mugifumi日誌

海外旅行の体験のほか園芸、料理などの生活雑感を思いつくままに綴っています。

ルーマニアのモルドヴィツァ修道院

2017年03月19日 | 旅行記

 先日、政府観光局のHPからモルドヴィツァ修道院の歴史などを記事にしましたが、今日はその続きをお伝えします。

 この修道院に対する小生の感想は、「祭壇とイコノシスタスも素晴らしいが、反対側の壁に描かれた大きな絵が美しい!」というものです。
 これは、もしかしたら、拝廊(教会堂を入ってすぐの間)の内壁にある「聖母の祈り」や、入り口の上に絵がかれている「聖母のやさしさ」のこともかもしれません。

 <モルドヴィツァ修道院の入口>


 <門手前にある黄色く色づいた樹木>


 天気はご覧のように小雨が降る天気でしたが、入口の右側にある樹木が見事に黄葉していました。その美しさに見とれて修道院のことを忘れてしまいそうですが、まず、修道院全体の写真をご覧いただきましょう。

 <モルドヴィツァ修道院>


 <同じく修道院>


 <見張り塔?>


 これらの写真は、いずれも修道院の入口から撮影したものですが、「見張り塔?」とコメントしたものは、入口の右方、奥に見える建物です。また、左奥に進んでいきますと、
修道院の円錐角の建物が右側に見えてきます。(<同じく修道院>とメモした写真)

 この左奥(南側)には、教会堂の入口があり、玄関廊といわれていますが、とても保存状態がよく、彩鮮やかな美しい絵が私たちを待っていました。
 また、中の絵は、それ以上に素晴らしいもので、まさに感動ものの絵でした。

 <彩り豊かな入口>


 次に、下の写真は、エフレンという司教の命令で1612年に建てられたルーマニア語で土小屋(clisarnita)と呼ばれる2階建ての建物です。

 <併設されている博物館>


 この建物は、修道士の住居と細密画の教室、また、美術品の倉庫としての機能を備えていたそうで、現在は博物館となっています。
 17~18世紀の貴重書のほか、モザイク美術やロシアの女帝エカテリーナの銀彫刻などを所蔵しています。(政府観光局HP)
 私たちは、残念ながら入場しませんでした。

 続いて、この修道院の特徴となっている「コンスタンティノープルがペルシャ人に包囲された」という歴史的な場面を描いた場面(626年)を描いた外壁の絵をご覧いただきましょう。

 <コンスタンティノープルの包囲の場面>


 次の写真も同じところを撮影したものですが、「バラ」を意識しすぎて肝心な壁画がボケてしまいました。

 <同じくコンスタンティノープルの包囲>


 写真の出来が悪いのはご勘弁いただいて、この壁の絵は、626年の「コンスタンティノープルの包囲の場面」のはずですが、1453年にコンスタンティノープルが異教徒のトルコ人に征服されたことを意識して描いているのでしょうか?負けているペルシャ人がトルコ人になっているというのです。

 さて、この修道院を12時20分に「サヨナラ」して、次の訪問地「スチェィツァ修道院」に向かいました。
 でも、その前にモルドヴィツァの「PENSIUNEA VALCAN」というレストランで昼食をいただきました。

 <レストランか見えた周辺の光景>


 <レストラン入口の看板>


 <伝統的ハンバーグポテト添え>


 <季節のフルーツ>


 <デザートのケーキ>


 このほかにラダウチ風というスープがあったのですが、生憎、撮影していませんでした。
 味は、辛口の評価が多い小生には珍しく、4品とも「うまい!」と感じました。
 このレストランでゆったり時間を過ごしてからスチェィツァ修道院に向かいましたが、途中、うっすらと雪が残るチャムルナという峠を越えるのですが、ここでトイレタイムでしたが、辺りは霧に包まれ、また、建物に氷柱が下がるような寒いけれど幻想的な光景を目にすることができました。

 <手には鉄砲?>


 <霧に包まれたチャムルナ峠>


 <幻想的ですね!>


 <冷たい氷柱>


 10月下旬ですからルーマニアでは「当たり前?!」かも知れませんが、幻想的な雰囲気でしたね。
 目的地のスチェィツァ修道院は、この峠から30分弱の距離だそうです。


 そのスチェィツァ修道院については、この次にお話ししたいと思います。
 本日は、これにて失礼します。