう一つは米国内のマイノリティです。本来ならゴリゴリの保守派とマイノリティは水と油ですから・・・しかし、「メキシコ移民排除」という一点で連合勢力をつくっているのです。

 メキシコで発生した新型インフルエンザはそもそも鳥の病気です。鳥の病気が人間に移るようになったのが第一次大戦の前後。このインフルエンザはスペイン風邪のと呼ばれ、1918年にブレイクしました。死者は第一次大戦の死者より多かった。

 これは細菌戦争ではなかったと思います。その頃、そういう技術はなかったでしょうが、それ以後の大きなインフルエンザのブレイクをチェックすると怪しいんですね。

 たとえば、1957年、日本が高度成長にさしかかる頃、今まで日本を見下していた欧米諸国が慌て始めます。このタイミングで、今度はアジア風邪が発生しています。

 1968年、これはわたしたちの世代ではリアルタイムで記憶している人が少なくないと思いますが、香港風邪が流行ります。アジア経済が欧米経済に本格的に対抗し始めたときにぶつけるようにして起きているんです。」

 皆さんはこの文章を読んでどう思われますか?アメリカなのかヨーロッパなのか分かりませんが、日本やアジアが経済的に豊かになると自分達の生活が弱くなるので、インフルエンザをまき散らして対抗した、という主張のようです。

 そして、それ以上に怪しい理由をアジア型とスペイン型のインフルエンザ菌の関係などで述べています。

 だから、今度の新型インフルエンザも、メキシコ移民を排除したいゴリゴリの保守派と黒人やヒスパニックのマイノリティが連合したアメリカが、メキシコにインフルエンザ菌をまいたのではないかと疑っているのです。

 それを次のように述べています。

 「メキシコで発生した新型(豚)インフルエンザは完全に消滅したと言われたHYN1型です。鳥から人間に移り、人間から豚に移り、その豚から再感染するようになったと言われていますが、わたしには政治的な匂いがぷんぷんしてなりませんね。」

 これが事実であれば「本当に細菌戦争というものがあったことになり、驚きと怒り!」で頭が一杯です。もっとも、原爆投下でさえ正当化する人々ですから、自分達の利益という目的のためには何をしても良いと考えているのかも知れません。人間としては、悲しい限りで、共に生きるという日本型社会が世界中に感染するよう願うばかりです。

 

 


円安の理由(要因)

2010年02月05日 | 社会・経済

 昨日は円高についてお伝えしましたので、今日は円安について紹介します。

 FX4Uさんによれば、円安になる理由は3つほどにあるそうです。

 その①が原油と為替の関係だそうです。

 説明文は次のようです。

 円安の原因のひとつに、原油価格の高騰も円安の原因の一つに挙げられます。そして輸入した原油の決済はドルで行われます。

 そのため原油価格が上昇すれば、必要とする量は変わらなくとも、原油の輸入価格の上昇に伴い、ドルを調達する量も増えるということになります。相当数ある原油を輸入する企業の決済を行うために銀行は、莫大な外貨の調達が必要となります。

 結果として外国為替市場で外貨買い、円売りが進み、円安が加速することになります。実際には石油の備蓄があり、すぐには為替に影響を及ぼしません。

 ということですが、どうも気になるのは、内容の是非はともかく「説明文が下手だな!」と思ってしまいます。

 もう少し、分かりやすい文章を作ってほしいものです。(お前のも似たり寄ったりだ!)

 石油に限らず、輸入量が増えれば、決済に外貨を必要とするはずですから、円安になるのは素人でも理解できます。

 次に、②番目ですが、日本企業の海外進出が円安の原因になるそうです。

 その説明は、次のようです。

 円安とは日本の企業が国内の景気低迷などを背景に、成長が見込める海外の企業を買収したり、海外に工場をつくることもその理由となります。(「円安とは」ではなく、「円安は」ではないでしょうか?)

 日本企業が、海外の企業を買収したり、海外に工場をつくるためには、外貨が必要となります。これらの企業から両替を依頼された銀行は、外貨の調達が必要となります。結果として外国為替市場で外貨をカバーすることになります。

 このカバーによる大量の外貨買い/円売りから円安になります。機関投資家による、海外投資も大きな影響を与えます。資本取引は、大きな組織が関わるため、外国為替市場で動く金額が大きく、為替に与える影響も大きいといえます。

 となっていますが、この文章を見て小生は、添削してみたくなってしまいました。機関投資家による以下の文章は、「機関投資家の海外投資に伴う外貨買いで円安になる」という説明がよいと思います。次に、いきなり「資本取引」という専門用語を用いていますが、「このような」という言葉を前に入れたらかがでしょうか?    

 また、説明していませんが、物やサービスの取引である「損益取引」も為替に影響しているのではないでしょうか?

 もしかしたら小生の理解の仕方が間違っているのかもしれません。

 それはともかく、③番目の理由にいきましょう。

 それは、「日本人の海外旅行」だそうです。

 説明文の全文は、次のようです。

 日本人の海外旅行者による影響も、円安になる季節的な理由として挙げることができるでしょう。

 円安になる季節とは、日本人が集中して海外へ旅行するゴールデン・ウィークや夏休み、正月などです。

 海外旅行の際に使うお小遣いの両替やトラベラーズ・チェックの調達や、買い物などに使ったカードの決済などが、一時的に外貨買いを増加させ、円安の理由となります。

 というもので、内容に異論はないのですが、海外旅行ファンの小生としては、円高になって旅費が安くなるよう祈るばかりです。

 それにしても、最近の円高は、理由が分かりません。日本経済は、マイナス成長(不況)のなかでデフレが進んでいるようで、雇用情勢も最悪な状況が続いています。そんな日本経済が円高という好評価(円高は日本経済が強いという意味ではない?)を頂いているのですから不思議です。

 

  

 


為替相場

2010年02月04日 | 社会・経済

 昨日は投資信託と為替相場についてお伝えしましたが、小生が言いたかったことが尻切れトンボになってしまいました。

 その心は、「為替相場で儲けているのは誰だ!」というもので、これから下司の勘ぐりを述べてみたいと思います。

 その前に、円が高くなったり、安くなったりする理由は、何か?という素朴な疑問がありますが、小生もよく分からなかったのでネットで調べてみました。

 FX4Uさんによれば、円高になる理由の①は、日本製品の海外輸出だそうです。

 その説明ですが、次のように述べています。

 円高とは、日本で製造された日本製の自動車や電化製品などが海外へ多く輸出されることも理由となって起こります。

 日本の輸出企業は、製品を国内で生産し、その製品を海外へ輸出します。工場で働く従業員には日本円で給料が支払われます。

 一方、輸出先の外国では、その製品の売上代金は、現地の貨幣で受け取ります。外貨を受け取った輸出企業は外貨を日本円に両替し、本国へ送金します。

 そして、両替を持ち込まれた銀行は外貨を多く保有することとなり、その結果として外国為替市場においてカバーという外貨の調整を行う必要性が起こるのです。このカバーの外貨売り/円買いが多く増えるほど円高が進行する理由となります。

 また、一般消費者はどうなるかというと、円高差益の還元があれば、ものを安く買えることになります。また、海外旅行に安く行けることになります。

 という説明ですが、要は、輸出が増えると受け取った外貨を日本円に両替する量が増えるので、円高になるというものです。

 「なるほど」とも思うのですが、もともと日本は輸出(加工貿易という)で食べてきた国で、変動相場制に移ってからも、その状況は変わっていないと思います。

 最近の円高は、輸出が大幅に伸びたということなのでしょうか?リーマンショックでドルの信認が揺らいだ影響ではないかと思うのですが、いかがでしょうか?

 また、円高になる理由②として「海外投資家と円との関係」をあげ、次のように説明しています。

 外国人の投資家が日本で投資を行おうとするには、ドルなどの外貨を円に両替しなくてはなりません。

 海外の投資家は、為替レートの水準が自国の通貨の価値が高く、円の価値が安い水準にあることから、株価や土地の値段が安くなっている時により日本市場に関心を持ちます。

 主に海外のヘッジファンドによって行われていますが、彼らは低金利国の通貨で投資資金を調達し、それを高いリターンが期待できる国で運用するということをしています。

 日本の財務省も、為替レートの水準が円安になると海外の投資家の目が日本に向くのを知っています。従って株価が低迷を始めると円安誘導を行い海外の投資家の関心を引くのです。

 ということですが、この説明、何が言いたいのか理解できますか?

 ドルが高い(例125円/1ドル)時に金利が安い日本で資金を調達し、それを使って高いリターンが期待できる国に投資をしている。日本以外に投資をする場合には、ドルなどに両替がするする必要があり、この時に円が売られるので、「円高になる」ということでは説明がつきませんね。ドルの需要が増えるのですから円安になるはずです。

 ここの説明は、海外の投資家は、金利が低い日本以外の国で資金を調達して、日本の株式や土地が安いときに投資をしている。この時、円に両替する必要があることから円の需要が膨らんで「円高」になる、ということではないでしょうか?ということは、株式や土地の値段が上がって、日本から撤退する場合には「円安・ドル高」になるということでしょうか?

 でも、この二つの理由で現在の「円高」を説明できるのでしょうか?

 ところで、小生の下司の勘ぐりは、こうです。

 海外の投資家は、為替相場の操作で大儲けをしようとしているのではないか、というものです。

 例えば、円が120円くらいの水準の時に円を大量に仕入れておいて、その後、円が大幅に高くなるように誘導するのです。

 1ドル120円だったものが90円になれば、33%も儲かることになります。

 そんな単純なことない!だいたい、どのように円高に誘導するのか!といわれそうですが、ここで、先ほどの円高になる理由②が生きてくるのではないでしょうか?

 大儲けした後は、円安になりますので、ここで、またまた円を仕入れておくのです。

 そして、次の円高を誘導する、というのはどうでしょうか。

 そんなことは、ありえない!かもしれません。専門家の中には、近々1ドルが80円になる(世界経済2番底)という人もいます。

 まぁ、世界経済が落ち込むと、なぜ円高になるのかを含めて為替相場のことがよく分からないというのが正直なところですが、世界の膨大な投資資金が私たちの生活にも大きく影響していることだけは、確かなようです。